小・中・高・塾に共通
英語教育の用語集
英語の授業で出てくる用語を、辞典の定義で終わらせずに解説します。1語ごとに、ひとことの定義、出どころ(学習指導要領や研修ガイドブック)、授業での実際の使い方(何分・手順・先生が言う言葉)、よくある誤解と隣の用語との違い、小学校・中学校・高校・塾での違い、そしてその用語が出てくる当サイトの実物の教材へのリンクを置いています。教育実習生・新任の先生・塾の講師の方が、用語で止まらずに授業に戻れる形にしました。用語は順に足していきます。
110語(最終更新 2026-09-13)
見出し語・読み・英語・ひとことの定義から探します。全110語。ひらがなでも英語でも当たります。
新しく足した用語
活動と指導法68語
授業の型・指導法14
帯活動
おびかつどう・routine activity
授業の決まった時間帯(多くは最初の5分)に、毎時間同じ型で続ける短い活動。既習事項の定着と技能の積み上げがねらい。
ラウンド制
らうんどせい・round system
教科書を1年に4〜5周(ラウンド)し、周ごとに活動の種類(聞く→音読→穴埋め→語り直し→書く)を変えていく指導法。
オーラルイントロダクション
oral introduction
教科書を開く前に、先生が本文の内容や新出の文法を英語で話して聞かせる導入。既習の表現で話し、新出の形を3回以上入れる。
授業のユニバーサルデザイン(UD)
ゆにばーさるでざいん・universal design for learning
特定の生徒への配慮を、最初から全員に分かりやすい授業の設計として組み込む考え方。見通し・視覚化・焦点化が柱。
スキャフォールディング(足場かけ)
scaffolding
生徒が1人ではまだできない課題に取り組めるように一時的な支援(手がかり・型・例)を与え、できるにつれて外していく指導。
インプットとアウトプット
いんぷっと・input / output
インプットは英語を聞く・読むこと、アウトプットは話す・書くこと。理解できるインプットが土台で、アウトプットが気づきと定着を促す。
パターンプラクティス
pattern practice
同じ文型の一部(主語・目的語・時制)を入れ替えながら口で繰り返し、形を体に入れる練習。言語活動の前段。
アイスブレイク
icebreaker
授業や年度の初めに、緊張をほぐして話しやすい空気を作る短い活動。関係づくりが目的で、毎時間続ける帯活動とは違う。
学習方略(ラーニング・ストラテジー)
がくしゅうほうりゃく・learning strategies
英語を覚えたり使ったりするために学習者が自分で使う方法。記憶・認知・補償・メタ認知・情意・社会的の6種に分けられる。
机間指導
きかんしどう・monitoring (walking among the desks)
活動中に教師が机のあいだを歩き、生徒の様子を見て、声をかけ、拾ったものを全体に戻す指導。机間巡視より「指導」に重心がある。
教材研究
きょうざいけんきゅう・lesson preparation through material study
授業で使う教科書や教材を教える側の目で読み込み、何をどう扱うかを決める準備。英語では本文・生徒・活動の3層で見る。
PPP(提示・練習・産出)
ぴーぴーぴー・Presentation, Practice, Production
英語の授業を、新しい言語材料の提示(Presentation)・練習(Practice)・産出(Production)の3段階で組む授業の型。
自由進度学習
じゆうしんどがくしゅう・self-paced learning
単元の一部または全部で、生徒が自分の計画で学習を進め、教師は一斉の説明ではなく個別の支援に回る学び方。
反転授業
はんてんじゅぎょう・flipped classroom
教室でしていた説明(講義)を動画などで家庭に回し、教室の時間を練習・活動・個別の支援に使う授業の形。英語では文法の説明を家で、教室では使う活動に。
教授法と理論17
英語教授法(メソッド)の一覧と系譜
えいごきょうじゅほう・English language teaching methods
英語をどう教えるかの体系的な考え方と手順。GTM・DM・ALM・TPR・CLT・TBLT・CLILなど150年の系譜があり、今の授業は場面で使い分ける折衷。
文法訳読法(GTM)
ぶんぽうやくどくほう・Grammar-Translation Method (GTM)
文法規則の説明と、英文を日本語に訳す作業を中心にした教授法。読解の正確さは育つが、音声と即興のやり取りが育たない。
ダイレクト・メソッド(直接教授法・DM)
Direct Method (DM)
母語に訳さず、目標言語だけを使い、実物・動作・絵で意味を直接結びつけて教える教授法。19世紀末に文法訳読法への反発から生まれた。
オーラル・メソッド(パーマー)とオーラル・アプローチ(フリーズ)
Oral Method (Palmer) / Oral Approach (Fries)
オーラル・メソッドは1922年来日のパーマーが日本向けに整えた「口頭練習を先に」の教授法。オーラル・アプローチは1950年代のフリーズの文型練習中心の教授法。
オーディオリンガル・メソッド(ALM)
Audio-Lingual Method (ALM)
模倣と反復のドリル(パターンプラクティス)で文の型を口に定着させる教授法。1950年代のアメリカ発。今は練習の段階の道具として残っている。
TPR(全身反応教授法)
てぃーぴーあーる・Total Physical Response
先生の英語の指示を聞いて、生徒が体を動かして応じることで英語を理解していく教授法。話す前に「聞いて分かる」を先に作る。
サイレント・ウェイ
Silent Way
教師ができるだけ話さず、色つきの棒(ロッド)と色分けした発音のチャートで、学習者に規則と発音を自分で発見させる教授法。1960〜70年代のガテーニョ。
サジェストペディア
Suggestopedia
リラックスした環境と暗示の力で学習の壁を下げ、音楽を流しながら教材を聞かせるなどして語彙と表現を吸収させようとする教授法。1970年代のロザノフ。
CLL(コミュニティ・ランゲージ・ラーニング)
しーえるえる・Community Language Learning (CLL)
カウンセリングの考え方を語学に持ち込んだ教授法。学習者が言いたいことを母語で言い、教師が目標言語に直して伝え、学習者が言って録音する。1970年代のカラン。
インプット仮説(i+1)とアウトプット仮説・インタラクション仮説
いんぷっとかせつ・Input Hypothesis (i+1), Output Hypothesis, Interaction Hypothesis
クラッシェンの「今の力より少し上(i+1)の理解できるインプットで言語は習得される」という仮説。対になるのがアウトプット仮説とインタラクション仮説。
ナチュラル・アプローチ
Natural Approach
理解できるインプットを大量に与え、話すことを強制せず、誤りを直しすぎず、不安の低い教室で言語を習得させる教授法。1983年のクラッシェンとテレル。
コミュニカティブ・アプローチ(CLT)
Communicative Language Teaching
文法の正確さより、実際の場面で英語を使って意味を伝え合えることを目標に置く教授法。現行の学習指導要領の土台にある考え方。
タスク(タスク中心の言語教育・TBLT)
task / Task-Based Language Teaching
英語の授業で、意味のやり取りを通して何かを成し遂げる課題。それを中心に授業を組む考え方がタスク中心の言語教育(TBLT)。
フォーカス・オン・フォーム
Focus on Form (FonF)
意味のやり取りを中心にした活動の中で、必要なときに生徒の注意を文法の形に向けさせる指導の考え方。文法項目を順に教える指導とは区別される。
語彙アプローチ(レキシカル・アプローチ)
ごいあぷろーち・Lexical Approach
言語は文法に単語を当てはめたものではなく、チャンク(定型表現やコロケーションのかたまり)の集まりだと考え、チャンクを覚えて使わせる教授法。1993年のルイス。
CLIL(クリル)
くりる・Content and Language Integrated Learning
教科の内容(環境・歴史・科学など)を英語で学びながら英語も身につける指導法。内容・言語・思考・協学の4つのCで組む。
イマージョン教育
いまーじょんきょういく・immersion education
算数や理科などの教科を英語で学ぶことで、言語に浸るように身につける教育。カナダのフランス語教育が出どころ。
話す・やり取り10
スモールトーク(Small Talk)
Small Talk
小学校の外国語科の教材で設定された帯活動。既習の表現を使って、指導者の話を聞いたりペアで伝え合ったりする1〜2分程度のやり取り。
リテリング
retelling
読んだり聞いたりした英文の内容を、本文を見ずに自分の言葉で語り直す活動。音読の先にある「話すこと[発表]」の言語活動。
ペアワーク・グループワーク
pair work / group work
2人(ペア)または3〜4人(グループ)で行う活動。英語の授業では、全員が同時に英語を使う時間を作る基本の形。
ジグソー法
じぐそーほう・jigsaw
教材を部分に分けて班の1人ずつが担当し、同じ担当どうしで理解してから元の班に戻って教え合う協同学習。全員に「話す必然」ができる。
インフォメーションギャップ
information gap
ペアの片方だけが知っている情報の差を作り、それを埋めるために英語でやり取りさせる仕組み。「聞く必然」の作り方。
即興のやり取り
そっきょうのやりとり・spontaneous interaction
事前に原稿を用意せず、その場で相手の言葉に応じて英語で伝え合うこと。中学校の学習指導要領が「話すこと[やり取り]」で求める力。
中間指導
ちゅうかんしどう・mid-activity feedback
ペアやグループの言語活動を途中で止め、よかった言い方や続け方を全体に紹介してから再開する1〜2分の指導。
リキャスト
recast
生徒の誤りを含む発話を、会話の流れを止めずに正しい形で言い直して返す訂正の方法。誤りの訂正フィードバックの1つ。
ロールプレイとスキット
ろーるぷれい・role play / skit
ロールプレイは役を決めてその場面で英語を使う活動、スキットは台本のある短い寸劇。台本あり→なしの順で即興に近づける。
ディベートとディスカッション
でぃべーと・debate / discussion
ディベートは賛成と反対に分かれて主張と反論を述べ勝敗を判定する活動、ディスカッションは勝敗を決めずに意見を出し合う活動。
聞く・音声10
ディクトグロス
dictogloss
短い英文を通常の速さで2回聞いてキーワードだけメモし、班で協力して元の文章を復元する活動。文法の気づきを起こす。
シャドーイング
shadowing
英語の音声を聞きながら、影のように少し遅れて同じ音声を声に出す練習。音の聞き取りとリズムの両方を鍛える。
フォニックス
phonics
英語の文字(つづり)と音の関係を規則として教える方法。文字の名前(エー)と音(ア)を分けて教えるのが出発点。
チャンツ
chants
一定のリズム(拍)に乗せて、英語の語句や文を繰り返し声に出す活動。歌と違いメロディがなく、話すときのリズムと強勢が残る。
ディクテーション
dictation
英語の音声を聞いて、聞こえたとおりに一語一句を書き取る練習。聞き取れなかった箇所が紙に残り、つまずきが見える。
オーバーラッピングとリピーティング
おーばーらっぴんぐ・overlapping / repeating
オーバーラッピングは音声に重ねて文字を見ながら読む練習、リピーティングは音声を止めて聞いたあとに繰り返す練習。音読の段の2つ。
発音記号
はつおんきごう・phonetic symbols (IPA)
英語の音を1つの記号で1つの音として表す文字(国際音声記号・IPA)。辞書や教科書の新出語に音を示すために使われる。
強勢・リズム・イントネーション
きょうせい・stress, rhythm, intonation (prosody)
強勢は強く長く読む部分、リズムは強勢が一定の間隔で来る拍、イントネーションは文末の上げ下げ。学習指導要領の音声の指導事項。
リンキング(音のつながり)
linking / connected speech
語と語がつながって1つの音のまとまりとして発音される現象(an apple=アナポー)。学習指導要領の「語と語の連結による音の変化」。
ミニマルペア
minimal pair
1つの音だけが違って意味が変わる2つの語の組(right と light、ship と sheep)。聞き分けと発音の練習の単位。
読む・語彙10
音読のバリエーション
おんどく・reading aloud
リピート・オーバーラッピング・シャドーイング・穴あき・役割・タイム音読など、目的の違う音読の種類を使い分けること。
サイトトランスレーション
sight translation
英文を意味のまとまりごとに区切り、前から順に日本語にしていく練習。返り読みをやめて読む速さを上げる。
スラッシュリーディング
slash reading / chunk reading
英文の意味のまとまりの切れ目にスラッシュを入れて、前から順に読んでいく読み方。返り読みをやめる最初の一歩。
多読
たどく・extensive reading
辞書を引かずに読めるやさしい英語の本を、たくさん・楽しく読むことで英語の力を伸ばす読み方と、その指導。精読の対語。
発問(事実発問・推論発問・評価発問)
はつもん・questioning
先生が生徒の思考を動かすために投げる問い。英語の読解では、事実発問→推論発問→評価発問の3種を順に使う。
リード・アンド・ルックアップ
Read and Look Up
英文を1文だけ黙読して覚え、顔を上げて相手の目を見て言う練習。音読と「何も見ずに話す」のあいだの段。
サイトワード
sight words
the・of・was のように、つづりの規則では読めないか、頻度が高すぎて丸ごと覚えるべき語。見た瞬間に読めるようにする。
単語テスト(語彙テスト)
たんごてすと・vocabulary quiz
英語の語彙(単語・熟語)を覚えているかを確かめる小テスト。出題の形で測る力が変わる(つづり・意味・使い方・音)。
チャンク
chunk (lexical chunk)
英語の「意味のかたまり」。語彙では句や定型表現のまとまり、読むときは文を意味の切れ目で区切ったまとまりを指す。
精読と速読
せいどくとそくどく・intensive reading and rapid reading
精読は1文の構造を正確に取って読むこと、速読は時間を測って意味を取りながら速く読むこと。授業では精読15分・速読5分の型で分ける。
書く・文法2
教室のことばと道具5
ティーチャートーク
teacher talk
先生が生徒に向けて話す英語。速さ・語彙・文の長さ・繰り返し・身ぶりを生徒の理解に合わせて調整した話し方。
クラスルームイングリッシュ
classroom English
授業の進行・指示・ほめ言葉・確認など、英語の授業で毎時間繰り返し使う決まり文句の英語。先生側と生徒側の両方がある。
オールイングリッシュ
all English
英語の授業を英語で進めること。学習指導要領の「授業は英語で行うことを基本とする」の現場での呼び名。日本語を禁じる方針ではない。
絵カード(ピクチャーカード・フラッシュカード)
えかーど・picture cards / flashcards
語や表現を絵で示したカード。文字を見せずに意味と音を結びつける道具で、素早く見せる使い方をフラッシュカードと呼ぶ。
板書計画
ばんしょけいかく・board plan
1時間の授業で黒板に何をどの位置に書き、何を消さずに残すかを、授業の前に決めておく計画。指導案に添える。
評価20語
観点と規準7
評価規準と評価基準
ひょうかきじゅん・criteria / standards
評価規準は「何を評価するか」(目標に照らした生徒の姿)、評価基準は「どの程度できればA・B・Cか」(段階)。
観点別評価
かんてんべつひょうか・criterion-referenced assessment by three viewpoints
学習の状況を「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点でA・B・Cに評価し、評定に総括する仕組み。
主体的に学習に取り組む態度
しゅたいてきにがくしゅうにとりくむたいど・attitude toward learning
観点別評価の3観点の1つ。粘り強く取り組む側面と、自らの学習を調整しようとする側面の2つで見取る。挙手や提出の回数ではない。
指導と評価の一体化
しどうとひょうかのいったいか・integration of instruction and assessment
評価を成績づけだけに使うのではなく、目標に照らして生徒の状況を見取り、その結果を次の指導に生かす考え方。
形成的評価と総括的評価
けいせいてきひょうか・formative / summative assessment
形成的評価は学習の途中で状況をつかんで次の指導に生かす評価、総括的評価は単元や学期の終わりに到達の度合いをまとめる評価。
逆向き設計(バックワードデザイン)
ぎゃくむきせっけい・backward design
単元を「終わりに何ができるか」と「それをどう確かめるか」から先に決め、そこから授業を組む設計の考え方。
テストの妥当性と信頼性
だとうせい・validity / reliability
妥当性はテストが測りたい力を本当に測れているか、信頼性は同じ条件なら同じ結果が出るか(採点者や問題でぶれないか)。
テストと課題7
パフォーマンステスト
performance test
スピーチ・やり取り・音読・ライティングなどの実技を、課題(タスク)とルーブリックで評価するテスト。話すこと・書くことの評価の中心。
ルーブリック
rubric
評価の観点(何を見るか)と達成の段階(どこまでできればA・B・Cか)を表にした評価基準表。パフォーマンス評価と対で使う。
ポートフォリオ評価
ぽーとふぉりおひょうか・portfolio assessment
英作文・録音・振り返り・小テストの推移など、学習の過程で生まれたものをためて、積み重ねで成長を見取る評価。
自己評価と相互評価
じこひょうか・self-assessment / peer assessment
自己評価は生徒が自分の学習を評価する活動、相互評価は生徒どうしが互いを評価する活動。どちらも学習活動で、先生の評価そのものではない。
振り返り(リフレクション)
ふりかえり・reflection
授業や単元の終わりに、生徒が自分の学習を見直して言葉にする活動。「できたこと・次に直すこと」の1行が型。
英検(実用英語技能検定)とCSEスコア
えいけん・EIKEN / CSE score
英検は日本英語検定協会の資格試験(5級〜1級)。CSEスコアは級とは別に4技能の力を数値で示す共通の物差し。
外部検定試験(英語資格・検定試験)
がいぶけんていしけん・external English proficiency tests
学校の外の団体が実施する英語の資格・検定試験(英検・GTEC・TEAP・TOEFL・IELTSなど)。入試で出願資格・加点・みなし満点に使われる。
記録と評定6
CAN-DOリスト
きゃんどぅーりすと・CAN-DO list
英語の学習到達目標を「〜することができる」の形で、領域ごと・学年ごとに並べた一覧。生徒と目標を共有する道具。
CEFR(セファール)
せふぁーる・Common European Framework of Reference for Languages
外国語の運用能力をA1〜C2の6段階で示す共通の枠組み。日本の目標は中学卒業でA1相当、高校卒業でA2相当以上。
評定
ひょうてい・grade (overall rating)
観点別評価(A・B・C)を学期末や学年末に総括して、中学校なら5段階、小学校なら3段階の数字で示したもの。評価の結果の総括。
指導要録
しどうようろく・cumulative guidance record
学校教育法施行規則で作成が定められた、児童生徒の学籍と指導の記録。通知表は保護者向けの任意の書類で、指導要録が公簿。
所見(通知表・指導要録の所見)
しょけん・teacher's comments
通知表や指導要録に、児童生徒の学習の様子や成長を文章で書いた欄。数字では伝わらない「何ができるようになったか」を伝える。
絶対評価と相対評価
ぜったいひょうかとそうたいひょうか・criterion-referenced and norm-referenced assessment
絶対評価は目標(評価規準)に照らして一人ひとりを評価すること、相対評価は集団の中の位置で評価すること。今の学校の評定は前者。
制度とことば22語
学習指導要領のことば11
言語活動
げんごかつどう・communicative language activity
学習指導要領で、実際に英語を使って互いの考えや気持ちを伝え合う活動を指す語。文法の練習(言語材料の練習)とは区別される。
既習表現
きしゅうひょうげん・previously learned expressions
生徒がそれまでの授業で学んだ語句や文の形。帯活動や Small Talk は既習表現で行い、新出の表現は混ぜないのが原則。
学習指導要領(外国語・外国語活動)
がくしゅうしどうようりょう・Course of Study
文部科学省が定める、各教科で何をどこまで教えるかの基準。英語は小学校(外国語活動・外国語)・中学校・高校の順に目標と内容がある。
4技能5領域
よんぎのうごりょういき・four skills, five areas
英語の力を「聞く・読む・話す[やり取り]・話す[発表]・書く」の5領域で示す、現行の学習指導要領の枠組み。4技能の「話す」が2つに分かれた。
主体的・対話的で深い学び
しゅたいてきたいわてきでふかいまなび・proactive, interactive, and deep learning
現行の学習指導要領が授業改善の視点として示した3つの学び。アクティブ・ラーニングの考え方を言い直したもので、方法ではなく視点。
外国語活動と外国語科
がいこくごかつどう・Foreign Language Activities / Foreign Language (subject)
外国語活動は小3・4の「聞く・話すに慣れ親しむ」領域、外国語科は小5・6の教科としての英語。時数・教科書・評価・扱う技能が違う。
目的・場面・状況
もくてき・purpose, situation, and context
言語活動に学習指導要領が求める設定。何のために(目的)・どこで誰と(場面)・どんな事情で(状況)英語を使うのか。
外国語の見方・考え方
みかたかんがえかた・perspectives and ways of thinking in foreign languages
学習指導要領が示す外国語ならではの見方・考え方。目的や場面、状況に応じて情報を整理しながら考えを形成し、再構築すること。
アクティブ・ラーニング
active learning
教員の講義を受け身で聞くのではなく、学習者が能動的に参加する学習の総称。学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」に言い換えられた。
論理・表現と英語コミュニケーション(高校の科目)
ろんりひょうげんとえいごこみゅにけーしょん・Logic and Expression / English Communication (senior high school subjects)
2022年度入学生からの高校の英語の科目。英語コミュニケーションは5領域の総合、論理・表現は話すこと(やり取り・発表)と書くことを論理の順で行う科目。
個別最適な学びと協働的な学び
こべつさいてきなまなびときょうどうてきなまなび・personalized learning and collaborative learning
個別最適な学びは、指導の個別化と学習の個性化を学習者の側から言い直した語。協働的な学びは仲間と関わって学ぶこと。2つを一体的に充実させる。
学校と制度11
ALT・JTE・TT
えーえるてぃー・ALT / JTE / team teaching
ALTは外国語指導助手、JTEは日本人の英語教師、TTはティームティーチング(2人で行う授業)。小学校ではHRT(担任)も加わる。
検定教科書と単元
けんていきょうかしょ・authorized textbooks
文部科学省の検定を経て発行され、学校で使う教科書。中学英語は6社で、単元の順や文法の配当が会社ごとに違う。
小中接続
しょうちゅうせつぞく・elementary-to-junior-high articulation
小学校の外国語(音声で慣れ親しむ)と中学校の外国語(文字と文法)のあいだの段差を、双方の指導でなだらかにする考え方。
デジタル教科書
でじたるきょうかしょ・digital textbook
紙の検定教科書と同じ内容を電子化した教材。児童生徒が端末で使う学習者用と、先生が提示に使う指導者用がある。英語は2024年度から本格導入。
学習指導案(指導案・略案・細案)
がくしゅうしどうあん・lesson plan
単元の目標・評価規準・指導計画と、本時の展開を書いた授業の設計書。略案は本時の展開だけ、細案は単元全体から本時まで。
研究授業
けんきゅうじゅぎょう・research lesson / lesson study
校内研修や教育実習・研究会で、同僚や指導者に授業を見てもらい、協議会で検討する授業。日本の授業研究の中心の形。
GIGAスクール構想と1人1台端末
ぎがすくーるこうそう・GIGA School Program
2019年に文科省が始めた、小中学校の児童生徒に1人1台の端末と高速ネットワークを整備する施策。英語では音声・録音・共有に効く。
合理的配慮
ごうりてきはいりょ・reasonable accommodation
障害のある児童生徒が同じように学べるよう、本人や保護者の申し出をもとに学校が個別に行う調整。法律上の義務。
年間指導計画
ねんかんしどうけいかく・annual teaching plan
1年間の授業で、どの単元をいつ、何時間で扱い、どこで評価するかを月ごとに並べた計画。教科書会社の案にテスト・行事を書き足して自校のものにする。
単元計画
たんげんけいかく・unit plan
教科書の1単元を何時間で、各時間に何をねらい、どの活動をして、どこで評価するかを表にした計画。ゴールの言語活動から逆算して作る。
習熟度別指導(少人数指導)
しゅうじゅくどべつしどう・ability grouping / small-group instruction
学級を解体して、生徒の理解の度合いに応じた少人数のコースに分けて授業をする指導の形。目標と内容は同じにし、支援の量を変える。