小学校外国語の評価と所見
英語の授業でいちばん困るのは、じつは授業そのものより評価です。 小・中学校の教員196名(うち小学校相当137名)への調査でも、英語の授業で困っていることの最多は評価方法でした(NPO法人 教育改革2020「共育の杜」・2025年7〜8月実施、困りごとがある教員のうち59.9%)。 テストの点が無いところで、3観点をどう見取り、どう記録し、どう所見の文にするのか。 このページは、その流れを年間の順番どおりに整理したものです。 手順は国立教育政策研究所「指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料」(令和2年3月)に沿っています。
評価は、この4つの段でできています
- 1年度はじめ
1年で何ができればよいかを決める
領域ごとの到達目標(can-do)を先に置きます。ここが決まっていないと、単元ごとの物差しがばらつきます。
学習到達目標(can-doリスト)の作り方 - 2単元のはじめ
単元の評価規準と、記録に残す時間を決める
国立教育政策研究所の文型に単元のことばを入れて3観点ぶん作り、8時間のどこで記録するかを2〜3回だけ決めます。
評価規準の作り方 - 3単元の終わり
パフォーマンステストで話す力を見る
1人1分×35人で45分に収める運用と、待っている子の仕事をセットで決めておきます。ルーブリックはa・b・cの3段です。
パフォーマンステストの回し方 - 4学期末
見取ったことを所見の文にする
活動名・できるようになったこと・その子の姿の3つで組み立てます。単元ごとに記録が残っていれば、ここは選ぶ作業になります。
所見の書き方
4つの段は、後ろから見ると1本につながっています。所見が書けないのは文章力の問題ではなく、 その学期に「何を・いつ・どう記録するか」を決めていなかったからであることがほとんどです。 先に2段目を決めておくと、学期末は選ぶだけの作業になります。
評価と所見のガイド
読んだあと、そのまま使えるもの
評価の話は、実物が無いと最後まで進みません。ここにある教材はすべて無料PDFで、登録も不要です。
クラス全員分を書く日は、しょけんビルダーへ
文例を読む段階から「組み立てる」段階に移ると、作業はぐっと速くなります。 学年と単元を選び、観点ごとの文例をクリックしてつなぐと、目標文字数のカウンタつきで1人分ができあがります。 1単元ぶんの組み立てとコピーは無料です。児童の名前は入力しない設計なので、個人情報はサイトに残りません。 授業そのもの(単元パックのPDF)は、これまでどおり全部無料です。