教えて終わりに、しない。
文法を、表現までつなぐ。
高校英語の授業プリント。
文法の見取り図から、定着ドリル、自分のことを書いて話す表現ワーク、10分小テストまで——1つの文法を「使えるようになる」ところまで運ぶ4点チェーン。論理・表現の授業にそのまま、英語コミュニケーションの帯にもそのまま。準備は、印刷だけ。
1つの文法を、4枚で「使える」まで運ぶ
解説プリントを配って終わり——になりがちな文法の授業を、「書く・話す」まで届く設計にしました。学習指導要領が言うとおり、文法はコミュニケーションを支えるもの。だから最後の1枚は必ず、生徒が自分のことを表現する紙です。
見取り図プリント(帯別4版)
例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です
定着ドリル(3難易度)
基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版
表現ワーク(3難易度)
基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ
10分小テスト(3難易度)
24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い
問題集と、何がちがうのか
生徒はもう問題集を持っています。だからここでは、問題集と同じものは作りません。参考書は「個人で解いて答え合わせする」道具——ここの紙は「教室で対話が起こり、判断と説明を要求する」道具です。
誤答が教材になる
エラー診療所——生徒の実答案タイプの誤りを診断し、直し、理由を言わせる。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
答えがひとつじゃない問題
複数解の比較検討——どちらも正解の英訳を並べて、違いを説明させる。採点者の目を育てる、市販に存在しない問い方です。
「どの形を使うか」の判断
使い分け判断——正しい形を書くのではなく、この文脈でどの形を選ぶか+なぜ。文法を話し手の判断として扱います。
教室で対話が起こる台本
ペアの問答・どちら派の挙手・ミニディベートの進行まで印字済み。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
学校の帯に合わせて選べます
同じ「高校英語」でも、求められている授業は学校でまるで違う——だから英語教材ラボ高校版は、4つの帯それぞれの授業の姿から逆算して作っています。ドリル・表現ワーク・小テストは基礎/標準/発展の3つの版。見取り図プリントと指導案は、帯ごとの4版——「どこまで見せるか」と「どう授業を組むか」が帯で変わるからです。
VISTA・All Aboard!・COMET など
中学範囲の学び直しが主戦場。宿題を前提にできないので1コマ完結・スモールステップ・「できた」の成功体験を仕組みで作る。アルファベットから怪しい生徒も前提に
使う教材: 中学版の教材(全点無料)+高校版の基礎版
Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など
基礎の反復と、型があれば動くペア活動。進路は推薦・専門学校が中心で評定=定期テストの比重が大きい。英検準2〜2級の検定対策の受け皿も
使う教材: 基礎版が主役・届くクラスは標準版
MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など
4技能バランスと共通テスト対応(速読・リスニング)。パフォーマンステストと論理・表現のライティング指導がいちばん活発な帯
使う教材: 標準版が主役・伸ばす場面で発展版
CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など
記述・エッセイ・ディベートの知的負荷。国公立二次の和文英訳・自由英作文へ接続する。授業を英語で回す比率も、解説の正確さへの目も、いちばん高い帯
使う教材: 発展版+自由英作の拡張(相互添削・加点式)
帯別の指導案は、単元の目標・評価規準(3観点)・単元計画・本時の展開・板書計画・つまずきの手立てまで入ったA4の2枚——研究授業や初任者研修にそのまま出せる形で作っています。評価規準の到達点も帯で変えてあります(同じ規準を4帯で使い回すと、評定のほうが壊れるからです)。
「学び直しから始める」クラスには、中学版の同じ文法の教材(全280本・無料)へ戻れる橋を各ユニットに用意しています。高1の最初に中学内容を整理し直すのは、学習指導要領も認める正攻法です。
着任した学校で、何が起きているか
- 偏差値の高い進学校に着任したとき——生徒が先を行っている教室で、授業に出る意味をどこに作るか
- 教育困難校に着任したとき——宿題も前時の記憶も前提にしない、1コマ完結の組み方
- 入試の英語と、使える英語力は両立するか——「英語で授業」への葛藤を、50分の配分の話としてほどく
ほかの悩みと、1年の組み方・評価・季節ごとの手引きは授業と評価のガイドにまとめています。
文法ユニット(全18・順次公開)
見取り図をすべて見る5文型の見取り図。英語の語順感覚を高校仕様に
現在・過去・未来・進行形。時・条件の副詞節まで
現在完了の整理から過去完了・未来完了へ
基本の整理から「助動詞+have+過去分詞」へ
基本の整理から群動詞・完了形の受け身へ
3用法の整理から意味上の主語・原形不定詞へ
to不定詞との使い分け。慣用表現まで
名詞修飾の整理から知覚動詞+分詞へ
2文を1文に。書き言葉の武器
原級・比較級・最上級の整理から倍数・慣用表現へ
整理から what・非制限用法・前置詞+関係代名詞へ
高校で初めて学ぶ where / when / why / how
「もしも」を動詞の形で言い分ける
名詞節・副詞節の見取り図。時制の一致まで
人のことばを伝える。直接話法と間接話法
伝えたいことを目立たせる文のわざ
日本語にない冠詞の感覚と it の用法
群動詞・慣用表現・つなぎことばまで
初見の英文、あります
定期テストの読解が教科書本文の再掲になってしまうのは、初見英文のリソースがないから。書き下ろしの初見読解ミニテスト(150〜215語・高1)を11本、長文読解ラダー(300〜450語・高2〜入試)を10本、読む長さで選べる2つの段にしてあります。どちらも3難易度パラレル・観点ラベルつきで、帯活動・小テスト・定期テストの大問にそのまま使えます。タイムを測って2回読む速読ラダーも同じページに。
「型がない」と言われがちな科目に、型の紙を
論理・表現で手が止まる原因は、たいてい英語力の前にあります——理由が2つ立っていない。だから紙の頭に「日本語で理由を2つ書く30秒」を置き、立場→理由2つ+具体→譲歩→結論の設計図と、加点式ルーブリック、40人ぶんを回す採点手順まで1枚に載せました。教科書を選びません。
パフォーマンステストは、運用で落ちる
課題とルーブリックだけでは回りません。落ちるのは決まって、40人×1分をどう1コマに収めるかと、待っている39人の仕事です。やり取りテストの運営キットには、進行表・待機中の課題・記録シート・話題の漏れ対策まで入れました。評価規準は生徒に配る面へ先に刷ってあります。
同じハブに16点あり、並びは学期の流れどおりです——4月に配る評価の説明プリントと年間の評価計画、考査前の作問の道具(観点ラベル早見表・定期テスト設計図・リスニング作問キット)、英作文の加点式ルーブリックと答案の採点例、返却後の誤答分析シート、学期の記録簿、追試の運用、評定の出し方。4月の設計から評定を出す日までが、刷って使える紙でつながります。
定期考査を、大問から組み立てる
このサイトの大問を選ぶだけで、1枚の定期考査になります。観点(知識・技能/思考・判断・表現)の配点比は選んだそばから集計され、教師用ページには「どの大問で・何を・どの場面で・どの観点で測るのか」のテスト設計表が自動で入ります。解答用紙も同時に出ます。英文をその場で作ることはしないので、並ぶのはすべて校閲済みの大問です。
中学の学び直しも、同じ場所で
英語教材ラボは中学版280本・小学校版298点の教材をすべて無料で公開しています。高1の学び直し、少人数指導、通級・支援での個別対応に、中学版の文法ドリル・小テストがそのまま使えます。
「よいまど」という名前
英語教材ラボのマークは、4枚のガラスの窓。小学校版は左上に朝の空、中学版は右上に夕方の窓あかり、そして高校版は右下に宵の空がともります。部活のあとの自習室、進路資料をひらく職員室——日が沈んでも、窓の外にはまだ色がある。その時間の授業準備を軽くするのが、よいまどの仕事です。
つくっている人
公立中学校で英語を10年教えた元教員がつくっています。高校版の教材は、学習指導要領(平成30年告示)と解説・国立教育政策研究所の評価資料・大学入学共通テストの公表資料を根拠に設計し、英文はすべてこのサイトのための書き下ろしです。現在386点(うち298点は登録なしで無料・発展版88点はPremium)。集めた教材の転載は一切ありません。