本文へスキップ
英語教材ラボ 高校版

ユニット18 前置詞

主な時期: 高1〜

群動詞・慣用表現・つなぎことばまで

中学で習ってきたこと

in / on / at などの基本

高校で新しく学ぶこと

群動詞・前置詞+動名詞/関係詞・in addition などの談話標識

教材4種(使う順に)

1

前置詞の見取り図

見取り図プリント(帯別4版)

例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です

2

前置詞 定着ドリル

定着ドリル(3難易度)

基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版

3

前置詞で伝える

表現ワーク(3難易度)

基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ

4

前置詞 10分小テスト

10分小テスト(3難易度)

24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い

どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。

見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。

学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)

同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。

学び直しから始める

偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯

VISTA・All Aboard!・COMET など

  1. 1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(場所と時のイメージ、基本の群動詞と語順)→気づきの Could you look for my key? / Could you look after my key? を全員で音読し、「頼まれているのはどっち?」で立ち止まる→in は中、on は接している、at は点を板書して確認4問
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。大問1(1)は壁に貼ってあるかを確かめるだけなので全員が手を動かせる→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) Let's meet at __ on __. の1文だけ全員完成→そのまま待ち合わせの相談へ
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(4)と大問4はこの帯の範囲外なので採点から外し、17点満点で扱う

勘どころ: 止まる原因は文法ではなく、日本語の「で」「に」が場所をひとまとめにしてしまうことです。最初の2問は「これは中? 面? 点?」を全員で声に出してから選ばせてください。イメージが決まれば前置詞は自動的に決まります。群動詞だけは別物で、そこは訳で決められないと最初にはっきり言っておくのが親切です。

基礎を固める

偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯

Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など

  1. 1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(イメージ+群動詞+前置詞のうしろの動名詞)→確認4問→ドリル基礎版の大問1・2
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問3・4→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアの待ち合わせの相談。場所と時間を必ず1回ずつ言わせると、at / in / on が体で入ります
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。この帯からは範囲がそろうので24点満点で扱える

勘どころ: この帯の勘どころは look forward to の to です。「to のうしろは原形」と中学で覚えているので、ここは必ず引っかかります。渡すのは手順を1つだけ——to のうしろに名詞を置いてみて意味が通れば前置詞。your reply を入れて言えるかどうか、その場で全員に試させてください。

実力を伸ばす

偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯

MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など

  1. 1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの見方)→確認5問→ドリル標準版の大問1・2。大問1(3)は used to + 原形で「昔は〜した」、というところで立ち止まる
  2. 2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、前置詞のうしろが名詞か -ing になっているかを相互チェックして1か所書き直す
  3. 次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「この to は前置詞か不定詞か」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる

勘どころ: この帯の勘どころは、be used to と used to を「うしろの形で見分ける」と決めてしまうことです。意味で覚えようとすると入試の場で必ず迷います。to のうしろが -ing なら慣れている、原形なら昔の習慣——この1行だけを持たせてください。

入試へ挑む

偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)

CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など

  1. 前日: 見取り図の「入試版」(つなぎことばと、群動詞の語順の使い分けまで)を配布し、確認5問まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
  2. 授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(turned off the light と turned the light off・at the station と in the station)の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
  3. 課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版

勘どころ: この帯で伸びるのは、つなぎことばで段落の流れを見せる力です。However を逆でもないところに置いた答案は、読み手を必ず迷わせます。相互添削の1手順目を「つなぎことばの前後が本当にその関係か」に絞ってあるのはそのためです。群動詞は覚える量が多い単元ですが、まず前置詞のイメージから意味を推測させ、外れたものだけを暗記に回すと負担が半分になります。

このユニットの「使う」課題

つなぎことばでパラグラフを組む。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。