高校英語の授業と評価のガイド
教材そのものは文法ユニット・論理・表現・評価とテストの各ページにあります。ここは、その教材で1年をどう組むかといつ何をするかを書いた手引きです。 紙の話しか書きません——読んだあと、そのまま刷って使えるところまでを1本にしています。
同じ「高校英語」でも、求められている授業は学校でまるで違います(検定教科書そのものが、 発行者ごとに複数のレベルへ分冊されているほどです)。進学校に着任した、 教育困難校で授業が成立しない、入試と言語活動の板挟みになっている——そういう学校ごとの事情から入る記事を、いちばん上の分類にまとめました。
学校ごとの悩み
偏差値の高い進学校に着任したとき、英語の授業をどう作るか|生徒が先を行く教室で生徒のほうが先を行っている教室では、教える順番ではなく「授業に出る意味」から設計し直すことになります。更新 2026-08-30教育困難校に着任したとき、英語の授業をどう成立させるか|1コマ完結と、宿題を前提にしない設計宿題・前時の記憶・教科書を開くこと。この3つを前提から外すと、同じ生徒でも授業が動きます。更新 2026-08-30入試の英語と、使える英語力は両立するか|「英語で授業」への葛藤の、現実的なほどき方両立できないのは理念のせいではなく、50分の取り合いだからです。線を引く場所は3つしかありません。更新 2026-08-301つの教室に、できる生徒とアルファベットが怪しい生徒がいる|同じ問いを、支援の量だけ変えて配る版を分けると評価が崩れる、は誤解です。測る力を同じにしたまま、支援の量だけを変えれば並べて読めます。更新 2026-08-30隣のクラスと、進度もテストも違う|英語科で足並みをそろえる、最小の合意3つ全部そろえるのは無理です。そろえて効くのは3つだけで、どれも1回の打ち合わせで決まります。更新 2026-08-30
授業づくり
論理・表現の1年、何をどの順でやるか|6つの型を並べる順序型を6つ覚えさせるのではなく、同じ骨を6通りの出し方で回す。1年の並べ方はここで決まります。更新 2026-08-30文法18ユニットを1年にどう割るか|週2コマの配分と、積み残しの戻し方18本を等分すると、必ず11月で詰まります。等分をやめて、先に効く6本を1学期へ寄せる。更新 2026-08-30英語コミュニケーションの50分をどう組むか|活動が消えない時間配分本文から時間を配ると、活動はいつも最後に消えます。出口の10分を先に取ってから、残りを割る。更新 2026-08-30音読を飽きさせない7つの型|並べる順序と、週2で回す帯型を7つ覚える話ではありません。同じ本文を、負荷の軽い順に3つ並べるだけで7分が埋まります。更新 2026-08-30リテリングで生徒が黙るのをやめさせる|足場の3段階と、帯5分の回し方黙るのは英語力の問題ではなく、手元に何も残っていないから。足場は外す順序を決めておく。更新 2026-08-30
評価とテスト
観点別評価、3観点をどの材料で取るか|英語の評価計画を1枚にする観点から材料を探すと必ず足りなくなります。持っている材料を先に並べて、観点を貼るほうが早い。更新 2026-08-30「主体的に学習に取り組む態度」を英語で何で見るか|証拠の残し方挙手・提出・忘れ物では取れません。取れるのは「次に何を変えるか」を自分で書けたかどうかだけ。更新 2026-08-30パフォーマンステストを40人で1コマに収める|配置・時間・記録40人を1人ずつ呼ぶと2コマ半かかります。同時に走らせて、教師は聞く相手だけを移動する。更新 2026-08-30英作文の採点をぶれさせない|部分点の刻み方と、採点例の作り方ぶれるのは基準が甘いからではなく、基準が細かすぎるから。柱を3本に減らすと、ぶれが止まります。更新 2026-08-3010分小テストを週1で回す|作る手間をゼロにする運用と、記録の残し方続かないのは作るのに時間がかかるから。作らずに済む形にすると、週1が1年続きます。更新 2026-08-30素点から評定までの実務|3観点の記録を、5段階にする手順学期末に迷うのは、決めていなかったからです。落とし方さえ4月に決まっていれば、実務は1時間で終わります。更新 2026-08-30リスニングを定期テストに入れる|設問の4型と、機器が無い教室での回し方教科書付属の音源をそのまま流すと、測っているのは本文を覚えているかどうかになります。更新 2026-08-30評価の説明は4月に1枚|学期末の「なぜこの評定か」を先に片づける学期末に来る質問のほとんどは、4月に1枚配っておけば来ません。更新 2026-08-30年間の評価計画を4月に書く|材料を月に割りつけて、学期末に探さない評価が重いのは量のせいではなく、置き場所のせいです。更新 2026-08-30
季節・時期
4月、最初の3コマで何をするか|高1の入口と、力を測るタイミング1コマ目に評価の話を20分すると、1年の空気が決まります。初日から、英語を読ませたほうがいい。更新 2026-08-309月、夏休み明けの2週間で何をするか|落ちた学力の戻し方9月は「復習週間」を作ると進度が死にます。進みながら、帯の5分だけを戻すほうが速い。更新 2026-08-30高校英語の中間考査、どう作るか|観点別に割れる問題の順序と設計図順に作ると、配点は必ず前半の語彙・文法に寄ります。設計図を先にうめるだけで、観点比率は作る前に決まります。更新 2026-08-303学期、入試と授業をどう両立するか|共通テスト後の高3と、高1・高2の締め3学期は短く、学年ごとに事情が別です。同じ設計で組もうとすると、どの学年も中途半端になります。更新 2026-08-30