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英語教材ラボ 高校版

評価とテスト

「主体的に学習に取り組む態度」を英語で何で見るか|証拠の残し方

高校英語で「主体的に学習に取り組む態度」を、挙手や提出状況ではなく学習の調整として取る手順です。振り返りの3つの問い、A・B・Cの分かれ目、学期に3回で足りる理由、書けない生徒への足場まで。振り返り欄はパフォーマンステストの記録シートにも入っています。

公開 2026-08-30・更新 2026-08-30

3観点のうち、いちばん扱いに困るのがこれです。困る理由は、多くの現場でこの観点が「まじめさ」の置き場になっているからで、まじめさは英語の学力ではないので、点にした瞬間に説明ができなくなります。

見るものは1つに絞れます。自分の学習を調整したことが、本人の書いたもので確認できるか

使ってはいけない材料

先に外すものを決めたほうが早いです。

  • 挙手の回数
  • 提出物を出したかどうか(出したか出さないかは、知識・技能や思考・判断・表現の記録の有無の話)
  • 忘れ物、私語、遅刻
  • 授業中の表情や姿勢

これらは指導の対象ではあっても、評価の材料にはなりません。外すと材料がゼロになりそうに見えますが、代わりに使えるものが1つあります。

振り返りは、3つの問いだけ

単元末(3〜4週に1回)に、5分だけ取ります。書かせるのは3行です。

  1. できるようになったこと(英語の中身で。「がんばった」は不可)
  2. まだできないこと(できれば具体的な文法・技能の名前で)
  3. 次の単元で、何をやり方として変えるか

点になるのは3つめだけです。1と2は、3を書くための助走として置いています。

「次は単語をがんばります」は0点、「小テストの前日にまとめてやると落ちるので、次は帰りの電車で3日に分けます」は満点。差は、やり方が具体的に変わっているかどうかです。

段階書かれているもの
Aできないことが具体で、やり方の変更もその原因に対応している
Bできないことが具体だが、変更が一般的(がんばる・復習する)
Cできないことが具体でない

3段階で足ります。5段階にすると、判定が書き手の文章力に寄ります。

学期に3回で足りる

毎時間の振り返りは、たまると読めません。読めないものは記録に使えないので、結局印象で付けることになります。学期に3回、単元末だけに絞る。

3回あると、変化が見えます。1回目でBだった生徒が3回目にAになっている、というのがこの観点でいちばん見たいものです。回数が1回だと、その日の調子で決まってしまいます。

書けない生徒には、選択肢を先に置く

3行が真っ白で戻ってくるクラスもあります。そのときは自由記述をやめて、2段構えにします。

  • 上段:チェックボックス(今回いちばん苦しかったのは → 単語/文の構造/音のスピード/書く量/時間の取り方)
  • 下段:上で選んだものについて、次に変えることを1文

チェックで原因を先に確定させると、下段が書けます。自由記述で真っ白になるのは、書く意欲の問題ではなく、原因を言語化する段階でつまずいているからです。

刷るもの

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、中3の英語が高1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。高校の制度・評価の記述は、高等学校学習指導要領(平成30年告示)と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、大学入学共通テストの公表問題にあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

この記事で使った紙は、すべて無料でダウンロードできます

論理・表現の設計図と運営キット、評価とテストの作問の道具。刷るだけで1コマが流れます。

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