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英語教材ラボ 高校版

評価とテスト

パフォーマンステストを40人で1コマに収める|配置・時間・記録

話す力のテストを、40人学級で1コマ(50分)に収めるための運用です。1人あたりの持ち時間の逆算、待っている生徒に何をさせるか、教室の配置、その場で付けきる記録の形、録画するかどうかの判断まで。やり取り・発表のルーブリックと記録シートは無料PDFです。

公開 2026-08-30・更新 2026-08-30

パフォーマンステストが定着しない最大の理由は、時間です。1人1分でも40人で40分、入れ替えと指示を足すと1コマでは終わらない。2コマ使うと年に何度もできず、年1回だけの行事になって、評価の材料としては使えなくなります。

解き方は1つで、全員を同時に走らせて、教師は聞く相手を移動する形にすることです。

時間を逆算する

50分から先に引くものがあります。

引くもの
手順の説明(1回目だけ長い。2回目以降は2分)−5
配置の移動−3
予備(機材・欠席・やり直し)−5
測定に使える37

37分で40人。1人あたり55秒しかありません。これを「1人ずつ順に」で回すのは不可能です。

やり取り(対話)は、ペアを同時に走らせる

やり取りのテストは、20ペアを同時に動かします。教師は聞き役ではなく、巡回して2ペアずつ聞く

  1. 全ペアが同時に開始(お題はくじ。ペアも当日くじ)
  2. 1ラウンド3分。3分ごとに相手を替えて、5ラウンド
  3. 教師は1ラウンドで4ペア(8人)の前に立ち、1ペアあたり45秒だけ聞く
  4. 5ラウンドで20ペア=40人を1回ずつ聞き終わる

聞いていない時間も生徒は話し続けているので、待ち時間がゼロになります。教師が前にいないラウンドの発話は評価しません(そこは練習の回です)。

発表は、班の中で同時に

発表(1人1分程度のスピーチ)を全体の前でやると、40分では絶対に終わりません。班(5〜6人)を8つ作り、班の中で同時に回します。

  • 各班が同時に、班内で1人ずつ発表(1人1分+交代15秒)
  • 6人班なら1周7分半。教師は1周のあいだに2班を聞き、4周で8班
  • 生徒は自分の班で6回聞くので、聞く側の学習にもなる

全体発表の価値(緊張感、全員が同じものを聞く)を残したいときは、測定は班内、代表数名だけ全体という二段にします。全体発表は評価ではなく行事として扱う。

記録は、その場で付けきる

あとで付けようとすると、必ず記憶がなくなります。3項目・3段階だけにして、聞きながら丸を付けます。

項目321
中身理由が2つあり、それぞれに具体がある理由1つ主張だけ
つなぎbecause / but / for example が使えている1つだけなし
続き30秒以上、止まらずに続いた一度止まったが戻った止まったまま

項目を4つ以上にすると、聞きながらは付けられません。3項目でも45秒では厳しいので、聞く順序を「中身 → つなぎ → 続き」と固定して、迷ったら上に付けます。

年2回、同じ形で

1回だけだと、その日の出来がすべてになります。同じ形式で年2回(1学期末と2学期末)やると、伸びが見えます。同じルーブリックを使うことが条件で、2回目に項目を増やすと比較できなくなります。

回数を増やしたい場合は、テストではなく授業の帯(リテリング)で材料を足すほうが、時間あたりの効率がよくなります。

刷るもの

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、中3の英語が高1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。高校の制度・評価の記述は、高等学校学習指導要領(平成30年告示)と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、大学入学共通テストの公表問題にあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

この記事で使った紙は、すべて無料でダウンロードできます

論理・表現の設計図と運営キット、評価とテストの作問の道具。刷るだけで1コマが流れます。

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