ユニット8 分詞
主な時期: 高1・2学期名詞修飾の整理から知覚動詞+分詞へ。
中学で習ってきたこと
分詞の名詞修飾(前置・後置)
高校で新しく学ぶこと
叙述用法(SVC / SVOC)・知覚動詞+分詞・have+O+過去分詞
教材4種(使う順に)
分詞の見取り図
見取り図プリント(帯別4版)例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です
分詞 定着ドリル
定着ドリル(3難易度)基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版
分詞で話す・書く
表現ワーク(3難易度)基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ
分詞 10分小テスト
10分小テスト(3難易度)24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い
どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。
見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。
学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)
同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。
学び直しから始める
偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯VISTA・All Aboard!・COMET など
- ・1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は名詞の前・名詞のうしろ・感情の分詞の3行)→気づきの boring / bored の2文を全員で音読→確認4問。過去分詞の形(written / broken / taken)が作れない生徒が必ずいるので、ここで不規則動詞の3つ目を1分だけ確認する
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で(基礎版はこの帯の3行にちょうど対応している)→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I have a friend __ in __. の1文だけ全員完成→黒板に並べる
- ・後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(2)(4)と大問4はこの帯の範囲外なので採点から外し、14点満点で扱う
勘どころ: 用法名(限定用法・叙述用法)を覚えさせないこと。この帯は「説明される名詞を先に見つけて、その名詞が「している」のか「されている」のかを言う」——この手順ひとつで足ります。The boy running in the park. が文になっていないと気づけたら達成です。
基礎を固める
偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など
- ・1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(4つの型=感情の分詞と目的語の説明まで)→確認5問→ドリル基礎版の大問1・2
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問3→ドリル標準版の大問1(2)(3)だけを目的語の説明の練習として足す→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアQ&Aは2問。I was boring. の笑い話をここで1度入れると、感情の分詞が定着する
- ・後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。大問1(4)(have+O+過去分詞)と大問4(知覚動詞+原形)はこの帯の整理表に無いので外し、17点満点で扱う
勘どころ: 感情の分詞は「ものが主語なら -ing、人が主語なら過去分詞」の目安で入りますが、目安で止めないでください。He is boring.(彼はつまらない人だ)という正しい文が誤りに見えてしまいます。根っこは「している/されている」ひとつで、目的語の説明(I saw a cat sleeping on the roof.)もこの帯で同じ問いとして扱えます。
実力を伸ばす
偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など
- ・1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの型)→ドリル標準版の大問1・2。大問1(4)は「渡り終えるのを最後まで見届けて」の場面が原形を決めるので、ここで立ち止まる
- ・2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、返ってきた文を1か所だけ書き直す
- ・次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は知覚動詞のうしろの原形と -ing の対比なので、不定詞ユニットの原形不定詞と並べて振り返ると効く
勘どころ: この帯の勘どころは SVOC の目的語を「している側/されている側」で読み分けること。I heard my name called. の called を calling にすると「名前が誰かを呼んでいる」になる——この1文字の差を1度体験させると、長文で崩れなくなります。
入試へ挑む
偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など
- ・前日: 見取り図の「入試版」(SVOC・have+O+過去分詞まで)を配布し、確認問題まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
- ・授業: ドリル発展版の大問2(場面が形を決める3問)と大問3「どちらも正解」の検討から入る→大問1のエラー診療所(1問目は「文法は正しいが意味が違う」)→表現ワーク発展版のミニディベート
- ・課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版
勘どころ: 知覚動詞のうしろ(原形・-ing・過去分詞)で見えた場面が変わることと、受け身にすると to が戻る(He was seen to cross the street.)まで届かせると二次に直結します。正解を1つに寄せず、ちがいを説明させる時間を取ってください。
このユニットの「使う」課題
「写真1枚」を分詞で描写する。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。
中学の同じ文法に戻る(学び直し)
この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。