ユニット11 関係代名詞
主な時期: 高1・3学期整理から what・非制限用法・前置詞+関係代名詞へ。
中学で習ってきたこと
主格 that / which / who・目的格 that / which
高校で新しく学ぶこと
what・非制限用法・前置詞+関係代名詞
教材4種(使う順に)
関係代名詞の見取り図
見取り図プリント(帯別4版)例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です
関係代名詞 定着ドリル
定着ドリル(3難易度)基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版
関係代名詞で話す・書く
表現ワーク(3難易度)基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ
関係代名詞 10分小テスト
10分小テスト(3難易度)24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い
どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。
見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。
学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)
同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。
学び直しから始める
偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯VISTA・All Aboard!・COMET など
- ・1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は主格 who / which の2行だけ)→気づきのカレーの2文を全員で音読し、「英語は名詞のうしろから説明する」で立ち止まる→節の終わりにスラッシュを引く練習→確認3問
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。「先行詞に○」の手順を徹底→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I have a friend who __. の1文だけ全員完成→Guess Who クイズを1巡
- ・後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(3)と大問2(2)(3)はこの帯の範囲外なので採点から外し、17点満点で扱う
勘どころ: 止まる原因は内容ではなく「文のどこまでが主語か見えないこと」です。The bus which goes to the stadium / is full. と節の終わりにスラッシュを引かせてから訳す——最初の2問を全員でやれば、あとは自分で進めます。省略の形はこの帯では出しません。「who / which を省略しない」を約束にしてください。
基礎を固める
偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など
- ・1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(3つ=主格2つ+目的格・省略)→「名詞+S+Vは省略の合図」を教科書の本文から探す1分→確認4問→ドリル基礎版の大問1・2
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問3・4→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→Guess Who クイズ。型(2) The thing I __ every day is __. が言えたら、この帯の芯は入っています
- ・後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。whose(大問1(3)・大問2(2))はこの帯の範囲外なので外して19点満点で扱う
勘どころ: この帯の主役は「名詞+S+V=省略の合図」です。書き換え練習より、教科書の長文から接触節を探させるほうが定着します。書くときの失点は「節の中に it を残す」がいちばん多い——which が代名詞の席ごと前に出ている、を合言葉にしてください。
実力を伸ばす
偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など
- ・1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの型)→ドリル標準版の大問1・2。大問1(3)(数の一致)と(4)(前置詞の置き場)で立ち止まる
- ・2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、節がどの名詞を説明しているかに矢印を引き合う
- ・次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「コンマ1つで姉の人数が変わる」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる
勘どころ: この帯の勘どころは「省略=手抜きではなく標準形」だと伝えることです。何も置かない形→that を置く形→which を置く形、の順で「ふつう度」が下がる——読解では省略が最頻出なので、「名詞+S+V」の検出を帯で繰り返してください。whose は物にも使えること、who's との混同にも一度触れておくと定期テストで効きます。
入試へ挑む
偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など
- ・前日: 見取り図の「入試版」(what・コンマの有無・前置詞+関係代名詞まで)を配布し、確認問題まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
- ・授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(省略する/しない・前置詞の置き場)の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
- ・課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版
勘どころ: what は「先行詞をふくむ」と教えるより、What she said = The thing that she said の置き換えを2〜3回やらせるほうが速く入ります。コンマの有無(制限・非制限)は「姉が何人いるか」の例がいちばん腑に落ちる——小テスト大問4がそのまま使えます。前置詞+関係代名詞は、関係副詞(ユニット12)の where / when への橋であることを最後に一言。
このユニットの「使う」課題
「大切な人・物」を1文で厚く説明する。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。
中学の同じ文法に戻る(学び直し)
この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。