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英語教材ラボ 高校版

ユニット10 比較

主な時期: 高1〜高2

原級・比較級・最上級の整理から倍数・慣用表現へ

中学で習ってきたこと

比較級・最上級・as ... as

高校で新しく学ぶこと

倍数表現・no more than 系・the+比較級, the+比較級

教材4種(使う順に)

1

比較の見取り図

見取り図プリント(帯別4版)

例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です

2

比較 定着ドリル

定着ドリル(3難易度)

基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版

3

比較で話す・書く

表現ワーク(3難易度)

基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ

4

比較 10分小テスト

10分小テスト(3難易度)

24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い

どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。

見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。

学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)

同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。

学び直しから始める

偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯

VISTA・All Aboard!・COMET など

  1. 1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は原級・比較級・最上級の3行だけ)→気づきの2文を全員で音読し、「なぜ一方に the が無いのか」で立ち止まる→確認3問
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で(基礎版は -er か more かの判定を要求せず、形は印字してある)→表現ワーク基礎版の「1分クラス調査」で挙手して数字を出す→型で書くの(1)だけ全員完成
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(4)は倍数でこの帯の範囲外なので外し、21点満点で扱う

勘どころ: この帯の勝負どころはつまずき①だけです。-er か more かを迷う時間より、better / worse / more / less の4組を口に出して覚える時間のほうが点になります。書けた文はペアで声に出して読ませ、「比べる語が入っているか」だけを相手に確認させると、全員が最後まで進みます。

基礎を固める

偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯

Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など

  1. 1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(4つ=原級・比較級・最上級・倍数)→確認5問→ドリル基礎版の大問1・2
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問3→表現ワーク基礎版の3文+ペアQ&A。倍数は「as … as の外側に twice を足すだけ」と1度見せれば入る
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。この帯は24点満点で扱える

勘どころ: ①が抜けたクラスでも、④(than のうしろが比べる相手とちがうものになる)は必ず出ます。グラフを英語にする前に「何と何を比べているか」を日本語で言わせてから書かせると、than that of は説明せずに通ります。

実力を伸ばす

偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯

MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など

  1. 1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの型)→ドリル標準版の大問1・2。大問1(4)はどちらも正しいので、意味の違いを言わせるところで立ち止まる
  2. 2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版の「グラフ当て」(数字をそのまま言わないルールにすると、倍数・2番目・最上級が必要になる)→60語の自由英作
  3. 次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は否定の位置で意味が変わる問いなので、返却時に良い答案を2つ読み上げる

勘どころ: この帯の勘どころは、比べる相手をそろえること(than that of / than those in)。もうひとつ、データを説明する文は three times as many … as で書かせてください——three times more … than は書き手によって3倍とも4倍とも取られます。

入試へ挑む

偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)

CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など

  1. 前日: 見取り図の「入試版」(no more than 系・最上級相当まで)を配布し、確認問題まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
  2. 授業: ドリル発展版の大問2(同じ内容を原級・比較級・最上級のどれで書くか)と大問3「どちらも正解」の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
  3. 課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版

勘どころ: the は「最上級だから付く」のではなく「比べた結果1つに決まるから」付く——This lake is deepest in winter. と the cheaper of the two を並べると一度で入ります。superior / inferior / senior / junior が than ではなく to を取ることも、一族名で名指しして渡してください。

このユニットの「使う」課題

「データで比べる」——グラフを英語にする。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。

中学の同じ文法に戻る(学び直し)

この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。