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英語教材ラボ 高校版

ユニット14 接続詞と節

主な時期: 高1〜高2

名詞節・副詞節の見取り図。時制の一致まで

中学で習ってきたこと

and / but / or / so・when / if / because / that

高校で新しく学ぶこと

名詞節と副詞節の整理・時制の一致・not only A but also B など

教材4種(使う順に)

1

接続詞と節の見取り図

見取り図プリント(帯別4版)

例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です

2

接続詞と節 定着ドリル

定着ドリル(3難易度)

基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版

3

接続詞でつなぐ・話す

表現ワーク(3難易度)

基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ

4

接続詞と節 10分小テスト

10分小テスト(3難易度)

24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い

どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。

見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。

学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)

同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。

学び直しから始める

偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯

VISTA・All Aboard!・COMET など

  1. 1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は中学で出会った4つのはたらき)→気づきの When the concert starts, ... / Nobody knows when the concert will start. を全員で音読し、「同じ when なのに、なぜ役割がちがう?」で立ち止まる→接続詞に○、そこから文末までを[ ]で囲む→確認4問
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。大問1(1)は hope のうしろを埋めるだけなので全員が手を動かせる→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I think that __. の1文だけ全員完成→黒板に並べる
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(3)(4)と大問4はこの帯の範囲外なので採点から外し、14点満点で扱う

勘どころ: 止まる原因は文法ではなく、どこからどこまでが節か分からないことです。最初の2問は「接続詞に○、そこから文末(またはコンマ)までを[ ]で囲む」を全員でやってから解かせてください。囲めた瞬間に、外せるかどうかは自分で判断できます。名前を覚えさせるより、囲んで外す手順を体に入れるほうが速い。

基礎を固める

偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯

Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など

  1. 1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(4つのはたらき+相関接続詞)→確認5問→ドリル基礎版の大問1・2
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問3・4→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアの意見と理由のキャッチボール。Why do you think so? を必ず返させると、because の節が自然に出てきます
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。大問1(3)と大問4を外して17点満点で扱う

勘どころ: この帯の失点の大半は相関接続詞の形そろえです。「not only A but also B のAとBには同じ種類のものを並べる」を黒板の右上に残しておいてください。あわせて、日本語の「〜だけれども、しかし」を英語で2回言わない(Though ..., but ... としない)ことも約束にすると、作文の誤りがその場で消えます。

実力を伸ばす

偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯

MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など

  1. 1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つのはたらき)→確認5問→ドリル標準版の大問1・2。大問1(2)は今日の話なので過去にそろえない、というところで立ち止まる
  2. 2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、節を( )で囲んで席に入っているか足しているだけかを書き分けて返す
  3. 次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「said he was と said he is はどちらも正しい」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる

勘どころ: この帯の勘どころは時制の一致です。「主節が過去なら中も過去」とだけ渡すと、now や today のついた文で必ず壊れます。まず「言った時点に立って言い直す」という考え方を見せ、今も変わらないことは現在形のままでよいと最初から添えてください。決まりではなく選択だ、と分かった生徒は入試でも崩れません。

入試へ挑む

偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)

CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など

  1. 前日: 見取り図の「入試版」(時制の一致の例外、so ... that までの結果・目的の節)を配布し、確認5問まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
  2. 授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(said he was と said he is・though と but)の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
  3. 課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版

勘どころ: 接続詞は「意味の一覧」ではなく「節を文のどこに立てるかの指示」です。入試の長文で最初にすることは、接続詞から節の終わりまでを囲んで外してみること。外して残れば足しているだけ、壊れれば席に入っている——この1手順だけで、複雑な文の骨格が見えます。ミニディベートでは、because と though を使い分けるだけで論の主従が変わることを実戦で体験させてください。

このユニットの「使う」課題

理由と譲歩で意見を組み立てる。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。

中学の同じ文法に戻る(学び直し)

この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。