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英語教材ラボ 高校版

ユニット15 話法

主な時期: 高2

人のことばを伝える。直接話法と間接話法

中学で習ってきたこと

—(高校で初めて学ぶ)

高校で新しく学ぶこと

平叙・疑問・命令の伝達・伝達動詞の使い分け

教材4種(使う順に)

1

話法の見取り図

見取り図プリント(帯別4版)

例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です

2

話法 定着ドリル

定着ドリル(3難易度)

基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版

3

話法で伝える

表現ワーク(3難易度)

基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ

4

話法 10分小テスト

10分小テスト(3難易度)

24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い

どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。

見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。

学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)

同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。

学び直しから始める

偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯

VISTA・All Aboard!・COMET など

  1. 1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(平叙・疑問の伝達と、動く3つ)→気づきの Ken said, "I will help you tomorrow." / Ken said that he would help me today. を全員で音読し、「なぜ tomorrow が today に?」で立ち止まる→話した人に○、伝えている人に△→確認4問
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。大問1(1)は me が直後にあるかを見るだけなので全員が手を動かせる→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) My friend told me that __. の1文だけ全員完成→そのまま伝言ゲームへ
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(4)と大問2(2)(3)はこの帯の範囲外なので採点から外し、17点満点で扱う

勘どころ: 止まる原因は文法ではなく、だれの話をしているのか分からなくなることです。最初の2問は「話した人に○、伝えている自分に△」を紙の上で印をつけてから解かせてください。人称の判断が一気に安定します。伝言ゲームを先に口でやってから紙に入ると、動くのは3つだけだという感覚が体に残ります。

基礎を固める

偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯

Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など

  1. 1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(平叙・疑問に加えて命令・依頼の伝達)→確認4問→ドリル基礎版の大問1・2
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問3・4→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアの伝言ゲーム。3人1組にして、Bが必ずCに向かって伝え直す形にすると人称が動きます
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。大問1(4)と大問2(3)を外して19点満点で扱う

勘どころ: この帯の勘どころは受け皿が3種類あることです。平叙は that 節、Yes / No の疑問は if / whether、命令・依頼は to 不定詞——この3行を黒板の右上に残してください。否定の命令は not to と、to の前に置くこともここで一度そろえておくと、あとで崩れません。

実力を伸ばす

偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯

MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など

  1. 1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つのはたらき)→確認5問→ドリル標準版の大問1・2。大問1(3)は先週の発言なので the next day、というところで立ち止まる
  2. 2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(インタビュー→別の人に報告)→ペアで読み合い、人称と時制が報告者の位置にそろっているかを相互チェックして1か所書き直す
  3. 次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「tomorrow が指す日は伝える日で変わる」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる

勘どころ: この帯の勘どころは、置きかえ表を配らないことです。表を渡すと生徒は表を覚えにいき、水曜に伝える場面で止まります。渡すのは「自分は今いつの位置にいるか」という問いだけ。インタビューして別の人に報告する活動は、その位置を体で決めさせるための装置です。

入試へ挑む

偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)

CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など

  1. 前日: 見取り図の「入試版」(伝達動詞の選択、時と場所を指す語の動き方まで)を配布し、確認5問まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
  2. 授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(told と asked・the next day と tomorrow)の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
  3. 課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版

勘どころ: 話法は書き換えの手順ではなく、引用の倫理に触れる単元です。伝達動詞を said から claimed に替えるだけで、書き手の評価が入ってしまう——ミニディベートの論題はそこを突いています。反論の前に相手の主張を You said that ... で言い直させると、正確に引用することの難しさが実感として残ります。

このユニットの「使う」課題

インタビューを英語で報告する。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。