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英語教材ラボ 高校版

ユニット4 助動詞

主な時期: 高1〜高2

基本の整理から「助動詞+have+過去分詞」へ

中学で習ってきたこと

can / may / must / should などの基本

高校で新しく学ぶこと

助動詞+have+過去分詞(過去の推量・後悔)・受け身との併用

教材4種(使う順に)

1

助動詞の見取り図

見取り図プリント(帯別4版)

例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です

2

助動詞 定着ドリル

定着ドリル(3難易度)

基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版

3

助動詞で話す・書く

表現ワーク(3難易度)

基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ

4

助動詞 10分小テスト

10分小テスト(3難易度)

24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い

どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。

見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。

学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)

同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。

学び直しから始める

偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯

VISTA・All Aboard!・COMET など

  1. 1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は義務の must と推量の must の2行だけ)→気づきのヘルメットと試合の2文を全員で音読し、「同じ must なのに、どうして訳が変わる?」で立ち止まる→教室の掲示から must さがし→確認3問
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。大問1(4)は「うしろは原形」を見るだけなので全員が手を動かせる→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I have to __ every day. の1文だけ全員完成→黒板に並べる
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(3)と大問2(2)(3)と大問4はこの帯の範囲外なので採点から外し、13点満点で扱う

勘どころ: 止まる原因は内容ではなく「助動詞のうしろの形」です。助動詞に○をつけ、次の語に下線をひかせて、下線の語が原形かだけを見てください。この帯のねらいは1つ——「訳して意味が通らないと思ったら、must をもう一方の顔で読み直す」。You must be tired. を「疲れなければならない」と訳した生徒が出たら、それは失敗ではなく授業のいちばんの教材です。

基礎を固める

偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯

Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など

  1. 1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(4つ=義務・強い推量・助言・弱い推量)→確認4問→ドリル基礎版の大問1・2
  2. 2コマ目: ドリル基礎版の大問3→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアの持ち物あてクイズ。当てる側に It must be 〜 と It can't be 〜 の2つだけを使わせると、推量の強弱が体で入ります
  3. 後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。大問4だけ外して20点満点で扱う

勘どころ: この帯の失点の大半は否定です。「してはいけない(must not)」と「しなくてよい(don't have to)」は正反対で、「〜のはずがない」は can't——must の否定は意味で2つ(禁止か、はずがない)、それに have to の否定=「しなくてよい」を足した3本を、黒板の右上に残しておいてください。あわせて「自信がないときに must を使わない」を約束にすると、話す活動での言い過ぎが減ります。

実力を伸ばす

偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯

MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など

  1. 1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの型)→確認5問→ドリル標準版の大問1・2。大問1(1)は「いつのことか」で形が決まるので、ここで立ち止まる
  2. 2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、助動詞のうしろの形だけを相互チェックして1か所書き直す
  3. 次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「同じ should でも受け取り方が変わる」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる

勘どころ: この帯の勘どころは「判断は今・出来事は過去」を図で見せることです。紙の余白に横線を1本ひかせ、「判断」の矢印を今に、「出来事」の丸を過去に打たせると、must have+過去分詞が一度で入ります。had を使ってしまう答案(must had been)が必ず出るので、助動詞のうしろは原形=have だけは動かないことを先に渡してください。

入試へ挑む

偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)

CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など

  1. 前日: 見取り図の「入試版」(過去の推量と後悔、had better まで)を配布し、確認5問まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
  2. 授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(may と might・should と had better)の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
  3. 課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版

勘どころ: 助動詞は断定の強さを選ぶ装置です。「強く言い切るほど反論されやすい」ことをディベートで体験させると、弱い助動詞が逃げではなく戦術だと分かります。should have+過去分詞が「実際にはしなかった」を含むことまで届かせると、仮定法過去完了(ユニット13)が「同じ含みの別の言い方」として入るので、単元をまたいで一本の線になります。

このユニットの「使う」課題

「あのとき、こうすべきだった」を振り返る。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。

中学の同じ文法に戻る(学び直し)

この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。