ユニット3 完了形
主な時期: 高1現在完了の整理から過去完了・未来完了へ。
中学で習ってきたこと
現在完了(経験・継続・完了)・現在完了進行形
高校で新しく学ぶこと
過去完了・過去完了進行形・未来完了
教材4種(使う順に)
完了形の見取り図
見取り図プリント(帯別4版)例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です
完了形 定着ドリル
定着ドリル(3難易度)基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版
完了形で話す・書く
表現ワーク(3難易度)基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ
完了形 10分小テスト
10分小テスト(3難易度)24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い
どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。
見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。
学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)
同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。
学び直しから始める
偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯VISTA・All Aboard!・COMET など
- ・1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は現在完了と過去完了の2行だけ)→気づきの財布の2文を全員で音読し、「和訳は同じなのに何が違う?」で立ち止まる→確認3問
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。大問2は過去分詞を作るだけなので全員が手を動かせる→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I have __ since __. の1文だけ全員完成→黒板に並べる
- ・後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(4)と大問2(1)(3)はこの帯の範囲外なので採点から外し、17点満点で扱う
勘どころ: 止まる原因は内容ではなく「過去分詞が作れないこと」です(ridden / eaten / seen)。導入の1分を不規則動詞に使ってください。紙の右の余白に横線を1本ひかせ、まん中に「今」と書かせると、yesterday=点/since yesterday=矢印が目で見えます。この帯は「have は今まで、had はそのときより前」の読み分けまでで十分です。
基礎を固める
偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など
- ・1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(4つ=現在完了・現在完了進行形・過去完了・未来完了)→確認5問→ドリル基礎版の大問1・2
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問3→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアQ&Aは2問。挙手ゲーム(今もそう?なら挙手)をここで1〜2分入れると、現在完了と過去形の差が体で入る
- ・後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。この帯は24点満点で扱える
勘どころ: 基準が3つ(今・過去・未来)そろう帯です。未来完了で1つだけ約束を渡してください——when / if / by the time の節の中では will を使わない。状態を表す動詞(have / know / like)は -ing にしないことも、つまずき③で名指しして覚えさせると失点が減ります。
実力を伸ばす
偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など
- ・1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの型)→ドリル標準版の大問1・2。大問1(1)は for があるのに過去形が正解なので、ここで立ち止まる
- ・2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、返ってきた文を1か所だけ書き直す
- ・次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「目の前の相手に使えないのはどちらか」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる
勘どころ: この帯の勘どころは「for / since があれば現在完了」という丸暗記を崩すこと。もう終わっていることなら for があっても過去形です。逆に had の過剰生成も起きるので、「順番が読み手に分かるなら過去形で足りる」を同時に渡してください。
入試へ挑む
偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など
- ・前日: 見取り図の「入試版」(大過去・過去完了進行形・準動詞の完了形まで)を配布し、確認問題まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
- ・授業: ドリル発展版の大問2(同じ「続けている」内容が、基準の違いで3つに割れる)と大問3「どちらも正解」の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
- ・課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版
勘どころ: 過去完了と過去形の使い分けは「順番が読み手に分かるか」で決まります。after / before で前後がはっきりしているときは過去形で十分。ここまで届かせると二次の和文英訳が安定します。準動詞の完了形(to have+過去分詞/having+過去分詞)は、不定詞・動名詞・分詞構文のユニットへ橋渡ししてください。
このユニットの「使う」課題
「人生年表」——してきたこと・しているだろうこと。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。
中学の同じ文法に戻る(学び直し)
この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。