ユニット2 時制
主な時期: 高1・1学期現在・過去・未来・進行形。時・条件の副詞節まで。
中学で習ってきたこと
全時制の基本・現在完了進行形
高校で新しく学ぶこと
時・条件の副詞節と未来表現・進行形にしない動詞
教材4種(使う順に)
時制の見取り図
見取り図プリント(帯別4版)例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です
時制 定着ドリル
定着ドリル(3難易度)基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版
時制で話す・書く
表現ワーク(3難易度)基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ
時制 10分小テスト
10分小テスト(3難易度)24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い
どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。
見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。
学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)
同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。
学び直しから始める
偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯VISTA・All Aboard!・COMET など
- ・1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は中学で出会った4つの形と if の節)→気づきの When you get to the station, please call me. / I don't know when you will get there. を全員で音読し、「同じ when なのに、どうして形が変わる?」で立ち止まる→動詞に○をつけて「いつもそう」か「今まさに」かを言う→確認4問
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で。大問1(1)は every morning を見つけるだけなので全員が手を動かせる→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I usually __ before school. の1文だけ全員完成→黒板に並べる
- ・後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(3)と大問4はこの帯の範囲外なので採点から外し、17点満点で扱う
勘どころ: 止まる原因は文法ではなく、日本語の「〜する」が現在形にも未来にも進行形にも訳せることです。最初の2問は「これは『いつもそう』? それとも『今まさに』?」を声に出して全員で決めてから解かせてください。この帯のねらいは1つ——if / when のうしろは未来のことでも現在形。「明日のことなのに現在形でいいの?」と聞く生徒が出たら、それは失敗ではなく授業のいちばんの教材です。
基礎を固める
偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など
- ・1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(4つの形+予定の言い分け+副詞節の現在形)→確認4問→ドリル基礎版の大問1・2
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問3・4→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアの予定インタビュー。答えを will と be going to で言い分けさせると、未来が1つの形ではないことが体で入ります
- ・後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。大問1(3)と大問4を外して17点満点で扱う
勘どころ: この帯の勘どころは「これから」の言い方が4つあることです。黒板の右上に「その場で決めた=will/前から決めていた=be going to/約束ずみ=現在進行形/時刻表=現在形」の4行を残しておいてください。どれも言える場面が多いので、正解を1つに絞らず「なぜそれを選んだか」を1行言わせるほうが定着します。
実力を伸ばす
偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など
- ・1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの形)→確認5問→ドリル標準版の大問1・2。大問1(2)は名詞のはたらきをする節なので、ここで立ち止まる
- ・2コマ目: ドリル標準版の大問3・4→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、if / when の節を( )で囲んで中の動詞の形だけを相互チェックし、1か所書き直す
- ・次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4は「同じ if で形が割れる」を問うので、返却時に良い答案を2つ読み上げる
勘どころ: この帯の勘どころは、節を外して文が残るかどうかを自分で試させることです。「副詞節」「名詞節」という名前を先に渡すと、名前の暗記に化けます。まず( )で囲んで外してみる——残れば現在形、壊れれば will。手順を1つだけ渡してください。
入試へ挑む
偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など
- ・前日: 見取り図の「入試版」(副詞節と名詞節の割れ、進行形にしない動詞まで)を配布し、確認5問まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す(訳は付けていないので、自分たちで読み解かせる)
- ・授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(will と be going to・現在進行形と現在形)の検討から入る→大問1のエラー診療所→表現ワーク発展版のミニディベート
- ・課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版
勘どころ: 時制は「時刻を選ぶ表」ではなく「どこから見て言うかの選択」です。入試の英文で最初にすることは、if / when の節を囲んで外してみること——ここまでできれば、あとは中の動詞を決めるだけになります。ミニディベートの論題そのものに before they graduate という時の節が入っているので、未来のことなのに現在形になっていることを実戦で確かめさせてください。
このユニットの「使う」課題
「10年後の自分」を時間軸で話す。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。
中学の同じ文法に戻る(学び直し)
この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。