ユニット6 不定詞
主な時期: 高1・2学期3用法の整理から意味上の主語・原形不定詞へ。
中学で習ってきたこと
3用法・SVO+to不定詞・let / help+原形
高校で新しく学ぶこと
意味上の主語(for / of)・完了不定詞・知覚動詞+原形不定詞
教材4種(使う順に)
不定詞の見取り図
見取り図プリント(帯別4版)例文の観察→整理表→確認問題。板書の代わりになる解説面つき。帯ごとに「どこまで見せるか」を変えた4版(学び直し=いちばん使う型だけ、入試=発展の型まで)。易しく書き直すのではなく、見せる範囲を変える設計です
不定詞 定着ドリル
定着ドリル(3難易度)基礎・標準=選ぶ→形を変える→並べかえ→和文英訳。発展=エラー診療所・使い分け判断・複数解の比較検討・入試実戦の和文英訳——市販問題集に無い形式だけで組んだ版
不定詞で話す・書く
表現ワーク(3難易度)基礎=型で書く→ペアで話す。標準=+60語の自由英作。発展=この単元の型で戦うミニディベート+反論想定つき100語エッセイ
不定詞 10分小テスト
10分小テスト(3難易度)24点満点。支援の量だけ変えて測る力は同じ=配り分けても公平。大問4は「本質を問う1問」――形が作れても、その形が何を言っているのかが分かっていないと答えられない問い
どのPDFも「表=生徒に配る面/裏=解答・解説」。問題面だけ配るときは1ページ目のみ印刷してください。小テストの3つの版は、測る力と場面は同じで支援の量だけが違います(配り分けても公平に採点できます)。
見取り図と基礎・標準版は登録なしで使えます。 発展版の3点(エラー診療所・使い分け判断・複数解比較/ミニディベート+反論想定エッセイ/発展の小テスト)は Premiumです。市販の問題集に無い形なので、仮定法ユニットで3点とも無料公開しています——中身を見てから判断してください。
学校の帯に合わせた授業の組み方(4パターン)
同じ教材でも、かける時間と順番は学校で変わります。求められている授業の姿から逆算した4つの組み方を用意しました——お使いの教科書と偏差値のめやすで選んでください。
学び直しから始める
偏差値のめやす: 〜40程度2コマ+帯VISTA・All Aboard!・COMET など
- ・1コマ目: 見取り図の「学び直し版」を配る(整理表は「〜すること」と「〜するために」の2行だけ)→気づきの1組(同じ to see が2つのはたらき)を全員で音読→確認2問
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問1・2を2人1組で→表現ワーク基礎版の「型で書く」は(1) I want to __. の1文だけ全員完成→黒板に並べる
- ・後日の帯: 小テスト基礎版を「見取り図持ち込み可」で1回目→日を空けて持ち込みなしで2回目。大問1(3)と大問2(2)は形容詞のはたらきなので、この帯では両方を採点から外して19点満点で扱う。大問4は返却時に全体で扱う(Bは中学で習った動名詞)
勘どころ: 3用法の名前を先に覚えさせないこと。名前あてゲームになって読解に残りません。この帯は「動詞のすぐあとなら〜すること/文が完成しているあとなら〜するために」の2択だけ。I want to __. が自力で書けたら達成です。
基礎を固める
偏差値のめやす: 40〜50程度2コマ+帯Power On・Amity・BIG DIPPER・LANDMARK Fit など
- ・1コマ目: 見取り図の「基礎固め版」(3つのはたらき)→確認3問→ドリル基礎版の大問1
- ・2コマ目: ドリル基礎版の大問2・3→表現ワーク基礎版の「型で書く」3文→ペアQ&Aは2問(Why には To 〜. だけで答えられることをここで体験させる)
- ・後日の帯: 小テスト基礎版→よくできたクラスは翌週に標準版でもう一度。大問4は返却時に全体で扱う(Bは中学で習った動名詞)
勘どころ: 「前に何があるか」を口ぐせにすると、この帯でも読解に効きます。書くほうは名詞のはたらき(want to / hope to)から固めると全員が最後まで進みます。意味上の主語(for / of)はこの帯では読めれば十分。
実力を伸ばす
偏差値のめやす: 50〜60程度2コマ+帯MY WAY・LANDMARK・Grove・FACTBOOK など
- ・1コマ目: 見取り図の「実力版」30分(6つの型)→ドリル標準版の大問1〜3
- ・2コマ目: ドリル標準版の大問4(和文英訳)→表現ワーク標準版(型で書く→ペアQ&A→60語の自由英作)→ペアで読み合い、返ってきた文を1か所だけ書き直す
- ・次週アタマ: 10分小テスト(標準版)。大問4の stop to talk / stop talking は、動名詞ユニットへの橋にもなる
勘どころ: この帯の勘どころは too ... to に it を足す誤りと、for / of の見分け。of は「「You were kind to help me. と言いかえて同じ意味になるか」」で見分けます(It is important for us ... は We are important ... にならないので for)。「A is 形容詞.」だけで切ると important や fun を取りちがえるので、必ず to do まで付けて言いかえさせてください。
入試へ挑む
偏差値のめやす: 60以上1コマ+課題(反転)CROWN・ELEMENT・PROMINENCE・Vision Quest Advanced など
- ・前日: 見取り図の「入試版」(原形不定詞・完了不定詞まで)を配布し、確認問題まで解いてくる。ミニディベートの論題も前日に示す
- ・授業: ドリル発展版の大問3「どちらも正解」(It is fun to speak English. と Speaking English is fun./too cold to swim in の in)の検討から入る→大問2の使い分け判断→表現ワーク発展版のミニディベート
- ・課題: 発展版の100語エッセイ→次時の冒頭で相互添削(3手順)→書き直して提出。小テストは発展版
勘どころ: 受け身にすると to が戻る(He was seen to cross the street.)まで届かせると二次に直結します。「同じ形が場面で意味を変える」ことを扱える単元なので、正解を1つに寄せず、ちがいを説明させる時間を取ってください。
このユニットの「使う」課題
「やってみたいこと」と理由を語る。表現ワークで書いた文は、そのままスピーキングのペア活動と、定期テストの自由英作文の種になります。文法を教えたら、使わせるところまで——が英語教材ラボの高校版の設計です。
中学の同じ文法に戻る(学び直し)
この単元でつまずく生徒の多くは、中学範囲の土台が揺れています。中学版の同系文法の教材(ドリル・小テスト・すべて無料)を先にはさむと、高校の内容がすっと入ります。高1の初期に中学内容を整理し直すことは、学習指導要領(英語コミュニケーションⅠ)も明記する正攻法です。