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英語教材ラボ 小学校版

評価規準

教科書別の評価規準例|NEW HORIZON Elementary・Here We Go!・Let's Try!

小学校外国語・外国語活動の単元別評価規準を、使っている教科書の単元名から引ける形にまとめました。NEW HORIZON Elementary 5・6、Here We Go! 5・6、Let's Try! 1・2 の全単元について、公式の文型に入れる「目的等」「事柄・話題」と、記録に残す領域の候補を一覧にしています。3・4年の外国語活動は文末が変わる点、教科書会社の年間指導計画との使い分けまで。無料の単元パックつきです。

公開 2026-08-19・更新 2026-08-19

評価規準の文型は、国立教育政策研究所の「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(小学校 外国語・外国語活動、令和2年3月)が観点ごとに例示していて、そこに単元のことばを4か所入れれば形になります。型そのものと、埋める手順は評価規準の作り方に書きました。

型は教科書の発行者に依存しません。教科書によって変わるのは、型に入れる中身のほうです。この記事は、その中身を教科書の単元名から引けるようにした一覧です。自分の学校が使っている教科書の表から2つの語を写して、作り方の記事の型に入れれば、単元の評価規準はできあがります。

表から写すのは2か所だけ

参考資料の文型に入れるスロットは4つ(目的等/事柄・話題/言語材料/内容)ですが、実際に単元ごとに考えるのは前の2つです。

スロットどこから取るか
目的等この表の「目的等(単元ゴール)」列。「〜づくり」「〜に伝える」の形で持っておくと、「【目的等】に応じて」にも「〜のために」にも変えられます
事柄・話題この表の「話題」列。「〜について」の形にします
言語材料各単元ページの「主な表現」をそのまま写します(単元一覧から引けます)
内容話題の言い換えでほぼ決まります(「誕生日について」→「誕生日を伝え合う」)

観点ごとの文末は次のとおりです。思考・判断・表現と主体的に学習に取り組む態度は、同じ文で文末だけを変えます(「伝え合っている」→「伝え合おうとしている」)。ここを1文ずつ別に考えると倍の時間がかかります。

観点外国語科(5・6年)の文末外国語活動(3・4年)の文末
知識・技能理解している/技能を身に付けている〜に慣れ親しんでいる
思考・判断・表現伝え合っている伝え合っている
主体的に学習に取り組む態度伝え合おうとしている伝え合おうとしている

外国語活動で文末が変わるのは知識・技能だけです。3観点すべてを「慣れ親しんでいる」で書くと、思考・判断・表現の規準が指導要領の記述から外れます。

もうひとつ、表の「記録に残す領域」は候補です。規準は領域ごとに作るので、その単元で何を記録するかを先に決めないと文が始まりません。1単元で1領域、多くて2領域に絞り、年間で5領域が一巡すれば足ります。割り振りの考え方は聞く・読む・書くの評価にまとめました。

NEW HORIZON Elementary 5(東京書籍・5年)

単元記録に残す領域の候補目的等(単元ゴール)/話題
Unit 1 Hello, friends!話すこと[やり取り]新しいクラスの友だちと自己紹介をし合う/名前のつづり・好きなもの
Unit 2 Happy birthday!話すこと[やり取り]/書くことクラスのバースデーカレンダーづくり/誕生日・ほしいもの
Unit 3 Can you play dodgeball?話すこと[やり取り]クラスの「すごい人」を見つけて伝える/できること・できないこと
Unit 4 Who is this?話すこと[発表]身近な人の人がらやできることを紹介し合う/家族・友だち・先生
Unit 5 Let's go to the zoo.聞くこと/話すこと[やり取り]学校のまわりの道案内をする/町にあるもの・行き方
Unit 6 At a restaurant.読むこと/話すこと[やり取り]オリジナルメニューでお店屋さんをひらく/注文・値段
Unit 7 Welcome to Japan!話すこと[発表]日本のすてきポスターで海外の人におすすめする/季節・行事・食べもの
Unit 8 Who is your hero?話すこと[発表]あこがれの人を紹介する/人の得意なこと・その理由

Unit 1〜8はそれぞれ単元まるごとパック(指導計画・Small Talk台本・絵カード・活動シート2本・かきかたワーク・パフォーマンステスト)に対応しています。単元と単元のあいだのCheck Your Steps(各2時間・年3回)は、新しい表現を足さずにそれまでの文を組み合わせて発表する枠なので、規準も直前までの単元の言語材料で書きます。専用の発表シートを無料で置いてあります。

NEW HORIZON Elementary 6(東京書籍・6年)

単元記録に残す領域の候補目的等(単元ゴール)/話題
Unit 1 This is me!話すこと[発表]宝物をそえて自己紹介する/好きなこと・宝物
Unit 2 My Daily Schedule話すこと[やり取り]おたがいの一日の過ごし方を知り合う/すること・その時刻と頻度
Unit 3 My Weekend話すこと[やり取り]/書くこと週末にしたことを伝え合う/行った場所・したこと・感想
Unit 4 Let's see the world.話すこと[発表]旅行代理店になって行きたい国を提案する/国・そこでできること
Unit 5 Where is it from?聞くこと/読むこと身のまわりのものの産地でMade inマップを作る/ものの産地・地域
Unit 6 Save the animals.話すこと[発表]環境のためにできることを提案する/生き物のすみか・環境問題
Unit 7 My Best Memory話すこと[発表]/書くこと思い出パネルで6年間をふり返る/学校行事・そのときの気持ち
Unit 8 My Future, My Dream話すこと[やり取り]/書くこと中学校でしたいことを伝え合う/入りたい部活・将来の夢

Here We Go! 5・6(光村図書)

型も4スロットの取り方も同じですが、単元の並びが東書と違います。番号ではなく単元名で引いてください。

単元記録に残す領域の候補目的等(単元ゴール)/話題
5年 Unit 1 Hello, everyone.話すこと[やり取り]新しいクラスの友だちと自己紹介をし合う/名前のつづり・好きなもの
5年 Unit 2 When is your birthday?話すこと[やり取り]/書くことクラスのバースデーカレンダーづくり/誕生日・ほしいもの
5年 Unit 4 He can run fast.話すこと[発表]身近な人のできることを三人称で紹介する/人ができること
5年 Unit 5 My hero is my brother.話すこと[発表]あこがれの人を紹介する/人の得意なこと・その理由
5年 Unit 6 Where is the library?聞くこと/話すこと[やり取り]学校のまわりの道案内をする/建物の場所・行き方
5年 Unit 7 What would you like?読むこと/話すこと[やり取り]オリジナルメニューでお店屋さんをひらく/注文・値段
5年 Unit 8 This is my town.話すこと[発表]町のじまんを紹介する/町にあるもの・そこでできること
6年 Unit 1 This is me.話すこと[発表]宝物をそえて自己紹介する/好きなこと・宝物
6年 Unit 2 Welcome to Japan.話すこと[発表]日本のすてきポスターで海外の人におすすめする/季節・行事・食べもの
6年 Unit 3 What time do you get up?話すこと[やり取り]おたがいの一日の過ごし方を知り合う/すること・その時刻と頻度
6年 Unit 4 My Summer Vacation話すこと[やり取り]/書くこと夏休みにしたことを伝え合う/行った場所・したこと・感想
6年 Unit 5 We live together.話すこと[発表]環境のためにできることを提案する/生き物のすみか・環境問題
6年 Unit 6 I want to go to Italy.話すこと[発表]旅行代理店になって行きたい国を提案する/国・そこでできること
6年 Unit 7 My Dream話すこと[やり取り]/書くこと中学校でしたいことを伝え合う/入りたい部活・将来の夢
6年 Unit 8 My Best Memory話すこと[発表]/書くこと思い出パネルで6年間をふり返る/学校行事・そのときの気持ち

本サイトの単元パックと対応する範囲だけを載せています。ここに出てこない番号の単元は、この一覧では扱っていません。「日本のすてき」は東書では5年 Unit 7、光村では6年 Unit 2 の配当です。学年をまたぐので、年間の領域の割り振りを作るときに見落としやすいところです。

なお、5年 Unit 4 He can run fast. と 5年 Unit 5 My hero is my brother. は、東書の Unit 3(Can you play dodgeball?=二人称のcan)と Unit 4(Who is this?=三人称の紹介)とは言語材料の切り分けが違います。表から写すのは目的等と話題だけにして、【言語材料】は必ず手もとの教科書から取ってください。

Let's Try! 1・2(3・4年の外国語活動)

外国語活動には読むこと・書くことの領域がありません。領域は聞くこと・話すこと[やり取り]・話すこと[発表]の3つです。指導要録には数値の評定もA・B・Cもつけず、観点に照らして顕著な事項があるときに文章で端的に記述します(平成31年3月29日通知 30文科初第1845号)。規準を作るのは、その顕著な事項を見つけるための物差しとしてです。

単元記録に残す領域の候補目的等(単元ゴール)/話題
Let's Try! 1 Unit 1 Hello!話すこと[やり取り]世界のあいさつで名前を伝え合う/あいさつ・名前
Let's Try! 1 Unit 2 How are you?話すこと[やり取り]表情やジェスチャーをつけて気持ちをたずね合う/気持ち・様子
Let's Try! 1 Unit 3 How many?聞くこと身のまわりのものの数をたずね合う/1〜20の数
Let's Try! 1 Unit 4 I like blue.話すこと[やり取り]自分のすき・きらいを伝え合う/色・身のまわりのもの
Let's Try! 1 Unit 5 What do you like?話すこと[やり取り]「何がすき?」をたずね合う/身のまわりのすきなもの
Let's Try! 1 Unit 6 ALPHABET聞くこと身のまわりの大文字さがし/大文字の名前
Let's Try! 1 Unit 7 This is for you.話すこと[やり取り]気持ちをこめたカードをおくる/形・色・ほしいもの
Let's Try! 1 Unit 8 What's this?話すこと[やり取り]ヒントを工夫したクイズを出し合う/身近なもの
Let's Try! 1 Unit 9 Who are you?聞くこと/話すこと[やり取り]まとまった話を聞いて、だれかをあてるやり取りをする/動物・様子
Let's Try! 2 Unit 1 Hello, world!話すこと[やり取り]世界のあいさつで名前を伝え合う/世界のあいさつ
Let's Try! 2 Unit 2 Let's play cards.話すこと[やり取り]天気に合わせてあそびにさそう/天気・あそび
Let's Try! 2 Unit 3 I like Mondays.話すこと[やり取り]好きな曜日とそのわけを伝え合う/曜日・その日にすること
Let's Try! 2 Unit 4 What time is it?聞くこと/話すこと[やり取り]自分のすきな時間を伝え合う/時刻・日課
Let's Try! 2 Unit 5 Do you have a pen?話すこと[やり取り]文房具セットを作って伝え合う/文房具・持ちもの
Let's Try! 2 Unit 6 Alphabet聞くこと身のまわりの小文字さがし/小文字の名前
Let's Try! 2 Unit 7 What do you want?話すこと[やり取り]オリジナルメニューを作って伝え合う/ほしいもの・食材
Let's Try! 2 Unit 8 This is my favorite place.話すこと[発表]お気に入りの場所とその理由を伝え合う/学校の中の場所・道案内
Let's Try! 2 Unit 9 This is my day.話すこと[発表]自分の一日を英語と動きで表す/毎日すること

3・4年で「知識・技能」を書くときは、文末を「〜に慣れ親しんでいる」にします。たとえば Let's Try! 2 Unit 4 なら、「時刻や日課の言い方に慣れ親しんでいる」となります。思考・判断・表現は「自分のすきな時間を伝えるために、時刻や日課について、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合っている」で、5・6年と同じ文末です。所見の書き方は外国語活動の所見にまとめました。

教科書会社の年間指導計画との使い分け

東京書籍も光村図書も、教師用の年間指導計画に単元別の評価規準例を載せています。学校で採択している教科書のものが手もとにあるなら、まずそちらを見るのが早いです。この記事の表は、次の場面のためのものです。

  • 年間指導計画の規準例が長すぎて、通知表の観点に落としづらいとき
  • 他社の教科書に当たる単元を探したいとき(学校が採択を変えた年、他校の実践を読むとき)
  • 単元ゴールを自校の実態に合わせて変えたので、規準も書き直したいとき

最終的にはどの規準も、自校の年間指導計画にそろえたものが正です。ここに載せた目的等はあくまで例で、単元ゴールを変えたなら規準も変わります。逆に言えば、規準が書けないときは単元ゴールがぼやけている合図なので、規準より先にゴールを直すほうが早く終わります。

書いた規準の行き先は3つです。年間指導計画、毎時の略案の「◎記録に残す評価」の欄、そして通知表の所見です。本サイトの単元まるごとパックは、指導計画に記録に残す評価の時間と、記録に残さない時間の両方を明示してあります。8時間のうち記録に残すのは2〜3回で足ります。単元ゴールの見取りに使うパフォーマンステストと、学期末の所見文例まで一本につながる形にしてあります。評価の年間の流れは評価と所見のハブからたどれます。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、小6の英語が中1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。制度・評価の記述は、学習指導要領と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、文部科学省の通知・研修ガイドブックにあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

評価に使う実物は、すべて無料PDFでそろっています

単元別の所見文例144本・パフォーマンステスト16単元・can-doリスト・きろくパスポート。

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