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英語教材ラボ

活動と指導法話す・やり取り

ディベートとディスカッション

でぃべーと・debate / discussion

ディベートは賛成と反対に分かれて主張と反論を述べ勝敗を判定する活動、ディスカッションは勝敗を決めずに意見を出し合う活動。

ディベートとは、1つの論題について賛成と反対に分かれ、決められた順番で主張と反論を述べて勝敗を判定する活動、ディスカッションとは、勝敗を決めずに意見を出し合って考えを広げる活動のことです。出どころ(高校の論理・表現)、中学校で始めるマイクロディベートの型、意見の言い方の型(主張・理由・例)、日本語になる失敗、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

ディベートは、「学校に制服は必要か」のような論題について、賛成と反対に分かれ、決められた順番で主張と反論を述べて、第三者が勝敗を判定する活動です。ディスカッションは、勝敗を決めずに意見を出し合い、考えを広げたりまとめたりする活動です。どちらも「自分の考えを理由とともに言う」力を使いますが、型の厳しさが違います。中学校では、型のゆるいディスカッションと、小さなディベートから始めます。

出どころ

高校の学習指導要領(平成30年告示)の「論理・表現」で、ディベートやディスカッションが言語活動として明記されました。中学校の学習指導要領にも「話すこと[やり取り]」に、関心のある事柄や社会的な話題について、考えや理由を伝え合う言語活動があり、その形の1つです。英語ディベートの大会(全国高校生英語ディベート大会など)は課外の活動として別にあります。

授業での実際の使い方

中学校で始める「マイクロディベート」の型(3人1組・10分)です。

やること使う型
0〜2論題を示し、賛成・反対・判定役を決める。理由を1つ考えるI think ... because ...
2〜4賛成が主張(30秒)→反対が主張(30秒)First, ... For example, ...
4〜6反対が反論(30秒)→賛成が反論(30秒)I understand, but ...
6〜7判定役が「理由が分かりやすかったほう」を選んで1文I agree with ... because ...
7〜10役を替えてもう1回

意見の言い方は「主張→理由→例」の3文で固定します。この型を帯で練習しておくと、ディベートの時間に日本語に戻りません。論題は、生徒の生活に近く、どちらにも理由が言えるもの(「宿題は必要か」「給食と弁当どちらがよいか」)にします。

よくある誤解

  • 英語が上手な生徒だけの活動ではありません。「主張→理由→例」の3文が言えれば、中1でも成立します。
  • 勝ち負けが目的ではありません。判定は「理由が分かりやすかったか」で行い、英語の正確さや声の大きさでは決めません。
  • ディスカッションは「自由に話し合って」では動きません。問い(何を決めるか)と、まとめの形(班で1つ選ぶ)を先に決めます。

校種別の違い

校種
小学校扱わない。「どちらが好き?理由は?」のやり取りが、意見と理由の入口
中学校3人1組のマイクロディベート。ディスカッションは班で1つ決める形
高校論理・表現の中心。4人×2チームの形式ディベート、資料を使う議論へ
高校入試の英作文(意見と理由)の対策として、3文の型の練習に使う

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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