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英語教材ラボ

活動と指導法話す・やり取り

ペアワーク・グループワーク

pair work / group work

2人(ペア)または3〜4人(グループ)で行う活動。英語の授業では、全員が同時に英語を使う時間を作る基本の形。

ペアワークは2人、グループワークは3〜4人で行う活動のことです。英語の授業では、全員が同時に英語を使う時間を作るための基本の形です。出どころ、ペアとグループの使い分け、役割と時間と成果物を先に決める組み方、「話さないペア」ができる理由と手当て、小学校・中学校・高校・塾での違い、そのまま使える活動集までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

ペアワークは2人、グループワークは3〜4人で行う活動です。先生が1人ずつ当てる形だと、40人学級で1人が英語を話す時間は50分のうち1分もありません。ペアにすると、全員が同時に話す時間が作れます。英語の授業で「言語活動」を成立させるための、いちばん基本の形です。

出どころ

学習指導要領(外国語)は「実際に英語を使用して互いの考えや気持ちを伝え合う」言語活動を求めています。伝え合う相手が必要なので、ペアやグループが前提になります。用語としては、コミュニカティブな言語教授法(1970年代以降)で定着した現場の言葉です。

授業での実際の使い方

ペアワークが成立するかどうかは、始める前の30秒で決まります。次の3つを先に言います。

  1. 役割。「AさんとBさん、Aが先に質問」のように、どちらが先に何をするかを決めます。決めないと、2人とも相手を待ちます。
  2. 時間。「1分」「相手を替えて2回」のように区切ります。区切りがないと、早く終わったペアが遊びます。
  3. 成果物。「相手の答えを1つメモ」「あとで隣のペアに紹介」のように、終わったあとに何が残るかを決めます。成果物があると、聞くほうも聞きます。
向いている活動人数
ペア1分の即興のやり取り、インタビュー、本文の確認、リテリング2
グループジグソー、意見を集めて発表、ゲーム、役割のある対話3〜4

グループは3〜4人までです。5人を超えると、話さない人が必ず出ます。

よくある誤解

  • 「話し合って」と言えば話し合いが起きる、わけではありません。何を・どの順で・何分・何を残すかが決まっていないペアは、日本語で雑談を始めます。
  • 「仲のよい2人にする」と話しやすい、とは限りません。仲がよいと日本語になります。座席で機械的にペアを作り、定期的に相手を替えるほうが、英語で話す量は増えます。
  • 先生が机間を回る時間ではありません。回りながら、1つ「よかった言い方」を拾って、途中で全体に紹介します(中間指導)。これでペアの英語の質が上がります。

校種別の違い

校種特徴
小学校相手を替えて何人とも話す形(列ごとにずれる)。1回30秒。担任が先にALTとやって見せる
中学校ペアが基本。1分の即興のやり取りを帯に。グループは単元末の発表の準備に
高校意見を述べる活動が増えるので、ペアで意見→グループで集約→全体、の3段が多い
1対2の個別ならその2人で。集団指導ではペアで答え合わせをさせると、講師の解説が減る

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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