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英語教材ラボ

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スラッシュリーディング

slash reading / chunk reading

英文の意味のまとまりの切れ目にスラッシュを入れて、前から順に読んでいく読み方。返り読みをやめる最初の一歩。

スラッシュリーディングとは、英文の意味のまとまり(チャンク)の切れ目にスラッシュ(/)を入れて、前から順に読んでいく読み方のことです。出どころ、区切る場所の5つの目安、先生が区切る段から生徒が区切る段への移し方、サイトトランスレーションとの関係、細かく切りすぎる失敗、小学校・中学校・高校・塾での違い、当サイトの速読・精読ラダーまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

スラッシュリーディングは、英文の意味のまとまり(チャンク)の切れ目にスラッシュを入れて、前から順に読んでいく読み方です。The boy / who lives next door / plays soccer / every Sunday. のように区切ると、長い文でも「誰が/どんな/何をする/いつ」と、まとまりごとに意味が取れます。返り読みをやめて、英語の語順で読む最初の一歩になります。

出どころ

英文を意味の単位(sense group/chunk)で読む考え方は、速読とリスニングの研究から来ています。学習指導要領の本文には出てきませんが、高校の教科書や指導書が「意味のまとまり」「チャンク」の語で扱い、現場ではスラッシュを入れた本文(スラッシュ入り本文)が読解の定番の手立てになっています。

授業での実際の使い方

区切る場所の目安は5つです。

  1. 前置詞の前(in / at / to / for / with)
  2. 接続詞の前(because / when / if / that)
  3. 関係代名詞の前(who / which / that)
  4. 不定詞の前(to+動詞)
  5. 長い主語のあと(動詞の前)
誰が区切るか使い方
1先生スラッシュ入りの本文を配り、まとまりごとに音読とリピート
2先生と生徒先生が最初の段落だけ区切り、残りを生徒が区切る。ペアで比べる
3生徒初見の英文に自分でスラッシュを入れてから読む。区切りが違っても意味が取れていれば正解

先生が言う言葉は「線のところで意味を1回まとめる」「線を戻らない」の2つです。区切りに正解は1つではないので、ペアで違ったところだけ理由を言わせます。

よくある誤解

  • 細かく切るほどよい、わけではありません。1語ずつ切ると意味のまとまりが消えます。3〜6語で1つが目安で、慣れるほど1まとまりは長くなります。
  • 訳す練習ではありません。区切って読むこと自体が目的で、日本語にするのは次の段(サイトトランスレーション)です。
  • ずっとスラッシュ入りの本文を配り続ける手立てではありません。段3(自分で区切る)に移さないと、線が無い英文で戻り読みが再発します。

校種別の違い

校種
小学校扱わない
中学校中2後半から、長めの文にだけ先生がスラッシュを入れる。中3で自分で区切る練習
高校読解指導の基本。速読ではまとまりを長く、精読では短く区切る
入試の長文で時間が足りない生徒に、区切りの5つの目安から教える

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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