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リテリング

retelling

読んだり聞いたりした英文の内容を、本文を見ずに自分の言葉で語り直す活動。音読の先にある「話すこと[発表]」の言語活動。

リテリングとは、読んだり聞いたりした英文の内容を、本文を見ずに自分の言葉で語り直す活動のことです。音読との違い、出どころ(話すこと[発表]の言語活動)、キーワード・絵・空所の3段で支援を減らす進め方、丸暗記にしない線、小学校・中学校・高校・塾での違い、評価に使うときのルーブリックまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

リテリングは、教科書の本文のように、読んだり聞いたりした英文の内容を、本文を見ずに自分の言葉で語り直す活動です。本文をそのまま覚えて言う暗唱とは違い、キーワードや絵を手がかりに、自分の持っている表現で内容を再構成します。音読で音に慣れた本文を「話すこと」に変える橋の役目をします。

出どころ

学習指導要領(中学校・高校 外国語)の「話すこと[発表]」に、聞いたり読んだりしたことについて、事実や自分の考えを話す言語活動が示されています。リテリングはその代表的な形で、検定教科書の多くが本文のあとに Retelling の活動を置いています。用語自体は学習指導要領の本文にはなく、教科書と現場で広く使われる言葉です。

授業での実際の使い方

本文を読み終えた時間の後半に、支援を3段で減らしながら回します。

手がかり生徒がすること目安
1キーワード(本文の名詞と動詞を10語ほど黒板に)ペアで交互に1文ずつ、キーワードを順につないで言う3分
2絵や図だけ(キーワードを消す)絵を指しながら、自分の言葉で内容を言う3分
3何も見ない相手に向かって30秒〜1分で語り直す。聞き手は内容を1つ質問する2分

先生が言う言葉は「本文の言い方じゃなくていい」「知っている単語で言い換えて」の2つです。生徒は本文どおりに言おうとして止まるので、言い換えを許すことを先に言います。段1で止まる生徒には、キーワードを文の形(主語+動詞)まで書いた手がかりを渡します。

よくある誤解

  • 暗唱ではありません。暗唱は本文の再生で、リテリングは内容の再構成です。本文と一字一句同じなら、それは暗唱ができたということで、リテリングの評価にはなりません。
  • 音読の回数を増やせばできるようになる、とは限りません。音読で音は入りますが、語り直すには「何を言うか」の順序を頭の中に持つ必要があります。キーワードの並びを先に作らせる段が要ります。
  • 全文を語り直す必要はありません。3〜5文で内容の骨が言えれば十分です。長い本文は段落ごとに分けます。

校種別の違い

校種長さ
小学校絵本や聞いた話を、絵を指しながら1〜2文で言う(既習の表現で)30秒
中学校教科書本文をキーワード→絵→何も見ないの3段で。パフォーマンステストの課題にもなる30秒〜1分
高校長文の段落ごとに要約して語り直す。意見を1文足す形に発展させる1〜2分
学校の本文の内容確認として。塾では本文が使えない場合が多いので、自作の短い英文で30秒

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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