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英語教材ラボ

評価テストと課題

パフォーマンステスト

performance test

スピーチ・やり取り・音読・ライティングなどの実技を、課題(タスク)とルーブリックで評価するテスト。話すこと・書くことの評価の中心。

パフォーマンステストとは、英語のスピーチ・やり取り・音読・ライティングなどの実技を、課題(タスク)とルーブリック(評価基準表)で評価するテストのことです。出どころ(学習評価の在り方と5領域の評価)、40人を回す手順、ペーパーテストとの違い、発表会にしないための線、小学校・中学校・高校・塾での違い、課題カードとルーブリックの実物までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

パフォーマンステストは、生徒に実際に英語を使わせて(話す・書く・読んで音読する)、その様子を課題とルーブリックで評価するテストです。選択肢に丸をつけるペーパーテストでは測れない「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の力を測るために使います。

出どころ

文部科学省の「学習評価の在り方ハンドブック」(2019年)が、ペーパーテストだけでは評価しにくい力を見取る方法として、パフォーマンス評価(作品やスピーチ、レポートなどによる評価)とルーブリックを示しています。英語では、学習指導要領の5つの領域(聞くこと・読むこと・話すこと[やり取り]・話すこと[発表]・書くこと)のうち、話すことと書くことの評価がパフォーマンス評価の中心になります。

授業での実際の使い方

やること目安
1単元の最初に課題(タスク)とルーブリックを配る。「何を・どこまで」を先に見せる単元の1時間目
2帯活動と本時の言語活動で、同じ型を繰り返す単元の中
3課題カードを渡し、準備の時間を区切る。台本の丸暗記にしない準備1〜2時間
4実施。やり取りはペアで2分、発表は1人1分、音読は30秒が目安。先生は評価表に丸をつけるだけにする40人で2〜3時間
5返却。ルーブリックのどの段階に入ったかを本人に返す次の時間

40人を回すコツは、先生が「聞きながら書く」を減らすことです。ルーブリックの記述語を短くして、聞いている間は丸をつけるだけにします。録音や録画を使えば、判断に迷った生徒だけあとで聞き直せます。

よくある誤解

  • 発表会ではありません。発表会は「見せる」ことが目的ですが、パフォーマンステストは評価規準に照らして「見取る」ことが目的です。規準が先に無いと、上手な生徒に高い点がつくだけになります。
  • ペーパーテストの代わりではありません。知識・技能の一部はペーパーテストで、話すこと・書くことはパフォーマンステストで、というように、領域と観点で分担します。
  • 一発勝負にしなくて構いません。帯活動で同じ型を繰り返してから測るほうが、生徒の実力が出ます。

校種別の違い

校種よくある形評価の返し方
小学校単元末に「できるようになった言い方」をペアで伝え合う。点数化せず、できたことを言葉で返す所見・振り返りカード
中学校スピーチ1分、やり取り2分、音読30秒。3観点のルーブリック段階(A・B・C)と一言
高校意見を述べる1分、ペアの議論、英作文。論理・表現の帯とつなげる段階と次の課題
定期テスト前に、学校のパフォーマンステストの型で1回リハーサルする講師のひとこと

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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