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英語教材ラボ

評価観点と規準

主体的に学習に取り組む態度

しゅたいてきにがくしゅうにとりくむたいど・attitude toward learning

観点別評価の3観点の1つ。粘り強く取り組む側面と、自らの学習を調整しようとする側面の2つで見取る。挙手や提出の回数ではない。

主体的に学習に取り組む態度とは、観点別評価の3観点の1つで、粘り強く取り組む側面と、自分の学習を調整しようとする側面の2つで見取る観点のことです。出どころ(学習評価の参考資料)、英語で何を見るか、振り返り・書き直し・帯の記録で見取る方法、挙手や提出物の回数で測る誤り、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

主体的に学習に取り組む態度は、観点別評価の3観点の1つです。国の参考資料は、この観点を2つの側面で見取るとしています。知識や技能を身につけようと粘り強く取り組む側面と、自分の学習の進め方を見直して調整しようとする側面です。「元気に挙手する」「ノートを提出する」といった行動の回数ではなく、学習の中身に向かう姿を評価します。

出どころ

国立教育政策研究所の「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」(2020年)が、この観点の2つの側面と、「知識・技能」「思考・判断・表現」と切り離さずに評価することを示しています。文部科学省の指導要録の改善通知(平成31年)でも、性格や行動面の傾向ではなく、学習の状況を評価するものだと明記されています。

授業での実際の使い方

英語では、次のような場面と方法で見取ります。

側面見取る場面方法
粘り強い取組帯活動の記録(タイム・語数・点数)を続けている記録用紙の推移
粘り強い取組パフォーマンステストで止まっても言い換えて続けようとする観察・ルーブリックの記述語
学習の調整小テストのあと、落とした大問を自分で選んで書き直す書き直しの提出
学習の調整振り返りに「次は◯◯を直す」と具体的に書く振り返りカード

コツは、他の2観点と同じ課題で見ることです。たとえばパフォーマンステストのルーブリックに「止まったときに聞き返す・言い換える」の行を置けば、思考・判断・表現と一緒に、この観点も見取れます。別の課題を増やす必要はありません。

よくある誤解

  • 挙手の回数、提出物の有無、忘れ物の数ではありません。これらは行動の回数で、学習の中身に向かう姿を表しません。
  • 「態度」という語から、性格や礼儀を評価すると誤解されがちですが、評価するのは学習への取り組み方です。
  • 授業中に見える生徒だけを高く評価しがちです。書き直しや振り返りのように、静かな生徒の姿が残る方法を必ず入れます。

校種別の違い

校種特徴
小学校振り返りカードと活動の様子。所見につなげる形で、A・B・Cは慎重に
中学校3観点の1つとして評定に入る。帯の記録と書き直しが主な材料
高校2022年度入学生から指導要録に観点別が記載。年間の評価計画で見取る場面を決める
評定には関わらないが、宿題の書き直しを見る習慣は同じ考え方

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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