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英語教材ラボ

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音読のバリエーション

おんどく・reading aloud

リピート・オーバーラッピング・シャドーイング・穴あき・役割・タイム音読など、目的の違う音読の種類を使い分けること。

音読のバリエーションとは、リピート・オーバーラッピング・シャドーイング・リードアンドルックアップ・穴あき音読・役割音読・タイム音読など、目的の違う音読の種類を使い分けることです。出どころ、7種の目的と順番、1時間に何回読むかの目安、「読めているのに話せない」の原因、小学校・中学校・高校・塾での違い、音読テストの実物までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

音読のバリエーションは、音読を「はい、読んで」の1種類で終わらせず、目的の違う種類を順に並べて使い分けることです。音を入れるための音読、意味と音をつなぐ音読、文字を離れて言えるようにする音読は、それぞれ別の練習です。同じ本文を7回読んでも、7種類の読み方なら生徒は飽きず、読むたびに違う力がつきます。

出どころ

学習指導要領(外国語)は「読むこと」の中で、音読を、内容を理解した英文を音声で表現する活動として位置づけています。種類の名前(リピート、オーバーラッピング、シャドーイング、リードアンドルックアップなど)は、教科書の指導書と現場で使われている言葉で、学習指導要領の本文にはありません。

授業での実際の使い方

内容を理解したあとの本文で、次の順に並べます。1回30秒〜1分で、合計5〜7分です。

種類やり方目的
1リピート1文ずつ、あとについて言う音を入れる
2オーバーラッピング音声と同時に重ねて読むリズムに乗る
3穴あき音読語を数か所隠したプリントで読む意味と音をつなぐ
4リードアンドルックアップ1文を黙読して、顔を上げて相手に言う文字から離れる
5役割音読ペアで登場人物を分けて読む場面で読む
6シャドーイング音声を聞きながら、文字を見ずに少し遅れて言う耳と口をつなぐ
7タイム音読1分で何語まで読めたかを記録する速さと記録

先生が言う言葉は、種類ごとに1つです。「あとについて」「同時に」「隠れたところも言って」「顔を上げて」「役を決めて」「文字を見ないで」「1分計ります」。全部やる必要はなく、その日の目的に合う3つを選びます。

よくある誤解

  • 回数を増やせば話せるようになる、わけではありません。「読めているのに話せない」生徒は、文字を見る音読しかしていないことが多いです。リードアンドルックアップとシャドーイングのように、文字から離れる種類を必ず入れます。
  • 全員で声をそろえる一斉音読は、1種類にすぎません。声がそろうと個人の誤りが聞こえないので、ペアの音読と交互に置きます。
  • 音読は「読むこと」の評価そのものではありません。音読テストで測れるのは音声の側面で、内容の理解は別の方法で見ます。

校種別の違い

校種
小学校文字の音読は求められていないので、チャンツ・歌・絵を見て言う形が音読の代わり
中学校本文で7種を使い分け。音読テストをパフォーマンステストの1つに
高校速読・初見読解の前後に。タイム音読で語数を記録し、段を上げる
家庭学習の指示に種類を指定する(「オーバーラッピングを3回」)

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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