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英語教材ラボ

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発音記号

はつおんきごう・phonetic symbols (IPA)

英語の音を1つの記号で1つの音として表す文字(国際音声記号・IPA)。辞書や教科書の新出語に音を示すために使われる。

発音記号とは、英語の音を1つの記号で1つの音として表す文字(国際音声記号・IPA)のことです。つづりと音が一致しない英語で、辞書や教科書の新出語に音を示すために使われます。出どころ、学習指導要領での扱い(必須ではない)、中学校で教える記号の絞り方(日本語にない音から)、辞書を引く力との関係、全部を教えようとする失敗、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

発音記号は、英語の音を、1つの記号で1つの音として表す文字です。国際音声学会が定めた国際音声記号(IPA)が使われ、辞書や教科書の新出語の横に音が示されています。英語はつづりと音が一致しない語が多いので、記号で音を確かめられることが、辞書を引いて自分で発音できる力の土台になります。

出どころ

国際音声記号は1888年に国際音声学会が定めたもので、日本の英和辞典と検定教科書は、これをもとにした記号で発音を示しています。学習指導要領は、中学校・高校とも発音記号の指導を必須の事項としていませんが、中学校の解説は、辞書の使い方の指導の中で発音記号に触れることを想定しています。つまり「教えなければならない」ではなく「辞書を引く力の一部として扱う」位置づけです。

授業での実際の使い方

全部の記号を教える必要はありません。日本語にない音、つづりから読めない音に絞ります。

教える記号
1日本語にない子音th(think・this)、f・v、l・r
2日本語より種類の多い母音bat・but・bought の3つの「ア」
3二重母音とつづりの例外make の「エイ」、though と through
4強勢の位置記号の上の点や線で、強く読む音節を見る

教え方は、新出語のときに1語だけ記号を取り上げて、「この記号は、口をこうする」と1つ確かめる形です。先生が言う言葉は「つづりじゃなくて、記号を見て音を決めて」です。中学3年間で、日本語にない音の記号10個ほどが読めれば、辞書を引いて自分で発音できるようになります。

よくある誤解

  • 発音記号を覚えないと発音できない、わけではありません。音は耳と口で覚えるもので、記号は「辞書で確かめるための文字」です。
  • 一覧表を配って覚えさせる方法は、ほとんど定着しません。新出語で1つずつ、必要な記号だけを積みます。
  • フォニックスと同じではありません。フォニックスはつづりと音の規則、発音記号は音そのものを表す文字です。規則で読めない語を、記号で確かめる、という関係です。

校種別の違い

校種扱い
小学校扱わない。音は耳で、文字は名前の読みまで
中学校必須ではない。辞書の使い方の中で、日本語にない音の記号から少しずつ
高校辞書を引く前提になる。単語テストに発音・アクセント問題を置く学校もある
発音・アクセント問題の対策として、記号の読みを整理する

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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