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年間指導計画

ねんかんしどうけいかく・annual teaching plan

1年間の授業で、どの単元をいつ、何時間で扱い、どこで評価するかを月ごとに並べた計画。教科書会社の案にテスト・行事を書き足して自校のものにする。

年間指導計画とは、1年間の授業で、どの単元をいつ、何時間で扱い、どこで評価するかを月ごとに並べた計画のことです。出どころ(学習指導要領総則の指導計画)、英語の年間の時数(中学140時間・小学校5・6年70時間・3・4年35時間)、教科書会社の計画案に書き足す3つ(定期テスト・行事・パフォーマンステスト)、評価計画との関係、3学期に駆け足にならない軽重のつけ方、行事で遅れたときに削る単元の決め方、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

年間指導計画は、1年間の授業で、どの単元をいつ、何時間で扱い、どこで評価するかを月ごとに並べた計画です。読みは「ねんかんしどうけいかく」。教科書会社が配る「年間指導計画(案)」を土台に、自校の定期テスト・行事・パフォーマンステストを書き足すと、提出のための書類ではなく、授業の進度を守る道具になります。

出どころ

学習指導要領の総則が、各学校で指導計画を作成することを求めていて、年間指導計画はその1年単位のものです。英語の年間の授業時数は、中学校が各学年140時間(週4)、小学校が5・6年の外国語70時間(週2)、3・4年の外国語活動35時間(週1)、高校は科目の単位数×35時間が目安です。教科書会社は検定教科書ごとに年間指導計画案(単元・時数・評価規準の例)を公開していて、多くの学校がそれを土台にしています。

授業での実際の使い方

教科書会社の案に、次の3つを書き足すと自校の計画になります。4月の最初の1時間で済みます。

書き足すものやることなぜ
定期テストテストの日を入れ、そこまでに終える単元に線を引くテストの範囲が先に決まると、進度の逆算ができる
行事修学旅行・体育祭・合唱コンクールの週に「授業が細切れになる」印行事の週に新出文法の導入を置かないため
パフォーマンステスト学期に1〜2回、どの単元の後に何を(スピーチ・やり取り)やるかを入れる評価計画と指導計画が1枚になり、学期末に材料を探さない

軽重のつけ方は、単元ごとに「厚く(導入と活動に時間)」「ふつう」「薄く(本文の要点だけ)」の3段階を4月に決めておくことです。3学期に駆け足になる原因は、1・2学期に全部を厚くやることなので、薄くする単元を先に決めます。行事や休校で遅れたときは、その場で慌てず、4月に決めた「薄くする単元」をさらに薄くして戻します。

よくある誤解

  • 提出するための書類、ではありません。壁に貼って進度を書き込むと、初めて役に立ちます。
  • 教科書会社の案をそのまま使うのは、テストも行事も入っていない計画を使うことです。3つを書き足す1時間だけは自分でやります。
  • 1回書いたら終わり、でもありません。学期末に「計画とのずれ」を書き込んでおくと、翌年の4月に同じ失敗をしません。

校種別の違い

校種特徴
小学校単元の時数が8時間前後で決まっているので、行事の週の割りつけが中心。ALTの来校日を計画に入れる
中学校定期テストから逆算する。文法の導入を行事の週に置かない。パフォーマンステストを学期に1〜2回
高校科目ごと(英語コミュニケーション・論理・表現)に作り、文法18ユニットを1年にどう割るかが計画の芯
学校の年間指導計画(定期テストの範囲)を先に手に入れて、塾の計画を学校に合わせる

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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