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外国語活動と外国語科

がいこくごかつどう・Foreign Language Activities / Foreign Language (subject)

外国語活動は小3・4の「聞く・話すに慣れ親しむ」領域、外国語科は小5・6の教科としての英語。時数・教科書・評価・扱う技能が違う。

外国語活動とは小学校3・4年で行う、聞く・話すに慣れ親しむ活動(教科ではない領域)、外国語科とは5・6年で行う教科としての英語のことです。違いは時数(35時間と70時間)、検定教科書の有無、評価(文章と3段階の評定)、扱う技能(読む・書くが加わる)の4つ。出どころ、3・4年と5・6年の授業の違い、「活動」の意味、慣れ親しむと身につけるの線、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

外国語活動は、小学校3・4年で行う、英語の音声に慣れ親しみ、聞くこと・話すことを中心にコミュニケーションの素地を作る「活動」です。教科ではなく、検定教科書も数値の評定もありません。外国語科は、5・6年で行う教科としての英語で、検定教科書を使い、読むこと・書くことが加わり、3段階の評定がつきます。「同じ英語なのに、5年生から急に教科書とテストが出てくる」のは、この2つの違いです。

出どころ

平成29年告示の小学校学習指導要領で、それまで5・6年で行っていた外国語活動が3・4年に下り、5・6年に教科「外国語」が新設されました(2020年度全面実施)。学習指導要領には「外国語活動」と「外国語」の2つの章があり、目標・内容・時数が別に定められています。

授業での実際の使い方

4つの違いを表にします。

項目外国語活動(3・4年)外国語科(5・6年)
位置づけ領域(教科ではない)教科
年間時数35時間(週1)70時間(週2)
教科書検定教科書なし。文科省の教材や各社の副教材検定教科書
扱う技能聞くこと・話すこと[やり取り]・話すこと[発表]の3領域5領域(読むこと・書くことが加わる)
目標の言い方慣れ親しむ・素地を養う基礎を養う・できるようにする
評価文章による記述3観点の評価と3段階の評定

授業の違いは、3・4年は「文字を読ませない・書かせない」(文字は名前の読みと、大文字・小文字の識別まで)、5・6年は「音声で慣れ親しんだ語を読む・書き写す」が入る、が最も大きい点です。先生が意識する言葉は、3・4年では「聞いて分かる・言ってみる」、5・6年では「読める・書ける」です。

よくある誤解

  • 外国語活動は「遊び」ではありません。目標(慣れ親しむ・素地を養う)が定められた教育課程の一部で、指導計画と評価(文章)があります。
  • 5・6年で「慣れ親しんだ」語は、中学校で「既習」とは限りません。音で慣れ親しんだ語を、文字と形として扱い直すのは中学校の仕事です。
  • 5・6年の教科化で「テストの英語」になったわけではありません。5・6年も言語活動を通して身につける形は同じで、加わったのは読む・書くと評定です。

校種別の違い

校種位置づけ
小学校3・4年外国語活動。担任が中心。ALT との TT
小学校5・6年外国語科。担任か英語専科。検定教科書と評定
中学校外国語科。小学校の外国語科を前提に、文字と文法を扱う
小学生の英語教室は、外国語活動と外国語科のどちらに合わせるかを保護者に説明する

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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