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英語教材ラボ

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4技能5領域

よんぎのうごりょういき・four skills, five areas

英語の力を「聞く・読む・話す[やり取り]・話す[発表]・書く」の5領域で示す、現行の学習指導要領の枠組み。4技能の「話す」が2つに分かれた。

4技能5領域とは、英語の力を「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の5つの領域で示す、現行の学習指導要領の枠組みのことです。4技能(聞く・読む・話す・書く)の「話す」が2つに分かれた理由、出どころ(CEFR)、各領域の目標の例、単元と評価計画への当てはめ方、領域が偏る失敗、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

4技能5領域は、英語の力を「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の5つの領域で示す、現行の学習指導要領の枠組みです。従来の4技能(聞く・読む・話す・書く)のうち「話す」が、相手と交互に話す[やり取り]と、1人で続けて話す[発表]の2つに分かれました。目標も評価も、この5つで組みます。

出どころ

平成29年告示の小・中学校学習指導要領(外国語)と平成30年告示の高校学習指導要領で、5つの領域が示されました。「話す」を2つに分けたのは、ヨーロッパの CEFR が「やり取り(interaction)」と「産出(production)」を分けていることに合わせたものです。小学校3・4年の外国語活動は「聞くこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」の3領域です。

授業での実際の使い方

領域中学校の目標の要点授業での活動評価の方法
聞くこと必要な情報や概要・要点を聞き取る本文の音声、先生の話、リスニング定期テストのリスニング
読むこと必要な情報や概要・要点を読み取る本文の読解、多読、速読定期テストの読解、初見読解
話すこと[やり取り]即興で伝え合う。相手の話に応じる1分の即興のやり取り、インタビューパフォーマンステスト(対話)
話すこと[発表]事実や考えをまとまりのある形で話すスピーチ、リテリング、発表パフォーマンステスト(発表)
書くこと事実や考えをまとまりのある文章で書く英作文、日記、意見文定期テストの英作文、提出物

単元の計画を作るとき、5領域のどこを扱うかを先に決めます。1つの単元で5つ全部を扱う必要はなく、年間で全領域が複数回入ればよい、という考え方です。偏りやすいのは[やり取り]で、発表とやり取りを区別せずに「スピーチだけ」にしていると、即興で伝え合う力が育ちません。

よくある誤解

  • 5領域は「5つの授業」ではありません。1つの活動が2つ以上の領域にまたがることは普通で(聞いてから話す)、計画で「主に見る領域」を決めます。
  • [やり取り]と[発表]の違いは「人数」ではなく「相手の話に応じるか」です。ペアで交互に原稿を読み合うのは、やり取りではなく発表です。
  • 3観点(知識・技能、思考・判断・表現、態度)と5領域は別の軸です。評価計画は3観点×5領域の表で作ります。

校種別の違い

校種領域
小学校3・4年3領域(聞く・やり取り・発表)。読む・書くは扱わない
小学校5・6年5領域。読む・書くは「慣れ親しむ」から「できる」へ
中学校5領域。[やり取り]に「即興で」が入る
高校5領域。科目ごとに重点が違う(英語コミュニケーションは5領域、論理・表現は話す・書く)
学校の定期テストが主に「聞く・読む・書く」を測ることを知り、[やり取り]は学校に任せる線を引く

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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