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英語教材ラボ

評価記録と評定

CAN-DOリスト

きゃんどぅーりすと・CAN-DO list

英語の学習到達目標を「〜することができる」の形で、領域ごと・学年ごとに並べた一覧。生徒と目標を共有する道具。

CAN-DOリストとは、英語の学習到達目標を「〜することができる」の形で、領域ごと・学年ごとに並べた一覧のことです。出どころ(文科省の手引き・CEFR)、5領域×学年の作り方、生徒に配って自己評価に使う方法、評価規準との違い、絵に描いた餅にならない線、小学校・中学校・高校・塾での違い、当サイトのcan-doリストまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

CAN-DOリストは、英語で「何ができるようになるか」を、「自分の好きなものについて、理由を1つ添えて伝えることができる」のような文で、領域ごと・学年ごとに並べた一覧です。文法や単語の一覧ではなく、できることの一覧なので、生徒と保護者にも読めます。学校の3年間の目標を1枚で共有する道具です。

出どころ

文部科学省が2013年に「各中・高等学校の外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定のための手引き」を出し、各学校で作ることを求めました。もとになっているのは、ヨーロッパの CEFR が能力を「〜できる」の記述文で示した考え方です。現行の学習指導要領の5領域(聞くこと・読むこと・話すこと[やり取り]・話すこと[発表]・書くこと)が、リストの縦の軸になります。

授業での実際の使い方

やること
15領域×3学年の表を作る。各マスに「〜できる」を1〜2文。学習指導要領の目標と教科書の単元から書く
2学年の初めに生徒に配り、「今年の終わりにできること」を読ませる
3単元の終わりに、該当する1文を生徒が自己評価する(できた・もう少し)
4学年末に、リストの各文がどの単元で扱われたかを先生が確かめて、次年度に直す

生徒に配るときは、1学年ぶん10〜15文に絞ります。全部載せると読まれません。先生が言う言葉は「この単元が終わったら、この1行ができるようになる」です。単元の入口と出口で同じ1行を見せると、リストが授業とつながります。

よくある誤解

  • 評価規準の一覧ではありません。CAN-DOリストは学校の3年間の到達目標で、評価規準は単元や本時の評価の観点です。リストの1文を単元に落として、そこから規準を作ります。
  • 作って提出すれば終わり、ではありません。生徒に配られず、授業で参照されないリストは機能しません。
  • 細かいほどよい、わけではありません。1学年10〜15文で、生徒が自分の言葉で読める長さにします。

校種別の違い

校種特徴
小学校「〜に慣れ親しむ」から「〜できる」へ移る5・6年で。星の階段のように段で見せると子どもに伝わる
中学校文科省の手引きの対象。5領域×3学年。高校入試の調査書とは別物
高校科目ごと。CEFR の段階(A2〜B1)と対応づける学校が多い
学校のリストを見せてもらい、生徒の目標を同じ言葉で保護者に伝える

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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