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英語教材ラボ 小学校版

評価・中学接続

外国語の評価のつけ方が、正直わかりません

調査でも小・中学校の英語の悩みの最多は評価方法です。評価がわからないのは能力の問題ではなく、手順が配られていないだけ。評価規準は公式の型への穴埋めで作れること、記録に残すのは1単元1〜2領域・8時間で2〜3回でいいこと、話すことは1分のパフォーマンステストで見ること、所見は文例から組めること。4つの手順に分解して、それぞれの道具への入口を示します。

公開 2026-08-19・更新 2026-08-19

1学期の成績づけで、外国語だけ手が止まりました。手もとにあるのはワークシートとふり返りカードだけで、これで3観点をつけていいのか自信がありません。テストも市販のものを使っていますが、それでいいのかも分かりません。(小5担任)

結論: 評価は作文ではなく、型に入れて絞る作業

先に言っておくと、この悩みはいちばん多い悩みです。小・中学校の教員196人への調査で、英語の授業で困っていることの最多は評価方法の59.9%でした(NPO法人 教育改革2020「共育の杜」・2025年7〜8月実施)。分からないのは、評価が難しいからというより、手順が誰からも配られていないからです。

手順は4つに分解できます。上から順にやれば、学期末に手が止まることはなくなります。

手順すること道具
1単元の評価規準を、公式の型に穴埋めして作る評価規準の作り方教科書別の一覧
2記録に残す時間を、単元8時間のうち2〜3回に絞る単元パックの指導計画(◎印で明示)
3話すことは、1人1分のパフォーマンステストで見るパフォーマンステストの回し方
4所見は、単元別の文例から組む所見文例集しょけんビルダー

全部を毎時間見ようとしない

手が止まる先生の多くは、5領域×3観点を毎時間つけようとしています。これは物理的に不可能で、公式の参考資料もそういう設計にしていません。記録に残す評価は1単元で1〜2領域、8時間のうち2〜3回。残りの時間は記録しない、と決めることが評価の仕事の半分です。どの単元でどの領域を見るかの割り振りは聞く・読む・書くの評価にまとめました。

手もとのワークシートは、すでに証拠です

ご相談の「ワークシートとふり返りカードだけ」は、実は悪くない手持ちです。書いたワークシートは書くことの、活動中の見取りは話すことの証拠になります。足りないのは紙ではなく、どの紙をどの領域の証拠にするかという割り当てだけです。

市販テストは、2点だけ確かめて使う

市販の単元テストを使うこと自体は問題ありません。確かめるのは2点です。音声のない設問で聞くことを測っていないか。書くことの設問が、書き写しと例文の置き換えの範囲に収まっているか。日本語文から英文を自力で作らせる問題は小学校の目標の外側なので、そこの点数を3観点に直結させないでください。

まず手順1の記事から読み始めれば、次の学期末には手が止まりません。3・4年の外国語活動は評価の作法が別なので、外国語活動の所見の書き方をどうぞ。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、小6の英語が中1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。制度・評価の記述は、学習指導要領と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、文部科学省の通知・研修ガイドブックにあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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