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英語教材ラボ 小学校版

単元別(3・4年)

小4 Unit 4 時刻・日課の授業|時間に名前をつける4時間

小4・外国語活動|Let's Try! 2 Unit 4「What time is it?」(全4時間)の進め方です。教室の時計を第1時の最初の教材にする入り方、とけいポインティングで thirty を聞き分けさせる読み上げの順番、ジェスチャーで◯◯タイムを当てるグループ戦の回し方、マイ・タイムを伝え合う第4時の見取りと家庭差への配慮まで、4コマ分をそのまま流せます。教材は無料PDFです。

公開 2026-08-26・更新 2026-10-15

教室の時計は、この単元でいちばん強い教材です。第1時、カードを出す前に壁の時計を指さして What time is it? と聞く。それだけで毎日そこにあったものが英語の教材に変わり、単元後は日直の仕事に輸出できます。

地雷は、時刻の読みに踏み込みすぎることです。時計の読みは算数で3年までに済んでいるので、先生はつい「8時47分は?」と聞きたくなります。ここで扱うのは◯時と◯時半まで。細かい読みは算数の仕事で、英語の時間にやると数字クイズになります。7:00 のような「ちょうど」にだけ o'clock を添え、7:30 は seven thirty と数字を2つ並べる。それで足ります。

小4 Unit 4「いま なんじ?」の単元パック(Let's Try! 2 Unit 4 "What time is it?" 対応)は、単元計画・Small Talk 台本・とけいカード・活動シート3枚・きくワーク・ふりかえりカード・ALT打ち合わせシートの9点で、4時間をそのまま流せます。

全4時間の見取り図

時主な活動帯(はじめ5分)見取り
1時刻の言い方と出会う(時計カード)・なんじかな?ポインティング歌+数の復習(1〜12)—
2◯◯タイムの言い方(Snack Time!)・ジェスチャーで当てっこ・きくワーク(だれのマイ・タイム?=時刻とタイムのなまえをきいて、時計と絵をえらぶ)Small Talk①(先生の学校の1日=What time is it? の帯)—
3ジェスチャーで◯◯タイム(グループ戦)時刻の帯+チャンツ行動観察(見取りメモ・知技)
4わたしのすきな時間トーク(マイ時計を作って伝え合う)Small Talk②(ハワイの友だちは いま なんじ?)行動観察(見取りメモ・思判表)+振り返りカード点検(態度)

外国語活動の評価は、数字でも段階でもなく文章で書きます。表の「見取り」は、その文章のもとになるメモです。第3時はジェスチャー当てで「時刻とタイムの名前で答えているか」、第4時はトークで「すきな時間を時刻と名前で伝え合っているか」を名簿に印をつけ、態度は第4時のふりかえりカードを全員分読みます。

第1時:教室の時計を、最初の教材にする

45分の配分は4時間ともほぼ共通です。0〜5分があいさつと「いま なんじ?」、5〜12分がとけいカードでの練習、12〜15分でめあての確認、15〜37分が主活動、37〜45分が振り返りとあいさつ。帯は歌と1〜12の数の復習。時刻に入る前に数字を耳へ戻します。

とけいカードは Wake-up / Breakfast / Lunch / Snack / Homework / Dinner / Bath / Bed の8枚。文字盤と右下の場面の絵がセットです。先生が1枚見せて What time is it? — It's 3:00. Snack Time! と、時刻とタイムの名前をセットで言う。これが単元を通しての型です。

主活動は「なんじかな? とけいポインティング」(聞くこと/ペアで1枚のシートを共有/10〜15分)。シートはペアのまん中に置き、先生が読み上げた時刻の時計を正しくタッチできたら1ポイント。2人とも正しければ2人とも1ポイントで、速さはくらべません。ポインティングゲームなので、英語を言えなくても全員が第1時から参加できます。

6:30 と 6:00、7:00 と 4:30 のように似た文字盤を続けて出すと、thirty が聞こえるかどうかに耳が向きます。「さいごまで聞いてからタッチ」がルールなのは、It's seven... のあとに thirty が続くかもしれないからです。

第2〜3時:時間に名前をつけて、ジェスチャーで当てる

第2時の帯から What time is it? を入れます(教室の時計の実際の時刻は分まであるので、英語で答えるのは時計の模型を◯時か◯時半に合わせたときだけにします)。意味を分解せず、チャンツのリズムでかたまりのまま。「ワッタイム・イズィッ?」と一息で言えれば、あとはこの1文で回ります。ポインティングもレベル2へ。時刻ではなく「Snack Time!」とタイムの名前で出題し、3:00の時計をタッチさせます。ここが単元の心臓部で、3:00 がただの数から「おやつの時間」に変わります。カードの時刻は1つの例で、「この時刻にしなければいけない」とは言いません。

この帯は Small Talk 台本で、先生の学校の1日の話にします。時計の模型を見せる前に全員で What time is it? とたずね、先生が It's eight thirty. Good Morning Time! のように時刻と名前で答えて、朝の会・給食・帰りの会の絵を指さします。たずねるのは子ども、答えるのは先生で、ペアにはしません。学校の1日はクラス全員が同じなので、家の生活時間の差が出ません。時刻はその学校の時間割に合わせて◯時か◯時半に替えます。

主活動は先生用の進行シート「ジェスチャーで ◯◯タイム」(話すこと・やり取り/代表からグループ戦へ/15分)。はじめは先生が、2回目からは手をあげた子がとけいカードを1枚ひき、見せずにジェスチャーで演じます。ヒント集は出題者に小声で渡してから始めます。見ている全員で声をそろえて What time is it? とたずね、当てる側は It's 3:00. Snack Time! とセットで答える。カードを見せて答え合わせ。

たずねる役を全員に渡すのが仕掛けです。出題者ひとりが英語を言う形にすると、35人のうち34人は見ているだけになります。答えを「時刻+タイムの名前」に限定するのも同じ理由。時刻だけだと数字当てクイズに戻ります。英語が出にくい子は、ジェスチャー当ての出題側で活躍できます。

第3時は班ごとの同時進行にします。班の中で出題を順番に回すと、全員が「たずねる→当てる」を何周もできます。時間が足りなければ、班の当てっこは残して、最後の1日リレーを切ります。最後は、8つの班にカードを1枚ずつ渡し、朝から夜まで班の全員のジェスチャーでつなぐ「1日リレー」に。1人で前に立つ子は出ません。

第4時:マイ・タイムを伝え合う

はじめの5分は Small Talk 台本の2つ目です。教室の時計を指さして It's ten o'clock in Japan.、先生の友だちがいるハワイは何時かを指で当ててもらいます。答えは3時(しかも前の日)で Snack Time!。遠くにいる人の時刻をたずねるのが、What time is it? の本当の使いみちです。続けてペアで「ハワイの友だちに電話」を30秒×2回。ハワイ役は板書の4つの絵(3:00 おやつ・6:00 ばんごはん・8:00 おふろ・9:00 ねる)から1つ選んで It's eight o'clock. Bath Time! と答えます。1回目のあとに足すのは、Bed Time だったときの Oh, sorry! Good night! の1つだけ。モデル音声は話題ごとに1本ずつです。

単元のゴールは「わたしの すきな時間トーク」(話すこと・やり取り/ひとりで準備→ペア→教室を歩いて/15分)です。シートの時計に自分のすきな時間の針をかき、その時間に名前をつける。ペアで見せ合ってたずね合い、It's 5:00. My Game Time! と答えます。理由は言いたい子だけ、日本語で構いません。

名前は英語と日本語が混ざってよい、と先に言い切ります。Onsen Time も立派に通じます。純正の英語を求めると、辞書を引ける子だけの活動になります。かざりつけに火がつく前に「色ぬりは休み時間に」と言ってから配ります。すきな時間が決まらない子は、とけいカードの8つから選んでかまいません。

ペアが終わったら教室を歩いて、インタビュー・ラリーの形で3人までメモします。だれの、なんじの、なんのタイムか。聞いたら Nice time! と返すところまでルールにします。

見取りはこの15分です。ペアのあいだを歩きながら、時刻とタイムの名前をセットで伝えられているかを名簿にメモします。全体シェアは言いたい子だけで十分。ふりかえりカードは単元を通して同じ1枚。最後に3つのチェック項目と「つたわった!」の場面を書かせて回収します。

この単元でよくあるつまずき

  • 「◯時に寝るのが正しい」という空気ができる。塾や習い事、家の事情で生活時間は大きくちがいます。マイ・タイムは生活記録ではなく「すきな時間」だと最初に言い切り、理由の発表は強制しません。
  • 時計の読みが不安な子が、最初の1枚で止まる。とけいカードは文字盤と場面の絵がセットです。絵からタイムの名前、そこから時刻へとたどれます。「短い針だけ見てごらん」と算数の読み方に戻すのも正解です。
  • ジェスチャーが苦手で、出題側に立てない子がいる。腕で針の形を作る「時計の針ポーズ」を、活動の前に見せておきます。当たらなくてもジェスチャーした人に拍手、もルールに入れます。

前の単元は小4 Unit 3 曜日の授業で、What day is it? のたずね方がこの単元の下地になります。次は小4 Unit 5 文房具の授業です。この4時間の見取りを学期末の文章にするときは3・4年の所見の書き方へ。ALTが入る日は、その国の1日のリズムを1分話してもらうと、時刻の学習が異文化の窓になります。分担の決め方はALTと組む45分にまとめました。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、小6の英語が中1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。制度・評価の記述は、学習指導要領と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、文部科学省の通知・研修ガイドブックにあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

この単元の授業で配る紙は、すべて無料PDFでそろっています

単元計画・絵カード・活動シート3枚・ふりかえりカード・ALT打ち合わせシートの9点。印刷するだけで45分が流れます。

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