この単元の教材は毎朝更新されます。窓の外です。How's the weather? — It's sunny. は、絵カードがなくても本物になります。値打ちは天気のことばを覚えることより、はじめの5分に天気のやり取りを固定して、単元のあとも朝の会で続く帯をつくることにあります。
地雷は後半です。Let's play soccer! とさそう活動には、断られる可能性がついてきます。Sorry. の言い方と受け止め方を先に置かないまま始めると、一度断られた子は二度目からさそいません。
小4 Unit 2「てんきと あそびの さそい」の単元パック(Let's Try! 2 Unit 2 "Let's play cards." 対応)は、単元計画・てんきとあそびカード・活動シート3枚・ふりかえりカード・ALT打ち合わせシートの7点です。
全4時間の見取り図
| 時 | 主な活動 | 帯(はじめ5分) | 見取り |
|---|---|---|---|
| 1 | 天気のことばと出会う(窓の外が教材) | 歌+天気のあいさつ | — |
| 2 | てんき仕分けリスニング・あそびのことばをふやす | How's the weather? の帯 | — |
| 3 | Let's play ◯◯! と出会う・さそいロールプレイ | 天気の帯+チャンツ | 行動観察(見取りメモ) |
| 4 | てんきすごろく(天気×あそびのさそい合い) | 天気の帯 | 振り返りカード点検 |
外国語活動に評定はありません。「見取り」は成績のための記録ではなく、通知表の文章のもとになるメモです。第3時は「さそいの形が使えているか」、第4時は「天気に合うあそびを選ぼうとしているか」の2つで足ります。
第1時:窓の外を指さすところから始める
45分の配分は、0〜5分があいさつときょうの天気、5〜12分がカードでの練習、12〜15分でめあての確認、15〜37分が主活動、37〜45分が振り返り。4時間とも同じ形です。
初回は、はじめの5分をていねいに作ります。カードを見せる前に窓の外を指さして How's the weather?。子どもが黙っていたら、先生が It's sunny. と答えてかまいません。文の形をそろえさせないのが、帯を長続きさせるこつです。ことばが出ない子は、窓の外を指さして Sunny? と語尾を上げるだけで足ります。
てんきとあそびカードは、天気8枚とあそび8枚の16枚組。天気は sunny / rainy / cloudy / snowy / windy / hot / cold と a rainbow です。ねらうのは6つで十分で、hot と cold は「聞けたらわかる」あつかいに。授業後は黒板の端に貼り残し、朝の会の天気コーナーにします。
第2時:聞き分ける耳をつくる
帯を How's the weather? に切り替えたら、主活動は「てんき仕分けリスニング(きいて、わけよう!)」(聞くこと/ひとり・ペアで確認OK/10〜15分)。シートには天気のへやが7つと、聞き取れなかったときの避難所「?」が1つ。先生が番号と天気を読み上げ、あてはまるへやに番号を書きます。
読み上げには型があります。「Number one ...(2秒あける)... It's rainy.」。単語だけで読まず、It's をつけて文で聞かせておくと、次の時間の2段ロケットにつながります。答え合わせを How's the weather? — It's rainy! のコール&レスポンスにすると、聞く活動が言う練習で終わります。仕分けリスニングは指さしより一段むずかしいので、2ラウンドでやめてかまいません。書き込むのは番号だけ。英語は書かせません。
残りの時間はあそびのことば。play cards / play soccer / play tag / jump rope / swim を含む8枚。運動に制限のある子がいる学級では、トランプやけん玉など室内のあそびを選択肢に残します。ALTが来る日は、雨の日の遊びの話を1分もらいます。
第3時:Sorry. を先に配ってから、さそわせる
帯に天気のチャンツを足し、Let's play cards! を出します。Let's の説明はしません。「いっしょにやろう」のかたまりとして、おいでおいでのジェスチャーとセットで入れます。分解すると、4年生の手が止まります。
主活動は「Let's play! さそいロールプレイ」(話すこと・やり取り/ペア→教室を歩いて/15分)。天気カードを1枚引き、その天気に合うあそびでさそいます。2段ロケットで、1段めが It's sunny!、2段めが Let's play soccer!、答えが Yes, let's! か Sorry. です。
出だしの2分は「Yes, let's! しか言えないラウンド」。受け入れられる体験を全員がすませてから、Sorry. を解禁します。条件は1つ、ごめんねの顔とジェスチャーをそえること。
記録欄は5つ。さそえたら○、さそわれたら△で、断られた回数は数えません。ロールプレイの型で歩かせながら、2段ロケットで言えているかを名簿にメモします。見取りはここです。
第4時:すごろくで、天気に合うあそびを選ぶ
主活動は「てんきすごろく(とまったマスで さそおう!)」(話すこと・やり取り/3〜4人グループ/15〜20分)。盤は16マス。天気のマスと、さそいがお休みになる☆のマスが混ざります。とまったマスの天気を声に出し、その天気に合うあそびでだれかをさそう。さそわれた人は Yes, let's! と返します。
得点はさそった回数で、ゴールの早さではありません。先に言わないと、すごろくは英語を言わずにコマを転がすだけになります。
机間指導で、It's rainy! → Let's play tag! のように合っていないペアを見つけても、正解は言いません。Rainy? Outside? と首をかしげるだけで、たいてい自分たちで直ります。ただし正解は1つに決めません。雨の日に長ぐつでどろあそび、も答えです。
最後は振り返りカード。単元を通して同じ1枚に、毎回のおわりに1行ずつ、4時間分を書きためます。締めくくりは3項目の◎○△と、「英語でさそってみたいあそびは?」の1問。この1問が教室の外への出口です。
この単元でよくあるつまずき
- さそって Sorry. と言われた子が、その場で固まる。第3時の出だし2分を断られないラウンドにして、受け入れられる体験を先に配ります。断る側にも Sorry. Let's play ◯◯! と代案を出す言い方を渡しておくと、断られた側が固まりません。
- 外あそびの話ばかりになり、運動が苦手な子が輪から外れる。あそびカードにトランプとけん玉が入っています。板書の選択肢から室内系を消さないこと。
- すごろくがゴール競争になり、コマだけ進む。「さそった回数が得点」を先に言い、忘れて進んだら1マスもどるルールを入れます。時間で切ると宣言すれば、急ぐ理由が消えます。
前の単元は小4 Unit 1 世界のあいさつの授業、次は小4 Unit 3 曜日の授業です。見取りを学期末の文章にどう変えるかは3・4年の所見の書き方、ALTが入る日の分担はALTと組む45分へ。