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英語教材ラボ

評価テストと課題

振り返り(リフレクション)

ふりかえり・reflection

授業や単元の終わりに、生徒が自分の学習を見直して言葉にする活動。「できたこと・次に直すこと」の1行が型。

振り返りとは、授業や単元の終わりに、生徒が自分の学習を見直して言葉にする活動のことです。学習指導要領の総則が求める「見通しを立てたり振り返ったりする活動」にあたり、主体的に学習に取り組む態度の材料になります。出どころ、「できたこと・次に直すこと」の1行の型、質問の作り方(感想ではなく事実)、振り返りカードの様式、書かせて読まない失敗、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

振り返りは、授業や単元の終わりに、生徒が自分の学習を見直して言葉にする活動です。「楽しかった」「難しかった」という感想ではなく、「今日は理由を1文足して言えた。次は質問を返す」のように、できたことと次に直すことを事実で書くのが型です。この1行が、生徒には次の学習の見通しになり、先生には主体的に学習に取り組む態度の記録になります。

出どころ

学習指導要領の総則(小・中・高)に、児童生徒が学習の見通しを立てたり学習したことを振り返ったりする活動を計画的に取り入れることが書かれています。国の学習評価の参考資料は、「主体的に学習に取り組む態度」の「自らの学習を調整しようとする側面」を見取る方法として、振り返りの記述を挙げています。「リフレクション」は同じ活動の英語です。

授業での実際の使い方

「楽しかった」で終わらせないために、質問を事実で聞きます。

質問感想になりやすい形事実になる形
できたこと今日はどうでしたか今日、言えるようになった文を1つ書く
つまずき難しかったところは止まった場所はどこか(質問のあと・単語・語順)
次はがんばりたいですか次の時間に1つ変えることは何か

時間は2分、カードは1枚に1学期分(12行)で、前の行が見える形にします。前の行が見えると、「先週は質問が返せなかった→今週は返せた」という推移を生徒自身が見つけます。先生が言う言葉は「感想じゃなくて、できた文を書いて」です。書かせたら、先生は次の時間の最初に2〜3人の1行を読み上げます。読まれると分かると、生徒は書きます。

よくある誤解

  • 感想文ではありません。「楽しかった」は指導にも評価にも使えません。事実(言えた文・止まった場所・次に変えること)を書かせます。
  • 毎時間長く書かせるほどよい、わけではありません。1行を毎時間か、単元末に3行か。続く形にします。
  • 書かせて集めるだけでは、態度の評価になりません。読んで、次の指導に返して(読み上げる・帯を変える)、初めて指導と評価がつながります。

校種別の違い

校種
小学校振り返りカードに「できるようになった言い方」を1つ。所見の材料に
中学校1学期1枚のカードに毎時間1行。単元末に3行
高校単元末に「できたこと・つまずき・次」を3行。ポートフォリオに綴じる
確認テストの返却時に「落とした大問と次にやること」を1行

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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