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英語教材ラボ 小学校版

単元別(3・4年)

小3 Unit 4 色・すきなものの授業|I like をためる4時間

小3・外国語活動|Let's Try! 1 Unit 4「I like blue.」(全4時間)の進め方です。聞いて塗るにじづくり、教室を歩くカラータッチ、I don't like を足す○×クイズ、すきな色インタビューから「クラスのにじ」へ。外国語活動なので数値評定はせず、行動観察と振り返りカードで見取ります。教材は無料PDFでそろっています。

公開 2026-08-26・更新 2026-08-26

I like .... は、このあと3年間ずっと使い続けるチャンクです。小3で意味を教えきる必要はなく、仕事は音をためることに絞れます。like は「すき」と訳して終わりにせず、にっこりした顔とジェスチャーをセットで出します。3年生には、表情のほうが意味を教えます。

地雷は1つ。第3時で I don't like .... を足したとたん、時間が食べものの好き嫌い指導に変わってしまうことです。ここは苦手なものを申告させる場ではないので、I don't like は言いたい子が言う、で通します。先生がおどけて1つ見せれば、音は十分に入ります。

使うのは小3 Unit 4「I like blue.」の単元パックの7点です。いろカード16枚(8色+すきなもの8枚)、活動シート3枚、ふりかえりカード、ALT打ち合わせシート、単元計画。シートは第1・2・4時に1枚ずつ使い、第3時はいろカードだけで回ります。

全4時間の見取り図

主な活動帯(はじめ5分)見取り
1色のことばと出会う(カード)・にじづくり①(聞いて塗る)歌(Rainbow Song)
2I like ◯◯. と出会う・カラータッチ(教室の色さがし)歌+色カードフラッシュ
3I don't like ◯◯. を足す・すき・きらい○×クイズ(先生の答えを予想)歌+チャンツ行動観察(見取りメモ)
4すきな色インタビュー→けっかを「クラスのにじ」にまとめる振り返りカード点検

3・4年は外国語活動なので、数値評定もABCもありません。右端の欄は点をつけるための記録ではなく、通知表の文章のもとになる見取りです。第3時は反応の様子をメモに、第4時は振り返りカードを点検します。

45分の形はどの時間も同じです。あいさつと歌(0–5分)、いろカードで練習(5–12分)、めあて(12–15分)、主活動(15–37分)、振り返り(37–45分)。

第1時:答えの色を、先に見せない

主活動は活動シート1「きいて ぬろう! にじづくり」(聞くこと/ひとり・ペアで確認OK/15分)です。①〜⑥の番号だけが入った6本の弧を、先生の読み上げどおりに塗っていきます。塗るのが苦手な子は、ゆびさしで色を選び、先生が塗ってもかまいません。

読み上げは「Number one ...(3秒)... red!」の順。番号→間→色。この間が聞く集中を作ります。本物のにじの順(red / orange / yellow / green / blue / purple)で読むと、理科的な気づきもついてきます。

禁じ手は、答えの色を先に板書することです。見せるのは全員が塗り終わってから。先に見せると聞かなくなります。ぬり終えたら隣の人と見比べて、同じにじになったかを確かめます。うすく塗っておけば直せる、と先に言えば手が止まりません。早く終わった子には、裏の「オリジナルにじ」を隣の人に英語で塗ってもらう役を渡します。

第2時:I like ◯◯. と、教室の色さがし

帯は歌に色カードフラッシュを足します。言わせるより先にポインティングゲームにすると、声を出したくない子も同じ土俵に立てます。

主活動は活動シート2「カラータッチ(先生用・進行シート)」(聞くこと・動くこと/クラス全体で教室内を移動/10分)。読み上げる順は決まっています。red、blue、green(黒板)、yellow、pink / purple、brown(つくえ・ゆか・ドア)。見つけやすい色から入り、最後は全員が必ずタッチできる色で締めます。

green で「えっ、黒じゃないの」の声が上がったら、しっかり驚いてあげてください。走らせないコツは2つ。Freeze! の合図を最初に練習することと、「Touch!」の前に「Walk, walk...」と歩かせておくことです。

カラータッチは10分、時間が押せば2ラウンドで切り上げます。残りは、もののカード8枚(soccer / pizza / sushi / dogs など)と色カードを合わせて I like blue. / I like soccer. の練習に。

第3時:○×クイズで、全員の手を動かす

主活動は「すき・きらい○×クイズ」。先生がカードを1枚見せ、子どもは「先生はこれがすきか」を○か×の手で予想します。答え合わせは I like sushi. / I don't like .... と言うだけで、説明はしません。

見取りの1回目はここです。見るのは当たった数ではなく、カードを見て反応し、○×を出せているか。手が動いていれば「I like .... / I don't like .... の言い方に慣れ親しんでいる」姿として見取れます。全員が同時に手を出す形なので、1人を当てて答えさせずに済みます。

クイズのあとは自分の番です。となりの人に I like ◯◯. を1つ言って、第4時の下ごしらえに。ふりかえりカードは単元を通して同じ1枚で、毎回のおわりに1行だけ書きます。

第4時:インタビューから「クラスのにじ」へ

主活動は活動シート3「すきな色インタビュー 〜クラスのにじをつくろう〜」(話すこと・やり取り/教室を歩いて1対1/15分)です。まず自分のらんに○をつけ、友だちと会ったらじゃんけん。勝った人から What color do you like? — I like blue! でたずね、交代してもう1回。聞けたら相手の色のらんに○。相手は3人までで、人数を追わせません(インタビュー・ラリーの形)。

ルールの心臓部は「えー」といわない、です。人のすきはぜんぶ○。からかいが出たら、ゲームを止めてでも全体で確認します。同じ色の友だちに会えたらハイタッチ、まで先に決めます。3人終わった子には、What do you like? — I like soccer! と色以外もどうぞ。

集計はその場で。色ごとに挙手させ、黒板ににじの帯を伸ばします。算数の棒グラフの入口にもなります。掲示は画用紙の帯を色別に貼るだけで、休み時間や図工と合体させてかまいません。見取りの2回目は、自分から声をかけているか。伝わるように伝え合っている、すすんで伝え合おうとしている姿を歩きながらメモし、最後にふりかえりカードを点検すれば終わりです。

この単元でよくあるつまずき

  • 「この色なあに?」と1人を当ててしまう。色の見え方はひとりひとりちがいます。指名せず、全体で言う・指さす形に。いろカードは、ほし・ハートなどの模様でも判断できるように作ってあります
  • 好き嫌いの発表大会になる。I don't like は言いたい子だけでよい、と第3時の入り口で言い切ります。○×クイズを長めに取れば、苦手を並べる時間は生まれません
  • カラータッチが走る大会になる。歩いてさがす・友だちのものは指さすだけ、を最初の1分で確認します。教室に少ない色は「近い色でOK」と言ってあげてください

前の単元は小3 Unit 3 数の授業、次の小3 Unit 5 何がすき?の授業では、ためた I like .... を持ったままたずねる側にまわります。3・4年の見取りと通知表の文章は外国語活動(3・4年)の所見の書き方、ALTが入る日の分担はALTと組む45分へ。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、小6の英語が中1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。制度・評価の記述は、学習指導要領と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、文部科学省の通知・研修ガイドブックにあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

この単元の教材は、すべて無料PDFでそろっています

単元計画・絵カード・活動シート3枚・ふりかえりカード・ALT打ち合わせシート7点。印刷するだけで45分が流れます。

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