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英語教材ラボ 小学校版

単元別(3・4年)

小3 Unit 5 何がすき?の授業|はじめてたずねる側に立つ4時間

小3・外国語活動|Let's Try! 1 Unit 5「What do you like?」(全4時間)の進め方です。子どもがはじめて「たずねる側」に立つ単元をどう組み立てるか、16枚のカードをどこまで求めるか、よそうクイズ・スリーヒントクイズ・すきすき4コーナーの回し方、外国語活動としての見取りの置き方までまとめました。教材は無料PDFでそろっています。

公開 2026-08-26・更新 2026-08-26

Unit 4までの3年生は、聞かれて答える側にいました。Unit 5でこの向きが反転します。What do you like? を手に入れると子どもは自分から質問できるようになり、休み時間の「ねえねえ、何がすき?」がそのまま英語になります。4時間のねらいはここ1点です。

地雷は、ことばを先に全部入れようとすることです。16枚を全員が言えるようにしてから活動へ、と進めると第1時と第2時がフラッシュカードで終わります。要るのは12個ほどで、よく使う8個で4時間は回ります。

もう1つ、What do you like? は3年生にはかなり長い音のかたまりです。単語に分けて教えるとかえって言えなくなります。「ワッドゥユライク?」のまま、チャンツで体に入れるのが近道です。小3 Unit 5「What do you like?」の単元パック(Let's Try! 1 Unit 5対応・無料PDF7点)で4時間を組み立てます。

全4時間の見取り図

主な活動帯(はじめ5分)見取り
1ことばをふやす(くだもの・スポーツ・食べもの)・カードでフラッシュ歌+I like チャンツ
2What do you like? と出会う・せんせいのすき、よそうクイズ歌+チャンツ
3スリーヒントクイズ(聞いて当てる→ペアで出し合う)チャンツ+カードフラッシュ行動観察(見取りメモ)
4すきすき4コーナー(クラスアンケート)・けっかを英語でかぞえる振り返りカード点検

3・4年は外国語活動なので数値の評定はつきません。右の列は点数をつけるためのものではなく、通知表の文章を書くための見取りです。第3時に見るのは「ヒントを最後まで聞いて反応しているか」、第4時は「すすんでたずね合おうとしている」姿。この2回だけです。

第1時:カードは16枚、言えるようにするのは8個

帯は歌と I like のチャンツ。Let's Try! 付属の音源をそのまま流して構いません。ここではまだ What do you like? を出さず、I like ◯◯. の側を耳に貯めます。

カードはくだものとやさいで8枚、スポーツ4枚、食べもの4枚の計16枚。ここで全員に16枚を求めないのが要点で、言えない語もクイズの選択肢としては十分に働きます。

くだものは strawberries のように複数形で言うのが自然ですが、3年生に文法の説明はしません。ALTや音源の言い方をそのまままねさせれば足ります。

第2時:先生のすきを予想してから、たずねる

What do you like? が登場します。使うのは活動シート1「せんせいのすき、よそうクイズ」(聞くこと・ひとりで予想→クラス全体で確認・10〜15分)です。

流れは4つ。シートに予想を○で1つ入れる。全員で声をそろえて先生にたずねる。答えを聞く。当たっていたら☺を書く。問題はくだもの・スポーツ・食べものの3問です。予想は○1つだけ、聞くときは静かに、当たってもはずれてもリアクションは大きく。ルールはこの3つ。

答え方にコツがあります。I like ... とためて、3秒おいてから ... sushi! と言う。この間で教室の集中がいちばん高くなります。先生の意外な一面を1問混ぜると、質問が休み時間まで続きます。ALTが入る日は、ゲスト役・ためて答える・Me, too! を見せるの3つをALT打ち合わせシートに書いて渡します。

予想させてから聞かせる型が、この単元のエンジンです。全員で声をそろえてたずねる体験も、第4時で自分からたずねるときの足場になります。

第3時:スリーヒントを最後まで聞く

活動シート2「スリーヒントクイズ(きいて、あてよう!)」(聞くこと・話すこと・クラス全体→ペア・15分)を使います。帯はチャンツとカードフラッシュ。

前半は先生が出題します。I like red.(ヒント1)→ It's a fruit.(2)→ It's small.(3)と3つ出し、分かったら叫ばずに手をあげて英語で答える。見本の1問は、ヒント3で答えがひっくり返る問題にしておきます。

後半はペアで自作します。カードを1枚選び、相手に見せずにヒントを3つ考える。全部を英語で言う必要はありません。ヒント1の I like(色)だけ英語で、あとはジェスチャーで成立する設計です。時間が足りなければヒントは2つでも構いません(スリーヒントクイズ)。

見取りの1回目がここです。挙手の速さではなく、3つとも最後まで聞いて反応しているかを全体で見わたし、気になった子の名前だけメモに残します。

第4時:体で答えてから、口で答える

活動シート3「すきすき4コーナー(うごいて こたえよう!)」(話すこと・やり取り・教室の四すみ・15分)です。四すみに色紙を貼り、カードを1枚ずつ置きます。

全員で声をそろえて What do you like? とたずね、10秒数えるあいだに自分のすきなもののすみへ歩いて移動する。すみごとに声をそろえて I like ◯◯! と言い、それから人数を英語で数える。ラウンドは3回ですが、2回で切り上げても成立します(4コーナー)。

移動の前に「どのすみが1番になる?」と予想させます。数えるときは、そのすみの子が1人ずつ座りながら one, two, three... と言うと、全員が数を口に出せます。人数が1人のすみが出たら、そこを主役にします。すきを貫いた人として価値づけると、少数派が笑われる空気が消えます。

終わりにふりかえりカードを回収します。きかれて答えられたか、自分からたずねられたか、Me, too! で反応できたかの3項目に◎○△。最後の欄に、誰に何を聞いてみたいかを書かせます。

この単元でよくあるつまずき

  • すきなものを1つに決められず、手が止まる子がいる。「きょうのすき、でいいよ」と声をかけます。すきは変わっていい、と第1時のはじめに全体へ言っておくと動けます
  • たずねる声が出ない子がいる。カードを見せて首をかしげるジェスチャーが出たら、それで「たずねられた」ことにします(学級に何人もいるときは3・4年で声を出さない子へ)
  • 語彙の数を数えたくなる。16枚のうち何個言えたかは見取りの対象にしません。第3時は最後まで聞いて反応しているか、第4時は自分から動いてたずねているか。この2点だけです

前の単元は小3 Unit 4 色・すきなものの授業、次の小3 Unit 6 アルファベット大文字の授業からは文字です。通知表の文章は3・4年の所見の書き方、ALTが入る日の分担はALTと組む45分へ。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、小6の英語が中1でどうつながるかを見てきた立場から書いています。制度・評価の記述は、学習指導要領と国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」参考資料、文部科学省の通知・研修ガイドブックにあたって確認しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

この単元の教材は、すべて無料PDFでそろっています

単元計画・絵カード・活動シート3枚・ふりかえりカード・ALT打ち合わせシート7点。印刷するだけで45分が流れます。

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