本文へスキップ
英語教材ラボ

制度とことば学校と制度

ALT・JTE・TT

えーえるてぃー・ALT / JTE / team teaching

ALTは外国語指導助手、JTEは日本人の英語教師、TTはティームティーチング(2人で行う授業)。小学校ではHRT(担任)も加わる。

ALTは外国語指導助手、JTEは日本人の英語教師、TTはティームティーチング(2人で行う授業)のことです。出どころ(JETプログラム)、HRT・専科など他の呼び名、TTで役割を分ける45分の型、打ち合わせを5分で済ませるシート、ALTがいない日の組み方、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

ALT は外国語指導助手(Assistant Language Teacher)で、英語を母語とする、または英語で教えられる外国出身の助手です。JTE は日本人の英語教師(Japanese Teacher of English)、TT はティームティーチングで、ALT と JTE(小学校では担任=HRT)が2人で行う授業を指します。「ALT が来る日」の授業の組み方が、この3つの語の実務です。

出どころ

ALT の語は、1987年に始まった JET プログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)で定着しました。現在は JET のほか、自治体の直接雇用や民間の派遣・請負でも ALT が配置されています。小学校では、学級担任(HRT: Homeroom Teacher)や英語専科の教員が授業を担当し、ALT と組む形が多くなっています。TT の語は英語に限らず、複数の教員で行う授業一般を指します。

授業での実際の使い方

TT が回るかどうかは、役割が分かれているかで決まります。

場面JTE・担任ALT
導入話題を振り、生徒の反応を拾う自分のことを話す(ティーチャートーク)。手本の音声
練習全体の進行、つまずきの見取り発音の手本、リピートの相手
活動机間を回り、中間指導生徒とやり取りする相手(本物の聞き手)
評価記録パフォーマンステストの対話の相手、発音の助言

打ち合わせは5分で済ませます。単元名・今日の目標・新出表現・ALT に頼む3つ(話す話題、手本を読む箇所、活動での役割)を1枚のシートに書いて渡すと、口頭の打ち合わせが要りません。先生が ALT に言う言葉は Could you talk about your weekend for one minute? のように、時間と内容を1文で伝える形です。

よくある誤解

  • ALT は「テープレコーダー」ではありません。発音の手本だけに使うと、いちばん価値のある「本物の聞き手」の役割が消えます。生徒とやり取りする場面を必ず作ります。
  • ALT がいないと英語の授業ができない、わけでもありません。担任や JTE が1人で回せる型を持っていれば、ALT の日はそれに「本物の聞き手」を足すだけです。
  • ALT に授業を任せる(丸投げ)は TT ではありません。進行と評価は JTE・担任の仕事で、ALT は助手です。役割の分担が無い授業は、どちらも動けなくなります。

校種別の違い

校種特徴
小学校担任(HRT)または専科と ALT の TT。担任が進行し、ALT が手本と聞き手
中学校JTE と ALT。週に1〜2回の ALT の日に、やり取りとパフォーマンステストを寄せる
高校論理・表現で ALT と組む形が多い。発表の聞き手と英作文の助言
ALT に相当する外国人講師がいる英語教室もあるが、役割分担の考え方は同じ

この用語が出てくる教材と記事

関連用語

この用語が出てくる記事(サイト内)

本文でこの用語を使っている記事です。用語の使われ方を、実際の授業の文脈で読めます。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

ほかの用語をさがす