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英語教材ラボ
ALT・同僚公開 2026-07-03・更新 2026-08-17

ALTとの打ち合わせ時間が毎回5分しか取れません

打ち合わせ不足のティームティーチングは「ALTがCDプレーヤー化」する典型パターンに陥ります。5分で回すための1枚テンプレートと、月1回30分の使い方を提案します。

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ALTの来校日は週1回。空き時間が合わず、打ち合わせは授業直前の5分だけです。結局その場の指示ばかりになり、ALTには申し訳ないし、授業も発音練習の繰り返しになってしまいます。(中1・中3担当)

結論: 5分は「共有」に使う。「相談」は紙とチャットに逃がす

5分しかないのに、その場で授業案を相談し始めるから破綻します。相談(時間がかかる)と共有(一瞬で済む)を分離し、5分間は共有だけに使うのが原則です。

直前5分の使い方: 1枚テンプレート

A5の紙(またはチャットのメッセージ)に、毎回同じ3項目だけ書いて渡します。

項目記入例
今日のゴール(1行)生徒がWhat do you want to do?で質問し合える
ALTの見せ場(1つ)導入でモデル対話の相手になる(モデル提示型)
今日ふたりでそろえること(1つ)答えはすぐ言わない(どちらも3秒待つ)

この3項目を軸に、流れの○つけと依頼欄まで入れた版下も用意しました(記事末の「この悩みに効く」欄から、ALT打ち合わせシートへ)。英語併記で、見せ場とそろえることは選ぶだけです。

ポイントは「見せ場」を必ず1つ書くこと。ALTの仕事が「Repeat after me要員」になるのは、役割を設計する時間がないからです。この欄があるだけで、ALTは自分が何のためにいるかを把握して教室に入れます。

相談は「月1回30分」に集約する

管理職とALT配置元に相談し、月1回だけ30分の打ち合わせを時間割上に固定します(放課後の部活時間と重なりがちなので、朝や6校時カットの日を狙うと通りやすい)。この30分でやるのは、来月の単元マップの共有と、ALT主導の活動を1つ決めることだけ。細部はチャットで詰めます。

チャットの型

連絡ツール(学校で許可されたもの)でのやり取りは、次の型に絞ると英語でも往復が速くなります。

  • 教師→ALT: Next Tuesday: Unit 5, goal = asking about places. Could you bring three photos of your hometown?
  • ALT→教師: Sure! Can I also do a 5-min quiz about my town?

完全な文章より、単元・ゴール・依頼の3点セット。お互いの準備が「当日サプライズ」でなくなるだけで、授業の噛み合いは劇的に変わります。

5分すら取れない週は

「今日のゴール1行」だけを付箋で職員室の机に貼っておく、でも成立します。ゼロとイチの差は、5分と30分の差より大きい——ティームティーチングの質は、打ち合わせの長さではなく共有の頻度で決まります。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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