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英語教材ラボ

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ティーチャートーク

teacher talk

先生が生徒に向けて話す英語。速さ・語彙・文の長さ・繰り返し・身ぶりを生徒の理解に合わせて調整した話し方。

ティーチャートークとは、英語の授業で先生が生徒に向けて話す英語のことで、生徒の理解に合わせて速さ・語彙・文の長さ・繰り返し・身ぶりを調整した話し方を指します。出どころ、5つの調整、クラスルームイングリッシュ(指示の英語)との違い、話しすぎになる失敗、小学校・中学校・高校・塾での違い、当サイトの記事までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

ティーチャートークは、英語の授業で先生が生徒に向けて話す英語のことです。ただ英語で話すのではなく、生徒がいま分かる語彙と文の長さに合わせ、速さを落とし、大事なところを繰り返し、身ぶりや板書で支えた話し方を指します。生徒にとっては、教科書の音声と並ぶ「聞くこと」の主な入力です。

出どころ

第二言語習得の研究で、母語話者が学習者に向けて話すときに調整された話し方(foreigner talk)や、大人が幼児に向けて話す話し方の研究から来ている語です。日本の英語教育では、授業を英語で行う方針(高校は平成21年告示、中学校は平成29年告示の学習指導要領)とともに、「伝わる英語で話す技術」として広まりました。

授業での実際の使い方

調整するのは5つです。

調整やること
速さ普段の7割。文の切れ目で止まるYesterday, / I went to Kyoto. / It was hot.
語彙既習の語で言い換えるpurchase ではなく buy
文の長さ1文を10語以内。関係代名詞で伸ばさないI have a dog. His name is Max.
繰り返し大事な文は言い方を変えて2回I went to Kyoto. Kyoto. I visited Kyoto.
支え身ぶり・絵・板書のキーワード「行った」を歩く身ぶりで

導入のティーチャートークは1〜2分に収め、途中で生徒に短い質問を投げます(Do you like Kyoto?)。答えが返ってきたら通じている証拠で、返ってこなければ言い換えます。話し終わったら、内容を確かめる質問を2つして、聞けていたかを見ます。

よくある誤解

  • 英語で長く話すほどよい、わけではありません。生徒が聞き取れない英語は入力になりません。1〜2分で切って、生徒の反応を見てから続けます。
  • 指示の英語(クラスルームイングリッシュ)とは別物です。指示の英語は Open your textbook. のような決まり文句で、ティーチャートークは内容を伝える話です。前者は定型で、後者は生徒に合わせて調整します。
  • 完璧な英語である必要はありません。速さと語彙の調整のほうが、正確さより伝わり方に効きます。

校種別の違い

校種特徴
小学校担任のティーチャートークが Small Talk の「指導者の話」そのもの。既習の表現と身ぶりで1分
中学校単元の導入で、自分のことを話して新しい文法に出会わせる。板書のキーワードで支える
高校内容の説明も英語で行う場面が増える。言い換えと確認の質問で理解を確かめる
個別指導では日本語が中心でも、例文の読み上げと短い質問を英語にする

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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