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サイトワード

sight words

the・of・was のように、つづりの規則では読めないか、頻度が高すぎて丸ごと覚えるべき語。見た瞬間に読めるようにする。

サイトワードとは、the・of・was・said のように、つづりの規則(フォニックス)で読めない、または出てくる頻度が高すぎて規則で読む前に丸ごと覚えるべき語のことです。出どころ(ドルチのリスト・フライのリスト)、日本の中学校での扱い(新出語を「読める語」と「覚える語」に分ける)、帯の1分で回す型、フォニックスとの分担、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

サイトワードは、見た瞬間(at sight)に読めるようにしておく語です。the・of・was・said・one のように、つづりの規則(フォニックス)では読めない語と、規則で読めても頻度が高すぎて毎回組み立てていられない語(and・in・it)が含まれます。英語の文章のおよそ半分は、こうした頻度の高い100語ほどでできているので、これが読めるだけで文が読めるようになります。

出どころ

英語圏の読みの指導で、ドルチが1936年に示した220語のリスト、フライが1950年代に示した1,000語のリストが知られています。日本の学習指導要領にこの語はありませんが、中学校の新出語を「規則で読める語」と「丸ごと覚える語」に分けて示す考え方として、フォニックスとセットで使われます。

授業での実際の使い方

新出語の導入で、語を2つに分けて示します。

分け方教え方
規則で読める語cat・stop・plan・rainフォニックスで「読ませる」
丸ごと覚える語(サイトワード)said・one・was・friend音を聞いて、見て、3回言う。規則は説明しない

帯の1分で回す型は、サイトワードのカード(1枚1語)を10枚、見せた瞬間に言う、です。読めなかった語は次の日にもう一度出します。先生が言う言葉は「この語は考えない。見たら言う」です。規則で読める語には「音で読んで」、サイトワードには「見たら言う」と、言葉を分けると、生徒は2種類の読み方があることを覚えます。

よくある誤解

  • 全部の単語をサイトワードとして覚えさせる方法ではありません。規則で読める語まで丸暗記させると、初めて見る語が読めないままになります。
  • 小学校で覚えるべき語のリスト、でもありません。日本の小学校では文字の読みを求めていないので、サイトワードの考え方は中学校からです。
  • 「意味を覚える」話ではありません。サイトワードは「見た瞬間に音が出る」話で、意味の学習とは別に扱います。

校種別の違い

校種扱い
小学校扱わない。音声で慣れ親しんだ語を、文字として見る経験まで
中学校中1の新出語を2種類に分けて示す。帯のカードで100語ほどを1学期で
高校ほぼ済んでいる前提。読めない語が残る生徒には中学の100語に戻す
英語が読めない中学生の処方として、頻度の高い語のカードから

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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