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学習指導案(指導案・略案・細案)

がくしゅうしどうあん・lesson plan

単元の目標・評価規準・指導計画と、本時の展開を書いた授業の設計書。略案は本時の展開だけ、細案は単元全体から本時まで。

学習指導案とは、単元の目標・評価規準・指導計画と、本時(その1時間)の展開を書いた授業の設計書のことです。研究授業・教育実習・校内研修で書きます。略案(本時の展開だけ)と細案(単元の全体から本時まで)の違い、出どころ、様式の主な欄(単元観・教材観・生徒観・本時の目標・展開・評価)、英語の本時案で書く3つ、書き方で迷う点、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

学習指導案(指導案)は、授業の設計書です。単元の目標、評価規準、何時間で何をするかの指導計画、そして本時(見てもらう1時間)の展開(導入・展開・まとめの流れと、生徒の活動・先生の支援・評価の場面)を書きます。略案は本時の展開だけを1〜2枚にしたもの、細案は単元観・教材観・生徒観から本時までを書いた数枚のものです。研究授業、教育実習、校内研修で書く機会が多くなります。

出どころ

指導案は法令で定められた書類ではなく、様式は教育委員会・学校・教育実習の受け入れ校ごとに違います。ただし、国の「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」が示す、単元の目標→評価規準→指導と評価の計画→本時、という順は、多くの様式に共通しています。英語では、5領域の目標と3観点の評価規準を書くことが特徴です。

授業での実際の使い方

様式の主な欄と、英語で書くときの要点です。

書くこと英語での要点
単元名・教材教科書の単元名と扱う文法・題材教科書名と単元、扱う領域
単元の目標単元の終わりにできること5領域のどれで「〜できる」か。CAN-DO の1行
評価規準3観点それぞれの生徒の姿「〜している」の形。本時は1〜2観点に絞る
指導と評価の計画各時間の活動と、記録に残す評価の場面帯・導入・練習・言語活動・小テストの配置
本時の目標この1時間でできること1文。単元の目標のどの部分か
本時の展開導入・展開・まとめの流れ、生徒の活動、先生の支援、評価言語活動の場面と中間指導の位置を書く

英語の本時案で書く3つは、①言語活動の場面(目的・場面・状況)、②先生の英語での指示と導入(オーラルイントロダクション)、③評価の場面と方法(観察か、ワークシートか)です。この3つがあると、見る人は「英語の授業として何をねらったか」を読めます。

よくある誤解

  • 長く書くほどよい指導案、ではありません。本時の目標が1文で言えて、展開がその目標に向かっていれば、略案で十分な場面が多いです。
  • 指導案どおりに進めることが目的ではありません。授業中に生徒の反応で変えてよく、指導案は「何をねらったか」を共有するための紙です。
  • 様式は1つではありません。研究授業や教育実習では、受け入れ側の様式に合わせます。中身(目標→規準→展開)は同じです。

校種別の違い

校種特徴
小学校担任が全教科の様式を使う。外国語では ALT との役割分担の欄を足すことが多い
中学校教科の様式。3観点×5領域の評価計画。教育実習の本時案の定番
高校科目ごと。観点別評価の記載が2022年度から加わり、評価規準の欄が必須に
書かないが、講習の進度表と1回90分の型が指導案の役目

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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