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研究授業

けんきゅうじゅぎょう・research lesson / lesson study

校内研修や教育実習・研究会で、同僚や指導者に授業を見てもらい、協議会で検討する授業。日本の授業研究の中心の形。

研究授業とは、校内研修や教育実習・研究会で、同僚や指導者に授業を見てもらい、そのあとの協議会で検討する授業のことです。出どころ(授業研究・レッスンスタディ)、研究授業で見せる「1つ」を決める考え方、指導案と研究テーマの関係、英語で見てもらいやすい場面(言語活動と中間指導)、協議会で言うこと・聞くこと、特別な授業にする失敗、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

研究授業は、校内研修や教育実習、地域の研究会で、同僚や指導者に授業を見てもらい、そのあとの協議会(研究協議)で検討する授業です。見てもらうために指導案を書き、研究テーマ(学校や研究会が掲げる問い)に沿って1つの手立てを試します。授業のうまさを競う場ではなく、手立てが生徒にどう働いたかを、見た人の目で確かめる場です。

出どころ

日本の学校で明治期から続く「授業研究」の中心の形で、海外では lesson study として知られています。法令で定められた行事ではなく、校内研修の計画(各校)や教育実習の要件(大学と受け入れ校)、教育委員会の研究指定で行われます。英語では、市区町村や都道府県の英語教育研究会(小中英研など)の研究授業が、地域の先生の学び合いの場になっています。

授業での実際の使い方

研究授業を組むときの順です。

決めること英語での例
1研究テーマを、自分の授業の問いに翻訳する「主体的・対話的で深い学び」→「中間指導で、2回目のやり取りの質は上がるか」
2見せる「1つ」を決める。全部を見せようとしない言語活動(1分のやり取り)→中間指導→2回目、の10分
3指導案の本時案に、その10分を厚く書く。見る人に「ここを見てください」と書く観察の視点: 2回目で使われた続け方の言葉
4協議会では、事実を先に出す「1回目に止まったペアが12組、2回目は5組」

見る人が困るのは、「どこを見ればよいか分からない授業」です。指導案の頭に観察の視点を1〜2行書くと、協議会が具体的になります。協議会で授業者が言うのは、「うまくいかなかったところ」と「見てほしかった場面で何が起きたか」の2つで、反省の言葉は要りません。

よくある誤解

  • 特別な授業をする日ではありません。普段の授業の中の1つの手立てを、見てもらう日です。普段やっていない活動を入れると、生徒が戸惑って手立ての効果が見えません。
  • 生徒が活発なら成功、ではありません。協議会で検討するのは、手立てと生徒の学びの関係です。
  • 指導案を完璧に仕上げる行事でもありません。指導案は、見る人が「何をねらったか」を読むための紙で、目標1文と観察の視点があれば足ります。

校種別の違い

校種特徴
小学校校内研修で全教科を回す。外国語は担任と ALT の役割分担が見どころになりやすい
中学校教科の研究授業。言語活動と中間指導、評価の場面が見どころ
高校教科内で年に数回。論理・表現の意見を述べる活動や、読解の発問が見どころ
制度としては無いが、講師どうしで授業を見合う形が同じ考え方

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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