本文へスキップ
英語教材ラボ

活動と指導法話す・やり取り

中間指導

ちゅうかんしどう・mid-activity feedback

ペアやグループの言語活動を途中で止め、よかった言い方や続け方を全体に紹介してから再開する1〜2分の指導。

中間指導とは、ペアやグループの言語活動を途中で一度止め、うまくいった言い方や続け方を全体に紹介してから、相手を替えて活動を再開する1〜2分の指導のことです。出どころ(小学校の Small Talk の型)、何を拾って何を言うか、誤りの扱い、活動の前の説明との違い、小学校・中学校・高校・塾での違い、当サイトの記事までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

中間指導は、ペアやグループの言語活動を途中で一度止め、うまくいった言い方・続け方・つまずきの直し方を全体に紹介してから、相手を替えて活動を再開する1〜2分の指導です。活動の前に全部説明するのではなく、1回やらせてから「いま聞こえたよい言い方」を返すので、生徒は自分の1回目と比べて聞けます。2回目の質が上がるのは、この1〜2分があるからです。

出どころ

文部科学省の「小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック」(平成29年)が、Small Talk の型として「1回目の対話のあとに中間指導を入れる」と示しています。中学校・高校では、言語活動の途中で行う指導として、教育委員会や研究会の資料で同じ語が使われます。学習指導要領の本文にはありませんが、「活動→中間指導→活動」の形は、現場で言語活動を組むときの基本の型になっています。

授業での実際の使い方

やること先生が言う言葉
11回目の活動中に机間を回り、よかった言い方を1つ、つまずきを1つ拾う(聞いてメモ)
2止める。よかった言い方を、言った生徒の名前と一緒に紹介する「◯◯さんが、こう言っていました」
3つまずきは個人を出さず、全体の問いとして直す「答えたあとに止まった人、多かったね。1つ足すなら?」
4続け方を1つだけ示す(聞き返す・付け足す・質問を返す)「今度は、これを1回入れて」
5相手を替えて2回目「相手を替えて、もう1回」

拾うのは、上手な生徒の難しい表現ではなく、「みんなが真似できる一言」です。How about you? や Me too. のような短い言葉のほうが、2回目に広がります。時間は1〜2分で、長くなると活動の勢いが切れます。

よくある誤解

  • 活動の前の説明を減らすための時間ではありません。前の説明は最小限にして、1回やらせてから返すほうが伝わる、という順序の話です。
  • 誤りを直す時間でもありません。誤りは個人を出さずに全体の問いにし、直す場面は帯や次の時間に持ち越して構いません。
  • 全員の発表を聞く時間ではありません。紹介するのは1〜2人、続け方は1つ。それ以上は2回目の時間を食います。

校種別の違い

校種
小学校Small Talk の1回目と2回目の間。担任が「今のは上手だったね」と日本語で返してよい
中学校1分の即興のやり取りの間。続け方を1つ足して2回目へ
高校意見を述べる活動の間。理由の言い方や反論の一言を足す
集団指導で、答え合わせの前に「多かった間違い」を全体の問いにする形が近い

この用語が出てくる教材と記事

関連用語

この用語が出てくる記事(サイト内)

本文でこの用語を使っている記事です。用語の使われ方を、実際の授業の文脈で読めます。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

ほかの用語をさがす