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英語教材ラボ

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板書計画

ばんしょけいかく・board plan

1時間の授業で黒板に何をどの位置に書き、何を消さずに残すかを、授業の前に決めておく計画。指導案に添える。

板書計画とは、1時間の授業で黒板に何をどの位置に書き、何を消さずに残すかを、授業の前に決めておく計画のことです。指導案に添える板書計画欄の書き方、英語の授業での基本の割り付け(左に目標と日付・中央に新出の文と例文・右に活動の指示と振り返り)、色チョークの決めごと、消さない文の決め方、スライドを使う授業での置き換え、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

板書計画は、1時間の授業で黒板に何をどの位置に書き、何を残して何を消すかを、授業の前に決めておく計画です。指導案の最後に「板書計画」の欄があり、黒板の形をした四角の中に、授業が終わった時点の黒板の完成図を書きます。英語の授業では、新出の文をどこに書いて最後まで残すかが、板書計画の中心になります。

出どころ

学習指導要領の語ではなく、指導案の様式の一部として広まった語です。教育実習で指導案を書くときに必ず求められ、研究授業でも指導案に添えます。黒板の完成図を先に描くことで、授業の流れそのものを点検できるので、指導案を書く順番としては「本時の展開」より先に板書計画を描く先生も多いです。

授業での実際の使い方

英語の授業の板書は、黒板を縦に3つに割ると計画しやすくなります。

位置書くもの消すか
左(5分の1)日付・曜日・天気(帯活動の英語)、本時の目標(めあて)授業の最後まで残す
中央(5分の3)新出の文と例文2〜3文、日本語の意味は文の下に小さく、色チョークで形の違いに印授業の最後まで残す
右(5分の1)活動の指示(ペア・時間・使う文)、振り返りの問い活動ごとに消してよい

色チョークは学校で決まっていることが多いので、それに合わせます。決まりが無ければ、白=ふつう、黄=新出の形(例: 三単現の s、過去形の ed)、赤=注意(例: 疑問文の語順)の3色で足ります。4色以上は生徒が読み取れません。

新出の文は、オーラルイントロダクションで生徒に言わせてから書きます。先に書いてしまうと、生徒は音ではなく文字を読んでしまい、導入が説明になります。板書計画にはその文が「いつ現れるか」も書き込んでおくと、展開の順序と板書がずれません。

スライドや電子黒板を使う授業では、スライドの一覧がそのまま板書計画になります。ただし、残しておきたい新出の文は、スライドが切り替わると消えるので、黒板の中央に手で書いて残す先生が多いです。

よくある誤解

  • 全部書く板書は、生徒が写すだけの時間を作ります。黒板に書くのは「残す価値のある文」だけで、活動の指示は口頭か掲示で済ませます。
  • 説明しながら書いて、消して、また書く進め方は、途中で入ってきた生徒(保健室から戻った生徒など)が流れをつかめません。左と中央は消さないと決めておきます。
  • 板書は先生が書く場所だけではありません。生徒の発話を「今の文、いいね」と書き留める場でもあり、板書計画にその余白を空けておきます。

校種別の違い

校種特徴
小学校文字より絵カードと写真が主役。黒板にはるものの順番と位置を計画する。書く英語は4線のマグネットシートに
中学校新出の文と例文を中央に残す型。定期テスト前は、単元の板書を写真に撮っておくと復習プリントの元になる
高校本文の構造(主語・動詞・修飾)を書き足していく板書。1文を大きく書いて、スラッシュや矢印を重ねる
ホワイトボードが小さいので、残す文を1つに絞る。板書はノートに写させるより、プリントに印刷して渡す

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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