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英語教材ラボ

評価記録と評定

所見(通知表・指導要録の所見)

しょけん・teacher's comments

通知表や指導要録に、児童生徒の学習の様子や成長を文章で書いた欄。数字では伝わらない「何ができるようになったか」を伝える。

所見とは、通知表や指導要録に、児童生徒の学習の様子や成長を文章で書いた欄のことです。数字の評定では伝わらない「何ができるようになったか」を伝える役目があります。出どころ、通知表の所見と指導要録の総合所見の違い、英語の所見を「できるようになった言い方」で書く型、避ける表現、小学校の外国語活動の文章評価、小学校・中学校・高校・塾での違い、当サイトの所見文例までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

所見は、通知表や指導要録に、児童生徒の学習の様子や成長を文章で書いた欄です。評定の数字では「何ができるようになったか」が伝わらないので、それを言葉で補います。英語では「Small Talk で相手の答えに質問を返せるようになりました」のように、できるようになった言い方や場面で書くと、保護者にも本人にも伝わります。

出どころ

指導要録の様式(文部科学省の平成31年の通知)に「総合所見及び指導上参考となる諸事項」の欄があり、これが所見の公式の場所です。通知表の所見は各学校の様式で、法定ではありません。小学校3・4年の外国語活動は評定がなく、文章による評価(所見に相当)で学習の状況を記述することになっています。

授業での実際の使い方

英語の所見の型は「場面+できるようになったこと+次の一歩」の3つです。

要素書き方
場面単元名や活動名を入れる「行きたい国」の単元で
できるようになったこと言い方や行動を具体的に理由を1文添えて、行きたい国を伝えられるようになりました
次の一歩責めずに、方向だけ相手に質問を返す練習を続けると、やり取りが広がります

材料は、単元の振り返りカード、パフォーマンステストの記録、帯の記録用紙です。学期末にまとめて思い出そうとすると書けないので、単元が終わるたびに1人1行のメモを残します。避ける表現は「意欲的」「積極的」「頑張っていました」のような、どの教科にも当てはまる言葉です。英語の所見は、英語でしか書けない中身にします。

よくある誤解

  • 所見はほめ言葉の欄ではありません。事実(できるようになったこと)を書く欄で、根拠のあるほめ言葉は結果としてそうなるだけです。
  • 課題を書いてはいけない、わけではありませんが、「〜できない」で終わらせず「〜すると伸びる」の形にします。開示を前提に書きます。
  • 長いほど丁寧、ではありません。通知表なら2〜3文、指導要録なら1〜2文で、具体的なほうが伝わります。

校種別の違い

校種特徴
小学校3・4年は文章評価が評価そのもの。5・6年も「できるようになった言い方」で。担任が全教科をまとめて書く
中学校教科の所見欄がある学校と、担任の総合所見だけの学校がある。教科担任は担任に1行の情報を渡す
高校総合所見が中心。進路の調査書の材料にもなる
保護者報告票の「できたこと・次にやること」が同じ型。所見の書き方がそのまま使える

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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