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英語教材ラボ

評価記録と評定

評定

ひょうてい・grade (overall rating)

観点別評価(A・B・C)を学期末や学年末に総括して、中学校なら5段階、小学校なら3段階の数字で示したもの。評価の結果の総括。

評定とは、観点別評価(A・B・C)を学期末や学年末に総括して、中学校なら5段階、小学校なら3段階の数字で示したもののことです。「評価」(観点ごとの見取り)との違い、出どころ(指導要録)、3観点から5段階へまとめる手順と学校の基準、定期テストの点だけで決まらない理由、高校入試の調査書との関係、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

評定は、観点別評価(知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度をそれぞれA・B・C)を、学期末や学年末に1つにまとめて、中学校と高校なら5段階、小学校なら3段階の数字で示したものです。「評価」が観点ごとの見取りだとすれば、「評定」はその総括で、通知表と指導要録に載る数字を指します。

出どころ

文部科学省の指導要録の様式(平成31年の改善通知)で、小学校は3段階(3・2・1)、中学校は5段階(5〜1)の評定を、観点別学習状況の評価を総括して記入すると定められています。高校も2022年度入学生から観点別の記載が加わり、評定は5段階です。総括のしかた(AAAなら5、など)は国が一律に決めているのではなく、各学校が基準を定めます。

授業での実際の使い方

学校の基準の例です(学校によって違います)。

3観点の組み合わせ評定の目安
A・A・A5
A・A・B、A・B・A など(Aが2つ)4
B・B・B、A・B・B など3
B・B・C、B・C・B など2
C・C・C1

先生がやることは、学期の中で3観点の材料をそろえることです。知識・技能は小テストと定期テスト、思考・判断・表現はパフォーマンステストと英作文、主体的に学習に取り組む態度は帯の記録と振り返り。材料が1観点に偏ると、評定の説明ができなくなります。生徒と保護者に説明するときの言葉は「3つの観点をそれぞれ見て、まとめた数字です」で、定期テストの点数からの換算ではないことを先に言います。

よくある誤解

  • 定期テストの点数を5段階に切ったものではありません。定期テストは主に知識・技能と思考・判断・表現の一部を測る材料で、3観点の1つずつを見てから総括します。
  • 「評価」と「評定」は同じではありません。評価は観点ごとの見取り(A・B・C)、評定はその総括(5〜1)です。
  • 相対評価(クラスの上位何%が5)ではありません。現行の評定は目標に照らした絶対評価で、全員が5になることも制度上はあります。

校種別の違い

校種段階特徴
小学校3段階(3・2・1)5・6年の外国語のみ。3・4年の外国語活動は文章の評価で評定なし
中学校5段階高校入試の調査書に載る。学校の総括の基準を4月に生徒へ説明する
高校5段階2022年度入学生から観点別も記載。科目ごと
なし学校の評定の仕組みを保護者に説明できると、面談で信頼される

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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