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英語教材ラボ

活動と指導法教授法と理論

TPR(全身反応教授法)

てぃーぴーあーる・Total Physical Response

先生の英語の指示を聞いて、生徒が体を動かして応じることで英語を理解していく教授法。話す前に「聞いて分かる」を先に作る。

TPR(Total Physical Response・全身反応教授法)とは、先生の英語の指示を聞いて、生徒が体を動かして応じることで英語を理解していく教授法のことです。出どころ(アッシャー)、Stand up. から始めて動作を増やす5分の型、話させない期間の考え方、ゲームとの違い、飽きさせない替え方、小学校・中学校・高校・塾での違い、当サイトのゲーム集までまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

TPR は Total Physical Response(全身反応教授法)の略で、先生の英語の指示(Stand up. / Touch your nose. / Walk to the door.)を聞いて、生徒が体を動かして応じることで英語を理解していく教授法です。話すことを急がず、「聞いて分かる」を先に作るのが考え方の中心で、小学校の外国語活動でよく使われます。

出どころ

アメリカの心理学者ジェームズ・アッシャーが1960年代に提唱した教授法です。子どもが母語を身につけるときに、話す前に長く聞いて理解する期間があることをもとにしています。日本では小学校の外国語活動の導入期に、Simon says のようなゲームの形で広まりました。学習指導要領の本文にある語ではありません。

授業での実際の使い方

帯の5分の型です。

やること先生が言う言葉
0〜1先生がやって見せながら指示を言う。生徒は見て真似るStand up. Sit down. Turn around.
1〜3先生は動かず、指示だけ言う。生徒が動く。新しい動作を2つ足すTouch your head. Jump three times.
3〜4指示を組み合わせるStand up and touch the door.
4〜5生徒が指示を出す側になる(できる子から)(生徒)Sit down, please.

コツは、先生が言うと同時に動くのをやめる段(1〜3分)を必ず入れることです。先生が動き続けると、生徒は英語ではなく動きを見て真似します。動作の語は単元の語彙(動物の動き、日課、道案内)に合わせると、帯が単元につながります。

よくある誤解

  • ただのゲームや準備運動ではありません。ねらいは「聞いて分かる語と表現を増やす」ことで、動作はその確認です。
  • 生徒に話させてはいけない、というものでもありません。話したくなった生徒から指示を出す側に回せば、聞く→話すの順が自然にできます。
  • 小学校だけの方法ではありません。中学校の道案内(Turn left. Go straight.)や高校の手順の説明でも使えます。

校種別の違い

校種
小学校3・4年の外国語活動の中心。動作・体の部位・教室の物で
中学校命令文・道案内・前置詞(on / under)の導入に。中1の4月の帯にも
高校手順の説明(料理・実験)を聞いてやる形に発展
英語教室の低学年で。個別指導ではほぼ使わない

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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