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アクティブ・ラーニング

active learning

教員の講義を受け身で聞くのではなく、学習者が能動的に参加する学習の総称。学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」に言い換えられた。

アクティブ・ラーニングとは、教員の講義を受け身で聞くのではなく、学習者が能動的に参加する学習の総称のことです。日本では2012年の中央教育審議会の答申で大学教育の語として広まり、2016年の答申で学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」に言い換えられました。出どころ、言い換えられた理由(方法ではなく視点)、英語の授業での形(言語活動そのもの)、活動があれば能動的という誤解、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

アクティブ・ラーニングは、教員の講義を受け身で聞くのではなく、学習者が話す・書く・調べる・教え合うといった形で能動的に参加する学習の総称です。英語の授業では、言語活動(実際に英語を使って伝え合う活動)がそのままアクティブ・ラーニングにあたります。学習指導要領ではこの語は使われず、「主体的・対話的で深い学び」という3つの視点に言い換えられました。

出どころ

2012年の中央教育審議会の答申(大学教育の質的転換)で、大学の授業改善の語として広まり、小中高でも使われるようになりました。2016年の答申は、方法の名前として一人歩きすることを避けるため、「主体的・対話的で深い学び」という授業改善の視点に言い換え、平成29・30年告示の学習指導要領の総則にその形で書かれました。つまり現在の公式の語は「主体的・対話的で深い学び」で、アクティブ・ラーニングはその由来にあたります。

授業での実際の使い方

「活動があれば能動的」ではありません。英語の授業で、能動的と言える条件を3つで確かめます。

条件確かめ方満たす例
生徒が英語を使う時間がある50分のうち、生徒が話す・書く時間が何分か帯5分+言語活動15分+書く5分
相手がいる先生に向けてではなく、ペアや班の相手に向けて使っている情報の差のあるペア活動
考える場面がある選ぶ・比べる・理由を言う場面がある推論発問、意見を1文足す

授業を組むときの問いは「生徒が英語を使う時間は何分か」です。先生が英語で長く話す授業は、先生は能動的でも生徒は受け身です。先生が言う言葉は、活動の前の「今日はあなたたちが話す時間です」で、先生の話す時間を短くする宣言でもあります。

よくある誤解

  • グループ活動を入れれば、アクティブ・ラーニングになるわけではありません。相手のいない、考える場面のない活動は、形だけです。
  • 講義や説明が悪い、という意味でもありません。形の整理(文法の説明)は要ります。割合の問題で、生徒が使う時間が半分以上あるかどうかです。
  • 「主体的・対話的で深い学び」と別のものではありません。同じ考え方の、公式の言い換えです。

校種別の違い

校種
小学校外国語活動・外国語科の設計そのものが、活動を通して身につける形
中学校言語活動の時間を毎時間15分以上。ペアと班の使い分け
高校論理・表現の議論と発表。読解でも発問と意見の構築
個別指導は本来1対1の対話。講師が解説する時間を減らし、生徒が解いて説明する時間を増やす

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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