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英語教材ラボ

活動と指導法話す・やり取り

ロールプレイとスキット

ろーるぷれい・role play / skit

ロールプレイは役を決めてその場面で英語を使う活動、スキットは台本のある短い寸劇。台本あり→なしの順で即興に近づける。

ロールプレイとは、店員と客のように役を決めて、その場面で英語を使う活動、スキットとは、台本のある短い寸劇を演じて見せる活動のことです。違いは「その場で話すか、用意した台本を演じるか」。出どころ、ロールカードの作り方、台本あり(スキット)から台本なし(ロールプレイ)へ移す3段、発表会で終わる失敗、評価のしかた、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

ロールプレイは、店員と客、道を聞く人と教える人のように役を決め、その場面で英語を使う活動です。スキットは、台本のある短い寸劇を練習して演じて見せる活動です。違いは「その場で話すか、用意した台本を演じるか」で、スキットは正確さと表現の定着に、ロールプレイは即興のやり取りに向きます。順番はスキットが先、ロールプレイが後です。

出どころ

どちらもコミュニカティブな言語教授法の中で定着した活動で、学習指導要領の本文にはありませんが、解説が求める「目的や場面、状況」のある言語活動の代表的な形です。教科書の各単元の対話文は、そのままスキットの台本になり、場面を変えればロールプレイの土台になります。

授業での実際の使い方

台本ありから台本なしへ、3段で移します。

活動手がかりねらい
1スキット教科書の対話文をそのまま。役を替えて2回表現と音の定着
2穴あきのスキット品物・場所・数字を自分で決めて入れる表現の入れ替え
3ロールプレイロールカード(役と目的だけ)。台本なし即興のやり取り

ロールカードは、役と目的を1〜2行で書きます。「客: 青いTシャツをMサイズで買いたい。値段を聞く」「店員: 青はLしかない。別の色をすすめる」のように、2人の目的が少しずれていると、やり取りが必要になります。1回2分で、相手を替えて2回。先生が言う言葉は、スキットでは「同じ音で、はっきり」、ロールプレイでは「台本は忘れて、相手の言ったことに返して」です。

よくある誤解

  • スキットの発表会で終わると、話す力にはなりません。スキットは第1段で、ロールカードだけで話す第3段まで行って、初めて「その場で使える」になります。
  • 全員の前で発表しなければならない、わけではありません。ペアで同時に行い、先生が回って聞くほうが、1人あたりの話す時間は何倍にもなります。
  • 演技のうまさは評価しません。評価するのは、目的が達成できたか(値段が聞けたか)と、相手の言葉に応じられたかです。

校種別の違い

校種
小学校買い物・道案内の場面で、絵カードを品物にしたロールプレイ。台本は担任と ALT がやって見せる
中学校教科書の対話文をスキット→穴あき→ロールカードの3段で。パフォーマンステストの課題にも
高校意見の対立がある場面(提案と反論)のロールプレイ。論理・表現へ
個別指導で講師が相手役になる。学校のパフォーマンステストの前に1回

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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