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英語教材ラボ

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リード・アンド・ルックアップ

Read and Look Up

英文を1文だけ黙読して覚え、顔を上げて相手の目を見て言う練習。音読と「何も見ずに話す」のあいだの段。

リード・アンド・ルックアップとは、英文を1文だけ黙読して覚え、顔を上げて相手の目を見て言う練習のことです。文字を見ながら読む音読と、何も見ずに話すことのあいだにある段で、「読めるのに話せない」を埋めます。出どころ(マイケル・ウェスト)、ペアで回す3分の型、1文の長さの目安、暗唱との違い、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

リード・アンド・ルックアップは、英文を1文だけ黙読して頭に入れ、顔を上げて(look up)、相手の目を見て言う練習です。読んでいる最中は声を出さず、言っている最中は文字を見ません。文字を見ながら読む音読と、何も見ずに話すことのあいだにある段で、「読めるのに話せない」という生徒の壁を、1文ずつ越えさせます。

出どころ

イギリスの英語教育者マイケル・ウェストが1960年に示した練習法です。日本では音読指導の中の1つの型として教科書の指導書や研修で広まり、リテリングやスピーチの前段として置かれます。学習指導要領の本文にある語ではありません。

授業での実際の使い方

ペアで回す3分の型です。

やること先生が言う言葉
0〜1先生がやって見せる。1文を黙読→顔を上げて言う→次の文「読むときは黙って、言うときは見ない」
1〜2Aが本文を1文ずつ、リード・アンド・ルックアップでBに言う。Bは聞いて、内容を1つ質問「相手の目を見て」
2〜3交代「交代」

1文の長さは、最初は8語以内が目安です。長い文は、意味のまとまり(スラッシュ)ごとに区切って、まとまり単位で顔を上げます。慣れてきたら、本文の語をキーワードだけにした紙で行うと、リテリングにつながります。先生が言う言葉でいちばん効くのは「覚えようとしないで、意味を持って顔を上げて」です。

よくある誤解

  • 暗唱ではありません。暗唱は全文を覚えてから言い、リード・アンド・ルックアップは1文ずつ覚えては言います。覚える量が小さいので、どの生徒にもできます。
  • 声に出して読んでから顔を上げる、のではありません。読む段は黙読です。声に出すと、文字を見ながら言う音読に戻ります。
  • 1人でできる練習ですが、相手がいるほうが効きます。目を見る相手がいることで、「文字を見ずに伝える」形になります。

校種別の違い

校種
小学校文字の読みは求めないので、絵カードを見て顔を上げて言う形に置き換える
中学校音読の4段目として帯に。リテリングとスピーチの前段
高校要約文や意見文を自分で書いてから、それをリード・アンド・ルックアップで言う
個別指導で、確認テストの英作文を書いたあとに、書いた文を顔を上げて言わせる

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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