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英語教材ラボ

活動と指導法教室のことばと道具

絵カード(ピクチャーカード・フラッシュカード)

えかーど・picture cards / flashcards

語や表現を絵で示したカード。文字を見せずに意味と音を結びつける道具で、素早く見せる使い方をフラッシュカードと呼ぶ。

絵カードとは、語や表現を絵で示したカードのことで、文字を見せずに意味と音を結びつけるために使います。フラッシュカードは、素早く見せて反応させる使い方から来た呼び名です。出どころ、導入・練習・活動の3場面での使い分け、黒板に貼る大判と手元の小判、絵カードのゲーム、文字カードとの組み合わせ、絵で意味が決まらない語の扱い、小学校・中学校・高校・塾での違いまでまとめました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

ひとことで言うと

絵カードは、apple や「走る」のような語や表現を、文字ではなく絵で示したカードです。文字を読めない段階でも、絵を見て音を聞けば意味と音が結びつくので、小学校の外国語の中心の道具になっています。フラッシュカードは、カードを素早く見せて瞬時に言わせる使い方から来た呼び名で、同じカードを使います。

出どころ

英語教育の道具として古くからあり、学習指導要領の本文にある語ではありません。小学校の外国語では、文部科学省の教材や検定教科書に絵カードのデータが付属していて、指導書が使い方を示しています。中学校でも、新出語の導入と帯活動で使われます。

授業での実際の使い方

同じカードを、3つの場面で使い分けます。

場面使い方先生が言う言葉
導入黒板に貼りながら音を聞かせる。1枚ずつ、3回言う「見て、聞いて、言って」
練習素早く見せて言わせる(フラッシュ)。速さを上げる。裏返して覚えているか確かめる「速く」「今度は裏から」
活動手元の小判のカードで、ペアの情報の差を作る(相手のカードを当てる・ほしいカードを集める)「相手に見せないで」

黒板用の大判(A4)は導入と練習に、手元の小判(名刺大)は活動に使います。文字カードを別に用意して、絵→音が定着したあとに絵と文字を並べると、文字への移行がなめらかになります。絵で意味が決まらない語(because・already)には絵カードは向かず、場面の絵や身ぶりで扱います。

よくある誤解

  • 絵カードは小学校だけの道具ではありません。中学校の新出語の導入と、帯活動のパターンプラクティスで、文字を見せずに言わせる場面に効きます。
  • 見せて言わせるだけが使い方ではありません。手元のカードで情報の差を作ると、言語活動の道具になります。
  • 絵が上手である必要はありません。線画のほうが、余計な情報がなく、語の意味に集中できます。

校種別の違い

校種扱い
小学校中心の道具。教科書付属のカードと、単元まるごとパックのカード
中学校新出語の導入、パターンプラクティス、帯のゲーム。文字カードと組み合わせる
高校写真や図の提示として。語彙は文字が中心になる
英語教室の低学年で中心。個別指導では単語カード(文字と意味)が代わり

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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